雪組は現在3つに分かれて公演していますが、3つ目のバウホール公演『39 Steps』も4月24日に初日の幕が上がりました。
5月5日まで、12日間という短い公演期間ですが、24日に放送されたNOW ON STAGEやタカラヅカニュースで流れた稽古場映像を見てもとても明るくてポップな作品のようです。
主演の専科のかちゃ(凪七瑠海)も雪組のみんなと和気あいあいと楽しくお稽古ができていたのがとても伝わってきました。
今日のタカラヅカニュースでは初日の様子を見ることができました。
雪組 宝塚バウホール公演『39 Steps』初日の様子
ダイジェスト映像を見て
ダイジェスト映像ではあのポスターの衣装を着たかちゃ(凪七瑠海)演じるリチャード・ハネーがミュージックホール「アリアドネ」にやってくるところから流れましたが、ここからもうすごくおしゃれでカッコいいです。
その後ハネーは殺人事件の犯人に間違われて、ひまりちゃん(野々花ひまり)演じるアリスと共に自ら事件の真相を探ろうと奮闘するわけですね〜
ヒッチコックの映画にもなったサスペンスなので、演目が発表になった時にはもっとシリアスな作品なのかと思いましたが、ポスターの雰囲気やお稽古場映像を見てかなりコミカルな要素もあるポップな作品なんだと思いました。
初日の映像を見ても笑える場面が多くてすごく面白そうです。
まず印象的だったのがセットです。
『39 Steps』のモチーフともいえる階段が左右に分かれたり真ん中で一つに合わさったりと面白い使われ方をしているなと思いました。
あと不思議な国のアリスを思わせるような不思議な雰囲気もあります。
実際「不思議な国のアリス」をオマージュした場面もあるんですね〜
それと稽古場レポートで話されていたぺっぺ(紗蘭令愛)のビッグベン、なるほど~こんな風に表現されるんだ〜と感心しました。
稽古場レポートやNOW ON STAGEで話が出たかちゃの変装場面は秘密のようで、見せてはもらえませんでした。
ネット記事で写真が少し出ていましたが。
二幕のショー部分ではなんとかちゃの女役マタ・ハリの場面がありました。
稽古場レポートは話されてなかったのでネット記事で見てびっくりしましたが、さすがかちゃ、スタイル抜群で女役も見事にこなしていました。
それ以外は黒燕尾の男役群舞やひまりちゃんとのデュエットダンスで、カッコいい正統派の男役姿を魅せてくれていました。
凪七瑠海の初日ご挨拶
さすが研22、立派なご挨拶でした
雪組組長のにわさん(奏乃はると)から
「本作品主演は専科の凪七瑠海さんです」
と紹介されて、ちょこっとお辞儀したかちゃ、周りの雪組生達から「ヒュ〜」ってはやされて照れくさそうにしてました。
その後前に出てご挨拶を始めたかちゃ、この作品について軽く説明をしてから、お芝居とショーの二部構成になっていることについて、
「なんておしゃれな構成なんだろうとワクワクしながらお稽古に励んでおりました」
と楽しそうに話しました。
そして、お稽古が始まった時は肌寒かったけれど今では新緑の季節になり、あっという間に1ヶ月のお稽古が終わってしまったと。
最終日に、ちゃんと1ヶ月お稽古したはずなのに10日間くらいしか経ってないよね〜とみんなと話していた程なんだとか。
「でもそれくらい久しぶりに共演する雪組の仲間とのお稽古時間がとっても充実していたんだなと思っております」
って。
かちゃは雪組とは2022年の『蒼穹の昴』以来ですが、とてもいい関係を築けているんだなという感じです。
「初日が開いたということは千秋楽までもあっという間なのではないかと思っておりますが、この二度と戻ってこない仲間との時間を大切に、皆様にもワクワクしていただける舞台をお届けできるように出演者一同楽しんで舞台を務めたいと思っております」
「またのお越しを心よりお待ちしております」
ととても素晴らしいご挨拶でした。
さすがかちゃです。今年研22ですし、専科になってからも数回の主演を経験しているだけのことはある立派なご挨拶でした。
バンドと退団者を紹介
次のカーテンコールでは、舞台上で生演奏をしているバンドの皆さんを紹介。
コンダクター兼ピアノの上田先生は、この作品の作曲だけでなくお稽古ピアノも担当されていたそうで、フルでお世話になったそうです。
「後ろでいつも頼もしく、力強く支えていただいております」
とその上田先生を紹介するかちゃでした。
それから、この公演で退団する天音ことはちゃんを紹介して
「どうぞ最後までお見守りください」
と客席にアピールしてあげていました。
天音ことはちゃん、とても嬉しそうでしたね。
最後は“39ポーズ”と「ワクワク」で元気いっぱいに
最後のカーテンコールで幕が上がったら
「ありがとうございます。サンキュー、サンキュー、サンキューです」
と指で3と9のポーズをしながら「サンキュー」を連呼するかちゃ。
周りのひまりちゃん達も笑いながら同じポーズをやってました。
この“39ポーズ”がこの公演の定番になるのかな?(笑)
初日のこの日に初めてお客さんに観てもらってこの作品が出来上がったと感じ、千秋楽まで出演者それぞれがこの作品と向き合って深めていきたいという話をし、
「合言葉は『ワクワク』で」
と両腕で脇を締める仕草をしながら言うかちゃを見ながら周りの皆んなも同じ様にやっていました。
この「ワクワク」ポーズも定番?(笑)
「ワクワクしにこの劇場へ足をお運びくださいね。はいはいはい、日々ワクワクしていきましょう!はいはい、それでは本日は本当にありがとうございました!」
とカーテンコールを終えました。
このなんとも言えない余裕と貫禄がさすがのかちゃです。
一緒に舞台に立つ雪組生たちも楽しいでしょうね〜
千秋楽まで楽しく公演してほしいと思います。
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