4月22日に開幕した雪組宝塚大劇場公演。
彩風咲奈・夢白あや新トップコンビの大劇場お披露目公演であるとともに、109期生の初舞台公演とおめでた尽くしの公演となっています。
今日のタカラヅカニュースでその様子を見ることができました。
雪組 宝塚大劇場公演『Lilacの夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』初日
ダイジェスト映像を見て
『Lilacの夢路』
お芝居の『Lilacの夢路』は19世紀のドイツ、プロイセン王国を舞台に鉄道事業の設立を夢見る貴族ドロイゼン家の5兄弟の物語。
今年は小林一三先生の生誕150年の記念の年ということなので、鉄道産業の発展をテーマに取り上げたのはそういう関連もあるのかもしれませんね。
長男の咲ちゃん(彩風咲奈)をはじめ、あーさ(朝美絢)、そらくん(和希そら)、いちかくん(一禾あお)、かせきょー(華世京)が5兄弟で、事業を成功させようと力を合わせていくところが今の雪組を物語っているようでした。
この中に新人公演主演をしたことがないいちかくんが入っているのがなんとも嬉しいです。
前回の『蒼穹の昴』の本公演でも王逸という重要な役を任されていましたし、新人公演主演をしていなくても雪組の主要メンバーですよね。
そして、現在4番手の位置にいるあがちん(縣千)は鉄職人のアントン役で、このアントンも鉄道事業に欠かせない重要な役です。
そして、咲ちゃん演じる長男のハインドリヒとあやちゃん(夢白あや)演じるエリーゼとのロマンスも絡んできてと、とても宝塚らしい夢夢しいお話なんだろうなと思います。
衣装やセットなどの色遣いがとても華やかです。
5兄弟の衣装もあやちゃん演じるエリーゼのドレスも今までにあまり見たことのない柄で、それを見ているのも楽しいです。
稽古場情報や稽古場レポートなどで話題になっていた鉄職人たちのアクロバティックなダンスナンバーもチラッと見られましたが、そこも観劇するときも楽しみになっています。
『ジュエル・ド・パリ!!』
パリの名所や宝石がテーマとなった藤井大介先生のショーで、これまた衣装もセットもパステル調ですご~く華やかです。
109期生の初舞台公演なので初舞台生ロケットがありますが、プロローグのすぐ後にあるのが新しい。
先日タカラヅカニュースでロケットのお披露目の様子が放送されましたが、衣装を着て踊るとまた全然違う印象で、すごく可愛らしかったです。
稽古場情報や稽古場レポートで見どころだと話されていた「びっくり和希」がずっと気になっていましたが、初日の映像で少しですが見せてくれました。
エジプトの場面でクレオパトラに扮してお腹を出して妖艶に踊るそらくん。
これは確かに「びっくり和希」です!
他にも話題に登っていた咲ちゃんが娘役をコレクションしているという場面はほんのチラッとだけ流れました。
もうちょっと見たかった(笑)
そしてこれも見どころだと話されていたカンカンの場面は、内緒なのか残念ながら見せてもらえませんでした。
観劇された方たちのツイートなどで、そのカンカンを踊った後にあやちゃんが息も乱さずソロで歌うのがすごいとの評判でしたので、そこも大いに楽しみにしたいと思います。
お衣装はどの場面のお衣装も素敵でしたが、とくにパレードでの咲ちゃん・あやちゃん・あーさの大羽根がパステルカラーのピンクとブルーを基調としていてとても素敵です。
そして大階段にズラッと並んだ初舞台生のミモザ色のお衣装も合わさって、色遣いが華やかで、その絵を見るだけでも幸せになれそうです。
彩風咲奈の初日のご挨拶
初日のご挨拶はまずは組長のにわさん(奏乃はると)から、この公演には専科から美穂圭子さんに出演していただいていること、りーしゃ(透真かずき)が副組長に就任したことの紹介がありました。
そして109期生の初舞台公演であることと、彩風咲奈・夢白あや新トップコンビの大劇場お披露目公演であることの紹介もありました。
あ、そうそう雪組にとっては今年はじめての大劇場公演であるとも言っていました。
本当にいろいろおめでたいことが重なった公演ですね。
そして咲ちゃんが初日のご挨拶をしました。
「初舞台生の姿を見てその輝きに胸が熱くなり、自分たちもうん年前に同じようにこの宝塚大劇場で始まりの時を迎えたのだと思うと、温かい気持ちで胸がいっぱいになり、背筋がスッと伸びるような気持ちになった」
というような話をしました。
そしてお稽古場で全員でもがき苦しみながらも楽しみながらお稽古してきた日々が最高に愛おしいと話した後、初日の幕が開けると自分たちに想像以上の喜びと感動を与えてくださるのはお客様だと。
そのあとも何度もお客様への感謝の気持ちを口にした咲ちゃんでした。
「花の道の桜は終わってしまったけれど、お客様の笑顔が満開に咲き誇っています。そして上には(初舞台生たちの)ミモザの花たちが満開に咲き誇って、ここは『花々の夢路』ですね」
とお芝居の『Lilacの夢路』をもじって言う咲ちゃんがさすがです。
もう一つ
「丁寧にスピードアップで公演を頑張っていきたい」
とこれもお芝居の中の言葉なんでしょうね~、それを使ってのご挨拶で締めました。
最後のカーテンコールでは、美穂圭子さんと今の雪組生と初舞台生と迎える初日は最初で最後だと。
「始まりの時っていうのはワクワクもするけれど、未知の場所に踏み出すのはすごく勇気がいることで、その瞬間にお客様とみんなと一緒に立ち会っているのだと思うと、幸せな気持ちでいっぱいになります」
「これからどんな出会いが待っているのか本当に楽しみでなりません。いつもこの心のときめきをくださるお客様、本当にありがとうございます」
とやはりここでも組の仲間たちのこととともに、お客様への感謝の思いを口にする咲ちゃん。
この初日のご挨拶ではお客様がいてくれることへの感謝の思いがいつも以上に大きかったんでしょうね。
本当に何度もお客様への思いを口にした咲ちゃんの初日のご挨拶でした。
私も観劇する日が待ち遠しいです
初日から観劇された方たちの感想でもかなり評判がいいこの雪組公演。
とくにショーは最初から最後まで見どころ満載で、あっという間に終わってしまう藤井大介先生らしいショーだそうで、大介先生のショーが大好きな私としては楽しみでなりません。
東京公演までまだまだありますが、観劇を心待ちにしたいと思います。
読んで頂き、ありがとうございました。
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