柚香光の明るく楽しい千秋楽カーテンコール(花組『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』千秋楽)

昨日8月13日に花組宝塚大劇場公演が千秋楽を迎えました。
ライブ配信もありましたが、残念ながら私は観ることができず。

SNSでの皆さんの感想やレポートを見ながら、今日のタカラヅカニュースで見るのを楽しみにしておりました。

花組 宝塚大劇場公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』千秋楽の様子

千秋楽のダイジェスト映像は初日の映像では見られなかった場面が多くて見応えがありました。
とくにお芝居の『鴛鴦歌合戦』では客席の笑いが起こる場面が多く、れいちゃん(柚香光)演じる礼三郎の客席降りの場面も流れて。
ドタバタの立ち回りもすごく面白そうで、観劇する日が楽しみになりました。

ショーの『GRAND MIRAGE!』ではれいちゃんの「千秋楽!!」っていうアドリブもあり、退団者のソロの場面では客席から温かい拍手が起こっていて。
衣装もセットもものすごく華やかで、素敵なショーだな〜と思いながら見ていました。

退団者へのお花渡しでのハプニング

この公演での退団者は航琉ひびき和海しょう春妃うらら3人でした。

その退団者へのお花渡しでハプニングが起こったそうです。
昨日のライブ配信を観ていた方たちがリアルタイムでそれを実況していて。

キョンさん(航琉ひびき)への同期からのお花渡しは宙組のキキちゃん(芹香斗亜)が来たんですが、なんと組長のあおいさん(美風舞良)がキキちゃんの名前を間違ってしまったそうです。

「宙組の永久輝せあさんです」
って言ってしまって、言ったご本人は間違いに気づかないまま、笑いながらキキちゃんが花束を持って舞台上に出てきたそうで(笑)

そこで気をきかせたれいちゃんがあおいさんの側に駆け寄って耳元でこっそり間違いを教えたそう。
それで即座にあおいさんは土下座して謝り、もう一度やり直すことになったんだとか。

予想通りタカラヅカニュースでは間違ったくだりはカットされてしまってましたが、組からのお花をれいちゃんが渡すところでキョンさんと2人であおいさんの方を見て笑っているのは流れました。
一旦袖に引っ込んでもう一度お花を持って出てきたキキちゃんもキョンさんと一緒にクスクス笑っていました。

これ、タカラヅカニュースだけを見たらどうして笑っているのか分からなかったと思いますが、劇場やライブ配信で目撃した皆さんのおかげで事情を知ることができて、笑いを共有することができてよかったです。

あおいさんはこれからの組の予定を紹介するところでも、れいちゃんのコンサートの日程を言うところで言葉に詰まってしまったそうです。
そのことで、れいちゃんの退団が決まっていて、それを思ってあおいさんは涙ぐんだんじゃないかという憶測が流れていました。

でもこの名前言い間違い事件で、あおいさんはお疲れだったんだな〜という意見が多数出て、れいちゃん退団疑惑は収束したようです(笑)

柚香光の千秋楽のご挨拶

れいちゃんの千秋楽のご挨拶はまずは大劇場での公演を全日程無事にお届けできたことへの感謝の言葉から始まりました。
花組はここずっと公演中止になってしまってましたからね。

「暑い日の中連日足をお運びくださり、温かなお言葉が聞こえてくるような拍手で大劇場を包み込んでくださったからと感謝しております」

と観客への感謝の気持ちを述べていました。

「7月7日の七夕から始まり、梅雨の中を駆け抜け、紫陽花の季節を超えて、お祭りで街がにぎわう今の時期までお客様を笑い合いながら愛を歌うことができた」

ととても詩的な言葉で感謝の気持ちを表現したれいちゃん。
そして

「厳しい気候が続きますが、出演者一同健康に留意し、さらに心を一つに東京公演に向けて高みを目指して励んでまいります。東京公演も応援のほどよろしくお願いいたします」

と最初のご挨拶を締めました。

次のカーテンコールでは、『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』それぞれの魅力を語り、小柳奈穂子先生と岡田敬二先生へお礼の言葉を言っていました。
その後は専科から出演の京三紗さんと紫門ゆりやさんへもお礼を言って、

