昨日雪組公演の午前公演の中止と午後公演実施でかなり物議を醸したようですが、結局今日から10日までの公演が中止となりました。
昨日の午後公演は体調不良者にかなり無理をさせての実施だったのではと勘ぐってしまいます。
出演者たちがどうしてもやりたいと言ったのかもしれませんが、結局今日から休演せざるを得ない状況なのであれば、昨日の午後公演についても慎重に実施を考えてほしかったです。
退団者のことを考えると12日からの残り3公演はできればやってほしいとは思いますが、くれぐれも無理のないようにと思わずにいられません。
さて、星組のこっちゃん(礼真琴)は前回の大劇場公演『1789』が終った後約2ヶ月の休養に入っていましたが、今日のタカラヅカニュースに約3ヶ月ぶりに登場しました。
お正月からの大劇場公演『RRR 』『VIOLETOPIA』の稽古場情報で、組長のちぐさん(美稀千種)と楽しそうに公演について語るこっちゃんはとっても元気そうで安心しました。
星組 宝塚大劇場公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』『VIOLETOPIA』 稽古場情報
こっちゃん(礼真琴)は『1789』の後の別箱公演をお休みしていたので、その間の公演に関するコーナーやニュースには全く出ていませんでした(こっちゃんが留守の間に、宝塚ではいろんなことがありました…💦)
『RRR 』『VIOLETOPIA』のCM動画でビームの格好をしたこっちゃんは見ていましたが、こうやってがっつりトークする様子を見るのは久しぶりでほっとしました。
『RRR 』の見どころについて
まずはお芝居の『RRR 』の見どころについて2人で語りました。
今日公式サイトで人物相関図がアップされましたね。
私は実は原作の映画をまだ観ていないので、簡単なあらすじしかわかっていないのですが、この人物相関図を見ながらこっちゃんとちぐさんの話を聞いて少し内容が見えてきました。
今回の宝塚版は宝塚ならではの演出などがたくさん散りばめられているけれど、根本の筋書きや演出は映画に忠実なんだそうです。
こっちゃん演じるビームはインドのゴーンド族の守護者で、ちぐさん演じるバッジュはその村長。
イギリスのインド総督スコット(輝咲玲央)にさらわれた少女マッリ(瑠璃花夏)を救出するためにビームはデリーに潜入し、そこでスコットの姪ジェニー(舞空瞳)と出会う。
そしてその最中にイギリス警察の警察官ラーマと出会い、お互いの素性を知らないまま友情を育んでいくというお話です。
舞空瞳のジェニーについて
なこちゃん(舞空瞳)演じるジェニーは敵側の総督の姪ですが、ビームが思っていなかった優しさを持っている女性で、お互いに惹かれ合っていくという関係です。
国を超えて愛情で通じ合うというビームとジェニーの間柄を出していきたいとこっちゃんは話していました。
ポスターのコピーにあった「友情か?使命か?愛か?」の「愛」の部分ですね。
原作のポスターには「友情か?使命か?」しかなかったので、宝塚版では原作よりもビームとジェニーの愛の部分が濃く描かれるのかなと予想しました。
宝塚ですからね、トップコンビの「愛」の部分は大事です。
暁千星のラーマについて
「友情か?使命か?愛か?」の「友情」の部分を担うのがありちゃん(暁千星)演じるラーマですね〜
このラーマはジェニーとの恋の手助けもしてくれるそうですが、ラーマとの友情を育んでいくシーンは映画でも印象的な場面だったそうで、宝塚版でも見どころらしいです。
ちぐさんたちシンガーが映画の中でも流れた歌を歌って、2人が仲良くなっていく過程を盛り上げながら紹介していくんだそうです。
新キャラ、極美慎のジェイク
なこちゃん(舞空瞳)演じるジェニーにはジェイクという婚約者がいて、それは宝塚オリジナルのキャラだそう。
そのジェイクをしんくん(極美慎)が演じるということです。
何もかも持っていて美しくてスタイリッシュな男なんだそうで、しんくんにぴったりという気がします。
原作にない新キャラのジェイクの存在も面白そうです。
ナートゥダンス
『RRR 』といえばナートゥダンス!
