舞空瞳と白妙なつが語る星組 『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』東京公演の見どころ(稽古場情報)

いよいよ星組東京宝塚劇場公演が明日初日を迎えます。

愛ちゃん(愛月ひかる)の退団公演なので、始まってしまうともうすぐに愛ちゃんの卒業の日が来てしまいます。
それだけに複雑な気持ちでいっぱいなのですが、評判のいいこの公演をやっと観ることができるので、楽しみな気持ちもいっぱいです。

星組 東京宝塚劇場公演 『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』稽古場情報

今週タカラヅカニュースでは星組 東京宝塚劇場公演の稽古場情報が放送されました。
出演はトップ娘役の舞空瞳と、副組長の白妙なつです。

『柳生忍法帖』の見どころ

まずは二人でお芝居の『柳生忍法帖』の見どころを語ってくれました。

舞空瞳、愛月ひかるとのお芝居が初めて

なこちゃん(舞空瞳)は退団する愛ちゃん(愛月ひかる)と直接言葉を交わしてお芝居をするのがなんと初めてなんだそう。

そういえば愛ちゃんが星組へ来てからの作品で、二人がお芝居で絡むところって全くなかったですね〜
『ロミオとジュリエット』では愛ちゃんがティボルトの時も、いとこ同士とはいえ言葉を交わすシーンはなかったです。

それが退団公演にして、初めて親子の役で一緒にお芝居できて幸せだな〜ってなこちゃんは思っているそうです。

“親子”っていうシーンはあまりないけれど、愛ちゃん演じる銅伯がなこちゃん演じるゆらに乗り移る場面があるので、気持ちを一つにしたいと思ってやってるんだそう。

その銅伯がゆらに乗り移るシーン、タカラヅカニュースなどで少しだけ見ましたが、なかなか面白い場面に見えました。
劇場で生で観るのが楽しみな場面の一つでもあります。

礼真琴の十兵衛がカッコよくて素敵♡

この作品は戦う女性たちの物語で、女性が男たちの道具にされて悲しい思いをしたこの時代に、その悲しい思いをした女性たちが敵を討とうと奮闘するお話。

その敵討ちにはこっちゃん(礼真琴)演じる十兵衛の手助けが絶対に必要なわけで。
十兵衛はちょこちょこと、そんなことまでやってくれるの?ということまで助けてくれるんだそう。
その十兵衛が本当に優しくてカッコよくて素敵なんですって。

観劇された方のツイートなどで、そのことはたくさん目にしました。

なつさん(白妙なつ)のおすすめポイントは、プロローグの前に十兵衛が「ことごとく死んでいただきましょう」と言ってから曲がドーンと入るところだそうで、「お〜〜」と鳥肌が立つんだそうです。

なこちゃんもそこは袖で聞いていてゾクゾク〜っとくるそう。

なこちゃんはゆらとして十兵衛の言葉を聞いて「こんな考えの方がいらっしゃるんだ」と心に響いて吸い込まれていくって。

その後もゆらが生地獄で十兵衛を苦しめるところでも、自分の命をかけても女性たちを守る心の大きさに胸を打たれて涙が出そうになるんだそうです。

そういう十兵衛の器の大きさや優しさが観ているお客さんの心に響くんでしょうね〜
そこはとっても見どころのようです。

気になるゆらと虹七郎の関係性

観劇された方のツイートを見ていて気になっていたのが、ゆらとせおっち(瀬央ゆりあ)演じる漆戸虹七郎との関係性でした。

ゆらが倒れていると助けてくれたりと、「おゆら様」といつも近くにいてくれる存在だとか。

幼馴染だったとか、昔は恋仲だったとか、いろんな解釈をしている人が多くて、きっと作品中では明確には描かれていないんですね〜

それを見越してか、なつさんが「皆さんも気になるポイントではあると思いますが」となこちゃんに話をふってくれました。

なこちゃん曰く、少女の頃は虹七郎にたくさん助けてもらって心惹かれていた部分はあったんじゃないかな〜と思うって。

でも「今の関係性はお客様のご想像にお任せします」だそうです。
な〜んだ、そこのところを詳しく聞かせてほしかったんだけどな〜

しょうがない、そこは観劇して勝手に妄想することにします(笑)

『モアー・ダンディズム!』の見どころ

続いてはショー『モアー・ダンディズム!』の見どころについて。

プロローグはやっぱりカッコいい♡

幕開き、4色の衣装で男役娘役がずらっと並んで、盛り上がったところに上からこっちゃんがゴンドラで降りてくるのがカッコよくて…

その後愛ちゃんとなこちゃんも合流して皆んなで踊るわけですが、娘役もスーツにハットというのがテンションが上がるそうです。

ここは初演の真矢みきさんの『ダンディズム!』と同じ場面ですね。

あれは確かにすごくカッコよかったです

「ミッション」の場面も見どころ

プロローグの次の「ミッション」の場面はこの『モアー・ダンディズム!』で作られた新しい場面。

これまでの稽古場情報や稽古場レポート、NOW ON STAGEでも語られていましたが、とっても感動的なシーンなんですね〜

振り付けの謝珠栄先生が「身体表現も大事だけど、ドラマティックな曲に合わせてドラマをお伝えできるように」とおっしゃっていたそうで、思いが高まって踊りだすというのが素敵だなという場面になっているんだそう。

皆んなのエネルギーが溢れたこの場面も見どころだということです。

礼真琴の帽子を投げる双曲線が美しい

なつさん曰く「ハードボイルド」の場面でのこっちゃんが投げる帽子の描く線がきれいなんだそう。

なこちゃんも同意して「ことさんの帽子の投げ方と投げた帽子の線までカッコいい」とキュンキュンしておりました(笑)

この「ハードボイルド」の場面では、こっちゃんが真矢みきさんと湖月わたるさんの影を感じながらその場面を作っている感じが素敵だな〜って思うとなつさんがしみじみ言ってました。

初演の『ダンディズム!』の真矢みきさん、次の『ネオ・ダンディズム!』の湖月わたるさんの「ハードボイルド」の場面を思いながらこっちゃんはこの場面を作っていっているんですね〜
うん、素敵です。

デュエットダンスの幸せな空間

トップコンビのデュエットダンスがまた素敵でね〜と。

愛ちゃん(愛月ひかる)も一緒に出ていて、その愛ちゃんが二人を慈しむような目で見ていて、階段の上から二人を包んでいるように温かい歌声で歌っている。

その歌声に合わせて二人が踊っているというのが本当に幸せな空間なんだそうです。

この3人の場面を観られるのもこの東京公演が最後なんですね〜
それは心して観ないといけません!

観劇の日が待ち遠しいです

お芝居もショーも見どころ満載なこの公演。

星組生たちにとっても久しぶりに全員そろってできる公演でもありますし、愛ちゃんはじめ7名の退団者と最後にできる公演なので、大切に見守りたいです。

私が観劇するのはもう少し先ですが、とっても楽しみにしています。

  

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