「お二人の朗らかな温かさで、私たち花組生、舞台でも袖でも心がずっとポカポカしておりました」

とお茶目な表情で言うれいちゃんが可愛いです。

「このメンバーで東京公演もさらにさらにさらにさらにお芝居もレビューも深め、エネルギーを増し増しにしてお届けしたいと思います」

とすっごい早口で噛みもせずに言うれいちゃんに感心させられました。
れいちゃんますますご挨拶が上手になりました〜

退団者からの一言への柚香光のお茶目な対応

恒例の退団者からの一言コーナーになって、

「それでは、卒業生の皆様とお話をしていきたいと思います」

と司会者のように嬉しそうに言うれいちゃん。
退団者のもう一言のこの場面ってどうしてもしんみりした時間になりがちですが、れいちゃんのこのお茶目な言い方ですっかり和んだのがすごいなって思いました。

春妃うらら

うららちゃんについては、お化粧前が隣で、朝一番のうららちゃんの「おはようございます」が五臓六腑に染み渡っていたと話すれいちゃん。

涙ぐんでいたうららちゃんもその言葉に笑顔になっていました。

和海しょう

一期上のしぃちゃんについては、音楽学校の頃からお世話になりありがとうございましたと言って、しぃちゃん(和海しょう)が一言言ったあとは

「しぃちゃん、それで大丈夫ですか?」

って言ったれいちゃん。
実はいつも「和海さん」としか呼べずに、命が尽きるまで「しぃちゃん」とは呼べないと言っていたそう。

「他組なんですが、同期の礼真琴瀬央ゆりあが「しぃちゃん」と呼んでいて、横で『私は絶対に呼べない』っていうくだりを50回くらいやってました」

と教えてくれました(笑)
もう一度「しぃちゃん」って呼んで、大羽根を背負いながらぴょんぴょんと軽やかに飛び跳ねながら照れまくるれいちゃん。
それを真似して同じように跳ねるキョンさんという図があまりにも微笑ましくて平和な世界でほっこりしました。

航琉ひびき

キョンさん(航琉ひびき)については、自分がお金持ちの役をする時はいつもキョンさんは執事の役でお家を守ってくださっていたと話すれいちゃん。
キョンさんも「(自分は)“れいちゃんの執事”だと思っていた」って『メイちゃんの執事』みたいに言ってたのがおかしくて。

そのキョンさんが「長年(宝塚に)いたけれど、辞めるのははじめてなので」と言っていたのがまた面白かったです。
たしかにみんなそうですね〜
たくさんの退団者を送り出してきたけれど、いざ自分が辞めるのははじめてのことなので、いろいろ不安なこともありますよね。

でも人生で一番たくさんの人に支えられてきたことを感じた日だったと話すキョンさんの言葉が胸にしみました。
組のみんなを呼んだ後は、「ひとこ(永久輝せあ)のセリフをお借りしますね」と断ってから

「皆様と過ごせた公演期間、本当に幸せでございました!いや、重畳(ちょうじょう)!重畳!」

と楽しそうに叫んで場を締めたれいちゃん、カッコよかったです。

最後はやっぱり“花組ポーズ”

最後のカーテンコールでは、客席がスタンディングオベーションになっていたのを見て千秋楽恒例の“花組ポーズ”をやることになりました。

「それでは、まいります。花組〜!」
「サイコ〜!!」

と盛大に花組ポーズも終えて、最後は

「台風も心配されていますが、皆様に影響がないことだけを心から祈っております。皆様どうぞお気をつけてお帰りください」

とまたまた明るく言うので客席からも温かい笑いが起こっていましたが、カーテンコールの間中ずっと元気で明るいれいちゃんから元気をもらった気分でした。

タカラヅカニュースではいつもの通りカットでしたが、緞帳が降りた後も袖から出てきてくれて、ご挨拶した後ひょっこり袖から顔を出したりとひょうきんな様子を見せてくれたそうです。
最後までお茶目で可愛いれいちゃんでした。

  

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