月城かなと初めての大羽根背負っての月組大ジャンプ(月組 博多座公演 千秋楽)

月城かなとのCD「Applause TSUKISHIRO Kanato」と「Energy PREMIUM SERIES」ブルーレイの発売が発表されました。
これが出るということは、いよいよれいこちゃん(月城かなと)トップの時代が来たんだな〜と感慨深いです。

その月城かなと海乃美月新トップコンビのプレお披露目、博多座公演が千秋楽を迎え、タカラヅカニュースでその模様が放送されました。

月組 博多座公演『川霧の橋』『Dream Chaser-新たな夢へ-』千秋楽

先日10月30日にライブ配信で公演は観ることができたので、冷静な気持ちでダイジェスト映像を観られました(笑)

もっと見せてほしいな〜って場面はたくさんあったけど、一回観ているのでまいっかって感じでした(笑)

月城かなとの千秋楽ご挨拶

組長の光月るうさんから

「若棟梁、新トップスター月城かなとが皆様に千秋楽のご挨拶を申し上げます」

と紹介され、『川霧の橋』の幸次郎らしく「へい!」と返事して前へ出たれいこちゃん。
客席から温かい拍手が起きました。

「私たちが博多に来た時はまだ残暑が残る季節でございまして、それがあっという間に外も寒くなり、千秋楽まであっという間に駆け抜けた毎日でした」

「緊急事態宣言が明けたとはいえまだまだ不安が残る中、こうして公演が最後までできたというのは感染対策に力を尽くしてくださった劇場のスタッフの皆様と、それに協力してくださいましたお客様のおかげと心から感謝の気持ちでいっぱいでございます」

「今回学んだことを糧にこれからも精一杯精進して、良い舞台を作ってまいりたいと思います」

「皆様、本日まで本当にありがとうございました!」

と最初は実に真面目な、そしてトップスターらしいご挨拶でした。

「月組の絆とお客様の絆は切れない!」

今回『川霧の橋』でアドバイザーに入ってくださった剣幸さんに

「この『川霧の橋』という作品を通して出演者の皆んなとの関係を作りたい」

と相談したそうです。
そうしたら「絶対大丈夫だ」と言ってくださったそうです。

雪組から月組に組替えしてきて約4年半、月組の組子との関係をもっともっと深めたいという悩みがあるんでしょうね。
それを月組にずっといらっしゃった剣幸さんに相談して大丈夫だと太鼓判を押してもらったのは、本当に心強かったのではないでしょうか。

素敵なエピソードを千秋楽のご挨拶で披露してくれました。

ちょっと照れ笑いしながら

「今回の公演を通じて月組の絆もいっそう深まったかなと私は感じております」

と話したれいこちゃんを見て、『うん、うん、大丈夫、きっと深まっているよ』とうなずいておりました。

その後幕が上がって

「先程パレードに出る前にここのチェーンが急に切れまして…」

と上着の前を留めるチェーンが切れてしまったのを報告するれいこちゃん。
いったい何を言い出すのかなと思ったら

「お芝居で杉田屋のメンバーで『絶対に壊れない建物と絶対に壊れない絆は杉田屋だけ!』というスローガンを掲げていたんですよ」

「だから、チェーンが切れようが、月組の絆とお客様の絆は…切れない!」

と叫びました。
客席もそれを聞いて大きな拍手。
なるほど、それが言いたかったんですね〜

衣装のチェーンと月組とお客様との絆をかけたれいこちゃんらしい見事なご挨拶でした。

月城かなと、月組トップとして初めての大ジャンプ

最後にはスタンディングオベーションの客席。

「月組の絆と皆様との絆を確認したところで、千秋楽恒例の月組大ジャンプとまいりましょう」

と言ってる途中から客席からも笑いが漏れていました。

「月組バンザイのザイに合わせて飛んでいただければ、絆もより深まることと思います」

と説明したところで隣のおそらくちなつちゃん(鳳月杏)からでしょう、何かれいこちゃんに指示が来たようです。

「あ、あ、3階の人ほんと気をつけてくださいね。飛びすぎて降って来ないように、ね」

と言うので客席大爆笑。
もうずっと笑い声が絶えなかったですが、れいこちゃんの雰囲気が笑いを誘うんですよね〜

「では、行きますよ〜」

と言ったところで思い出して

「準備運動しなくちゃね」

と膝を上げたり下げたりと準備運動するれいこちゃん。
お客さんも周りの組子たちも大笑いです。

そういえば龍真咲さんの時でしたっけ?小池修一郎先生から膝を曲げてからジャンプしないとってダメ出しがきたんでしたね〜
それからかな?ちゃんと膝を曲げてからジャンプするようになったのは(笑)
準備運動やりながら

「私こういう衣装でジャンプするの初めてなんです」

って。
そりゃトップになって初めて大ジャンプするわけですからね〜
大羽根を背負ってのジャンプは重くて大変だろうとは思います。
でも嬉しい大変さですよね。
そして

「月組!バンザ〜イ!」

と皆んなで大ジャンプ!
最後は

「皆様、千秋楽まで熱い声援を本当にありがとうございました〜」

で大盛り上がりのうちに終わりました。

月組大ジャンプの始まり

先日放送のあった花組・月組発足から100年の記念特別番組で、月組大ジャンプについて話題になった時にれいこちゃんは組替えしてくるまでその存在を知らなかったと話していました。

で、しれっと一緒に参加していたって(笑)

で、改めて始まりを光月るう組長に訊いたらちょっと中途半端な説明だったんですよね。
そのすぐ後の元月組トップの瀬奈じゅんさんのインタビューでちゃんとした説明がありました。

2009年の月組『エリザベート』の千秋楽に退団する榎登也さんが「幸せ過ぎてジャンプしたい」と言ってジャンプしたんでした。

そして、その次の大劇場公演で瀬奈さんと一緒に退団する遼河はるひさんが自分も皆んなとジャンプしたいと言い出して今のような大ジャンプをしたのが始まりです。

瀬奈さんはその後もそれが月組大ジャンプと呼ばれて続いていたなんて知らなかったと言ってましたが、そうやって伝統になっていくんですねって言ってました。

その月組大ジャンプをれいこちゃんもやったのを見て、れいこちゃんもこれで自分も月組トップの仲間入りだって自覚したんではないかなと思いました。

先日の剣幸さんとこだま愛さんとのトークを聞いていても、れいこちゃんはまだ自分が月組のトップ男役でいいんだろうか、皆んなとの関係をちゃんと築けるんだろうかと悩んでいる感じがあったように見えました。

それがこの博多座公演で『川霧の橋』と『Dream Chaser-新たな夢へ-』をやることで半分ではありますが月組の組子との絆が築けたという自信が生まれたんじゃないかな〜
そして、この月組大ジャンプをすることでその自信が確かなものになったんじゃないかなという思いになりました。
とっても嬉しそうにしているれいこちゃんを見て、本当によかったねと思いました。

次の大劇場公演は来年の元旦から

次は来年の1月1日から始まる宝塚大劇場公演です。

そこで月組生全員との絆をまた築いていくんですよね。

お芝居の『今夜、ロマンス劇場で』は大ヒット映画を原作としたロマンチックな作品。
ポスターのトップコンビ二人がとっても素敵で、楽しみな気持ちでいっぱいです。
『FULL SWING!』は月組久しぶりの三木章雄先生のショー。
大劇場でのお披露目となるこの二作品。

今から観劇するのが楽しみです。

  

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