昨日のライブ配信の余韻もまだ残っている瀬央ゆりあ主演の『ザ・ジェントル・ライアー 』ですが、あっという間に明日もう千秋楽を迎えます。
公演期間が1週間と短いので仕方がないのですが、千秋楽まであとわずかという今になってようやく突撃レポートが放送されました。
星組 KAAT神奈川芸術劇場公演 『ザ・ジェントル・ライアー 』突撃レポート
出演は主演のアーサー役を演じたせおっち(瀬央ゆりあ)と、アーサーの親友ロバートを演じたあかちゃん(綺城ひか理)、そしてMCは代役として見事にチーヴリー夫人を演じたりらちゃん(紫りら)の3人です。
瀬央ゆりあと綺城ひか理の掛け合いについて
せおっち演じるプレイボーイのアーサーと、あかちゃん演じる理想の夫であるロバートは大親友ということで、二人でガッツリお芝居をするシーンもたくさんあります。
せおっちが、会話劇なのでけっこう難しい掛け合いもあるけれど、前回の大劇場公演『モア・ダンディズム!』で3ヶ月間二人でタンゴを踊った絆もあって、お互い安心感があると話していました。
同じことをNOW ON STAGEであかちゃんが話していました。
あかちゃんは
「瀬央さんがおっしゃることってすごく自分も共感できることが多くて、考えが似ているのかなと思っていた」
と話していました。
「おこがましいんですが」とか「すごく厚かましいんですが」とあまりに恐縮しながら言うので笑っちゃいましたが(笑)
意外なことに二人がここまでガッツリお芝居をするのってはじめてなんだとか。
まあ言われてみればあかちゃんが花組から星組に来てから、同じグループだったことはあってもあまり絡むシーンはなかったですね〜
でも今回はお互いに身を委ねてお芝居をしていると、すごく楽しそうに話していたのが微笑ましかったです。
好きな場面は
せおっち(瀬央ゆりあ)が好きな場面はプロローグと一幕最後の場面だそう。
プロローグはこれから物語が始まるんだというゆめゆめしい感じがいいそうです。
一幕最後の場面は皆んなが出てきて、全員の関係性が描き出されるとても宝塚らしい場面で好きなんだとか。
たしかに、あそこのせおっちのソロもすごくよくて、これからどうなっていくのかなとザワザワさせられる素敵な場面でした。
あかちゃん(綺城ひか理)が好きな場面は一幕のアーサーの深夜のパーティーの場面と、二幕のアーサーの屋敷でのアーサー、ロバート、チーヴリー夫人の場面だそうです。
あそこは舞台に来て一番お客様の反応で変わった場面だとか。
客間にチーヴリー夫人が隠れていて、その後丁々発止がある場面のことでしょうね〜
お稽古場ではシーンとしていたのに、舞台に来てお客様の反応があまりにあったので二人ともすごく動揺してしまったそうです(笑)
お客様が入ってはじめて作品が出来上がるという見本のような話ですね〜
たしかにあの場面は観ていてかなり面白かったです。
フィナーレの見どころ
この作品はかなりフィナーレが付いていました。
まずあかちゃんが真ん中で男役を引き連れて踊る場面から始まりました。
せおっちは後から出てくるのでそこを袖で見ているそうです。
「(あかちゃんが)カッコいいぞ」
とせおっちがほめるのに対して
「ほんとやめてください」
と照れるあかちゃんにまたせおっちが
「やめないぞ」
と言うやり取りが微笑ましい。
あかちゃんは毎回途中からせおっちが出てきてくれてホッとしているそうですが、そんな風には見えない堂々とした真ん中での踊りっぷりでしたよ。
長いフィナーレナンバーの中で色がどんどん変わっていくのがやっている方も楽しいので、観てくださっているお客様はもっと楽しいのではないかと言ってましたが、たしかに1曲の中でもいろんな表情がある楽しいナンバーでした。
そしてせおっちは小桜ほのかちゃん、水乃ゆりちゃん、詩ちづるちゃんの3人の娘役さんと次々に組んで踊るのですが、そこも見どころですね。
あかちゃんは自分の奥さんの小桜ほのかちゃんがせおっちと踊るのでちょっとジェラシーを感じるらしいですが、「しかたない、我慢しようと思って見ている」そうです(笑)
作品同様楽しい突撃レポートでした
お芝居の中でのアーサーとロバートの掛け合いのように、とっても仲の良い二人のトーク、そしてせおっちと同期のりらちゃんならではのやり取りも楽しい突撃レポートでした。
最後はあかちゃん(綺城ひか理)から
「お客様に観ていただく機会は少なくなってしまったけれど、ちょっと窮屈な思いをしている皆さんにこの空間だけはハハハと笑える時間を味わっていただきたい」
そしてせおっち(瀬央ゆりあ)も
「この時代だからこそ、このご時世だからこそこの作品を観て、皆様の心がホッとやわらいて、そして笑って免疫を上げていただけたら嬉しいです」
と意気込みを語っていました。
あと明日の2公演で終わりますが、千秋楽まで楽しく明るく完走できますよう祈っています。
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