『RRR』の原作映画を観ました。宝塚版への期待が猛烈に高まりました

今さらという感じですがw、ようやく『RRR』の原作映画を観ました。
3時間という時間がネックになっていたんですがやっと年末の休暇に入りましたし、星組公演が1月5日から始まるので、このタイミングで観ておかねばと思いまして。

3時間の映画でしたがほんとあっという間でした。
評判通りの面白さでした。

でもこの映画をどういう経緯で宝塚でやろうということになったんでしょう?
それが知りたくなりました。

まあ、そうは言ってもナートゥダンスの場面や歌の場面もけっこうあって、そういう場面は宝塚向けではあります。
そして、この熱い熱い『RRR』は今の星組でしかできないだろうなというふうに思いました。

『RRR』登場人物、宝塚版配役への期待

映画の前に宝塚版の配役をチェックして『RRR』に臨みました。

宝塚版はかなり変わるのでしょうが、それでも各登場人物が私の中ではタカラジェンヌとだぶって見えてしまう場面もありました。
「あー、こっちゃん(泣)!」「ありちゃん、お願い!」「なこちゃん、可愛い」などなど…(笑)

原作映画として面白いというのはもちろん、宝塚版を早く観たい気持ちが高まりました。

ビーム(礼真琴)

イギリス総督にさらわれた少女マッリを救い出す目的のために、あらゆる手段を使ってやり遂げようとする男の中の男という感じのビームはこっちゃん(礼真琴)にぴったりです。

映画ではラーマの方がヒーロー感が強いと感じましたが、宝塚版は『~√Bheem~(ルートビーム)』というサブタイトルが付いているので、かなりアレンジがされるものと思います。

そして、映画のビームはヒゲモジャであまりイケメンな感じはないですが、こっちゃんのビジュアルはヒゲはなくスマートで衣装もカッコいい!
映画のビームのイメージとはだいぶ違うのも面白いです。

ジェニー(舞空瞳)

インド総督のスコットの姪ジェニーは、あの非道な叔父さん叔母さんの元でよくあんなに優しくまっすぐな女性に育ったなと感心しました。

その美しさと優しさにビームが惹かれます。
ここは、なこちゃん(舞空瞳)盤石です(笑)

そして終盤では大事な役割も担ってくれます。
この場面はとても大事なのに、映画ではさらっと。
すでに二人がこっちゃんとなこちゃんのトップコンビに見えてる私には、これではちょっと物足りません。(笑)
宝塚版では大いにアレンジをお願いしたいところですw

ラーマ(暁千星)

ビームと友情を分かち合って兄弟のような関係になるも、自らの使命のためにビームを裏切ることになるラーマ。

最初からちょこちょこと何かがあるんだろうなという伏線が見えてましたが、あんなに壮大な使命があったとはという感じでした。
ビームを裏切るところはなんて酷いと思っちゃいましたが、それも背景が明かされると納得せざるを得ません。

ラーマはもっとビームを信頼して話してほしかった。
ありちゃん(暁千星)ならきっとこっちゃん(礼真琴)に話してくれるでしょう。
いや、宝塚版でもそこは無理か…

だとすると、どうなるんでしょう…?
映画版より宝塚版のほうが胸が痛くなりそうです。

でもラーマが苦悩する様もカッコよくて、ありちゃんにこの役は合うでしょうね〜

髭面だけどイケメンで、イギリス人の女性たちがラーマを推すところは納得でしたよ。

宝塚版でもダンスバトルのシーンでジェニーの友人たちがきっとラーマを応援するんでしょうね〜

シータ(詩ちづる)

ラーマが故郷に残してきた恋人がシータです。
映画では後半はジェニーよりシータの方がヒロインポジションでした。

うたち(詩ちづる)がこの役なのは大納得です。
宝塚版ではだいぶ変わってくるとは思いますが。

ありちゃんとは初めての恋人役ですが、とってもお似合いなので今から2人の絡みが楽しみです。

ジェイク(極美慎)