映画は観たことない私ですが、このナートゥダンスの動画は何度も見ました。
見ながら『わ〜、これをこっちゃんとありちゃんが踊るの!?』とびっくりしました。
そのナートゥダンスを振付の御織ゆみ乃先生が新たに構成を作り直して振付けしてくださったそうです。
ちぐさん曰く映画のインパクトそのままだそうで、「こっちゃんたちにはインドの方の血が流れているの?と思うぐらいすごかった!」って。
こっちゃんは「ハードル上げないでくださいよ」なんて言ってましたが(笑)
はじめての振付が終わってから、こっちゃんとありちゃんが放心状態で長椅子に座っていたら、それを見たぴーすけ(天華えま)に「2人同じ顔してるよ」って言われたって。
それくらい大変なダンスらしいですが、でも最初の振付の時から素晴らしかったそうなので、お稽古が進んでもっともっと素晴らしいものになっていくのが楽しみです。
ウォーター・ファイヤーの演出
もう一つ宝塚版ならではの演出がウォーターとファイヤーの役があるところ。
配役表に「WATERRR男」や「FIRRRE男」というにがあって何の役なんだろうと思っていました。
映画でもそうですがビームが水、ラーマが炎というテーマがあって、それをそのウォーターとファイヤーの役の子たちがダンスで表現するんだそうです。
谷貴矢先生ならではの演出だな〜と思います。
宝塚の生の舞台らしい表現ですね、楽しみです。
『VIOLETOPIA』の見どころについて
ショーの『VIOLETOPIA』は指田珠子先生の大劇場デビュー作です。
『龍の宮物語』や『冬霞の巴里』の独特の世界観がショーでも大劇場のショーでも観られるのかととても楽しみです。
時代や国を超えて劇場の光と闇を描くレビュー作品ということです。
プロローグから不思議な感覚に包まれる、新たな星組を魅せられるショーだそう。
この『VIOLETOPIA』についてもいくつかの見どころを教えてくれました。
サーカスの場面のヘビ
サーカスの場面というのがあって、そこではこっちゃんはなんとヘビの役だそうです。
しんくん(極美慎)が座長をしている移動式のサーカスで、そこにいる旅芸人たちも不思議な人たちとのこと。
こっちゃんは妖しくしなやかなヘビなんだそうで、そのヘビが可哀想だとなこちゃん演じる村人の娘が救い出そうとしてくれんだとか。
そこでこれまで経験したことがない人間とヘビの心の通じ合いが生まれるって。
でもそれを許さないしんくんの座長というなんとも切なく激しい場面となるようです。
中詰の客席降り
そんな妖しい場面がいろいろある中で、中詰は明るい場面で、なんと!今回の星組も客席降りがあるそうです。
前回の『1789』から客席降りが復活しましたが、『1789』ではお芝居の中で客席の通路を通るだけでしたからね〜
その後の他の組ではショーで客席降りが毎回あって、すごく楽しい場面となっているので、星組でもあるのは嬉しいです。
それもただ客席に降りるだけでなく、客席をかき乱していくなんて言っていました。
「皆様、覚悟しておいてください」という程らしいので、それはいやが上にも期待が高まります。
フィナーレナンバー
フィナーレナンバーも新しい感じになりそうです。
今回初めて大階段の振付をされる湊先生が新しい大階段の使い方をしているんですって。
近未来的で衝撃的らしいです。
で、その場面のみんなのビジュアルも衝撃的なんだとか。
う〜ん、それは早く知りたいような、観劇するまで知りたくないような。
とにかくいろいろ見どころがたくさんで楽しみなショーとなりそうです。
月組の『万華鏡百景色』が栗田優香先生の大劇場デビュー作のショーで、すごく意欲的で独創的なショーでした。
栗田先生と指田先生お二人の作品の世界観がすごく好きなので、この『VIOLETOPIA』もかなり期待しています。
そして、休養を経て舞台に立つこっちゃんがどんなすごいものを見せてくれるのか、それが本当に楽しみです。
読んで頂き、ありがとうございました。
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