2022年の月組は元旦から新トップコンビの大劇場お披露目公演で始まりました。
月組は他の組と比べても比較的コロナの影響を受けず、順調に公演できていましたが、今年2つ目の大劇場公演『グレート・ギャツビー』でとうとう公演中止。
宝塚大劇場での公演はほとんどできませんでした。
私も雪組の『ODYSSEY』と宝塚大劇場の『グレート・ギャツビー』を観劇予定でしたが、移動の翌日に『グレート・ギャツビー』公演中止の知らせが届きました(泣)
2022年の月組の印象に残った出来事3つ
私は元月組トップスターの瀬奈じゅんさんのファンでした(今でもファンクラブ継続中!)
そのため、5組の中では月組に一番思い入れがあります。
今年も劇場での観劇、ライブ配信を合わせると最も多く観たのは月組でした。
暁千星、星組へ組替えの前に東上初主演
私にとって、2022年の月組の一番のニュースといえば、ありちゃん(暁千星)の星組への組替えです。
5月27日付で星組へ異動となりました。
その異動の前に初めての東上公演主演となった『ブエノスアイレスの風』が日本青年館ホールとシアター・ドラマシティで上演されました。
私はその日本青年館ホール公演を観劇しました。
実は2008年に旧日本青年館で柚希礼音さん主演の『ブエノスアイレスの風』を観劇したんです。
場所が変わったとはいえ同じ日本青年館で同じ演目を観ることができたのは、とても感慨深いものがありました。
同じニコラス役でも、ありちゃんのニコラスは柚希礼音さんとはまた違って、革命に身を投じた過去があっても元々エリートだったという育ちの良さを感じさせるニコラスでした。
一方で普段のありちゃんのキャラクターとギャップのある骨太さもあり、芝居の月組で育ってきたありちゃんの成長を感じました。
観終わった後にいい作品を観たな~と、生で観られて本当によかったなと思いました。
この『ブエノスアイレスの風』には雪組から組替えしてきたあみちゃん(彩海せら)が初めて月組生として出演していて、ありちゃんとあみちゃんが共演する貴重な公演でもありました。
『グレート・ギャツビー』の公演中止に遭遇
私にとって『グレート・ギャツビー』という作品はとくに思い入れがある作品です。
まずフィッツジェラルドの原作が大好きです。
映画もロバート・レッドフォード版とレオナルド・ディカプリオ版の両方が好きです。
井上芳雄さん主演の東宝版も観劇しました。
そしてなんといっても瀬奈じゅんさんのギャツビーが大好きなんです。
月組で再演されると発表になった時にはどうしても観たいと思いました。
東京宝塚劇場だけでなく宝塚大劇場にも遠征することにしたんです。
関西へ移動した翌朝、『グレート・ギャツビー』公演中止のお知らせが飛び込んできました。
初日が遅れに遅れてようやく公演が始まった矢先でしたから、もう残念でなりませんでした。
でもこればかりは仕方ないです。
その『グレート・ギャツビー』は東京でしっかり観劇しました。
『グレート・ギャツビー』が初めて大劇場での一本もの作品となりました。
新たに加えられた場面もいくつかあり、なんといっても大きな舞台で大人数で、そして舞台セットも大掛かりで、全く新しい『グレート・ギャツビー』でした。
れいこちゃん(月城かなと)のギャツビーも繊細なお芝居で素晴らしかったです。
またもう一つ大好きな『グレート・ギャツビー』が増えました。
鳳月杏の存在感を実感
『グレート・ギャツビー』でのトム・ブキャナン役をちなつちゃん(鳳月杏)が演じたことも大きかったと思います。
杜けあきさん主演の初演も瀬奈じゅんさん主演の再演も2番手の役はニック・キャラウェイでした。
2022年版で2番手のちなつちゃんがトムを演じたことでトムの比重が大きくなり、作品に深みが出ていたように思います。
れいこちゃん(月城かなと)がトップになってから、ちなつちゃんは上級生2番手としてれいこちゃんを支えています。
『今夜、ロマンス劇場で』の俊藤龍之介も『Rain on Neptune』のトリトンもちなつちゃんでなければできない役でした。
そのちなつちゃんの存在感をさらに感じたのが11月から12月にかけて上演された『ELPIDIO』です。
私もライブ配信で観ました。
シリアスな芝居とコミカルな芝居を緩急つけて演じる匠さが観ていて心地よかったです。
主演としての存在感がピカイチでした。
この作品をライブ配信ででも観られて本当によかったなと思いました。
ゆりかちゃん(真風涼帆)の退団やマイティー(水美舞斗)の専科への異動など「次」に向けての動きが始まっている組もあります。
しかし、月組はまだしばらくれいこちゃんトップで、ちなつちゃん2番手、おだちん(風間柚乃)3番手という体制で観ていたいな~と思います。
読んで頂き、ありがとうございました。
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