映画でも登場はしますが、出番はほんの少しでただの嫌な奴だったジェイク。
ナートゥダンスのダンスバトルでは頑張っていましたが、しゅっとした感じでしんくん(極美慎)にもちょっと似てる気がするところにもイラっ(笑)

宝塚版ではジェニーの婚約者という設定がプラスされて、役の重要度が増すようです。

美貌も経済力も何もかも持っている男という設定らしいです。
ほんと嫌みな役のしんくん(極美慎)を見るのも楽しみです。

悪役達

総督スコット(輝咲玲央)

ビームとラーマの敵であるイギリスのインド総督のスコットは、これでもかというくらい悪辣非道でした。
レオさん(輝咲玲央)は合いすぎてます(笑)

『柳生忍法帖』の加藤明成や『モンテ・クリスト伯』のダングラール以上の悪役ですよね。

スコットの妻キャサリン(小桜ほのか)

そしてスコット総督に輪をかけて悪辣非道なのが妻のキャサリン。
小桜ほのかちゃんが演じます。

ほのかちゃん(小桜ほのか)はヒロインキャラの多かった娘役さんですが、研9になってこういう役も期待できる娘役になりましたね。
ほのかちゃんが「もっと血を流させろ!」なんて言うところを見るのが楽しみです。

スコットの部下エドワード

もう一人スコットの部下でこれも嫌〜な役のエドワードはちゃりおくん(碧海さりお)。
普段すごくいい人そうなちゃりおくんのこういう役も見ものです。

『RRR』のこの場面、宝塚版に期待

映画ではとても舞台化は難しいと思われる場面もあります。
しかし、そのまま移植する必要はありませんよね。人間ドラマとして、十分に面白いです。
とは言え、ここはどうなるんだろうと期待せずにはいられない場面もあります。

ナートゥダンス

この映画で見どころの場面となるのがやっぱりナートゥダンスの場面です。

インド映画はこういう大勢で歌って踊る場面が欠かせませんが、宝塚でもこういう場面は真骨頂ですよね。
最も宝塚の強みが発揮される場面になるのではと期待しています。

それにしてもめちゃくちゃハードそうなダンスでしたが、これをこっちゃん(礼真琴)やありちゃん(暁千星)、星組のみんなでやるのかと思うと今から楽しみでなりません。

振付の御織ゆみ乃先生が映画から振り起しをしたそうで、スカナビTALKや稽古場情報などでもものすごい見どころの場面だという話でした。

先日タカラヅカニュースで少しだけナートゥダンスの場面が流れて、俄然楽しみになりました。

なこちゃん(舞空瞳)演じるジェニーがビーム(礼真琴)とラーマ(暁千星)のサスペンダーをペチンとするところは映画と同じでした!

映画を見ると、ビームとラーマだけでなく、ジェニーやジェニーの友人の女性たち、招待客の男性たちも一緒に大勢で踊っていたので、星組生みんなで盛大に踊って歌う場面になりそうで楽しみです。

戦いの場面

『RRR』の半分以上は戦いなどアクションの場面だったと思います。
これを舞台でいったいどうやるのかなという感じです。

ビームとラーマが出会うシーンもすごかったですが、配役に魚釣りの少年があるところを見るとあの場面もあるみたいです。
どうするんだろう…?

稽古場情報などによると、2人が戦う場面は布を使った水のコロスと炎のコロスのダンスで表現するようです。

また、動物も出てくると言っていました。
虎や狼や鹿などがいっぱい出てくるシーンの再現もありそうで、いったいどんな風にあれをやるのかめちゃくちゃ楽しみです。

初日が1月1日から1月5日になったので、初日の模様は1月6日のタカラヅカニュース総集編で放送されるのかなと思います。
いったいどんな舞台になっているのか今から待ち遠しいです。

  

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