礼真琴と美稀千種が稽古場で『1789』の見どころを語る(稽古場情報)

今日のタカラヅカニュースで星組『1789』の稽古場情報が放送されました。
なんと、今回は稽古場からの稽古場情報でした。

コロナ以降、スタジオでアクリル板パーテーションを間に置いたトークでしたが、今回はお稽古場でこっちゃん(礼真琴)と組長のちぐさん(美稀千種)が一つの稽古場椅子に座っていました。

ようやくここまで来たかとなんとも感慨深いです。

星組 宝塚大劇場公演『1789-バスティーユの恋人たち-』稽古場情報

こっちゃんとちぐさんの二人で星組大劇場公演『1789-バスティーユの恋人たち-』について、数々の見どころを語ってくれました。

瀬央ゆりあのアルトワ伯について

出演者の中でとくに気になるせおっち(瀬央ゆりあ)のアルトワ伯について。

フランス版や東宝版ではこっちゃん演じるロナンとアルトワ伯は絡む場面がないんですが、宝塚版では唯一「私は神だ」の場面で少しだけ絡みます。
貴族と農民という相対する関係性の二人です。

そのせおっちの組替えについてこっちゃんは

「なおちゃん(瀬央ゆりあ)とは過ごしてきた時間が長すぎて、(組替え)の実感が全然ない、考えたくないというところにまだいる

と言っていたのが印象的でした。
音楽学校時代からずっと一緒にいて星組で十何年も切磋琢磨してきたせおっちとの絆は外から見ているこちらにも深いものだろうなと思われます。

こっちゃんの「まだ考えたくない」という言葉が胸にグッときましたが、『1789』の公演の間一緒にいる二人の姿を見続けたいと思います。

専科の輝月ゆうまについて

そして専科から出演する同期のまゆぽん(輝月ゆうま)。
この公演では初演の時に新人公演で演じたペイロール役を演じます。

こっちゃんとは初舞台ぶりの共演となるということですが、音楽学校時代の95期の頼れるお兄さんという気質は変わっていないそう。

そしてこっちゃん曰く「これまで培ってきたものの大きさが体の大きさと相まってすごい迫力がある」そうです。

新人公演の時でさえ新人公演離れしたペイロールでしたが、それがこの8年の間に積み上げられてきたまゆぽんの経験値によって、どれだけド迫力のペイロールになるのかものすごく楽しみです。

ペイロールは物語の冒頭からこっちゃんのロナンとの濃い絡みがありますからね。
同期の二人が演じる敵対する役がどんな風になるのか見ものです。

退団する有沙瞳について

この公演で退団するくらっち(有沙瞳)についても話が出ました。
卒業公演となるとキラキラしているって。

今回のアントワネット役はくらっちの集大成で、アントワネットの曲にもあるように「全てを賭けて」るのが稽古場の段階からひしひしと感じられるそうです。

今回くらっちがアントワネット役なのは本当に嬉しいです。
ただ、退団はとても寂しいです。

月組ではトップ娘役の愛希れいかさんが演じていた役で、本当に退団前の集大成的な役になると思うので、この役にすべてを注ぎ込んでいる姿を見るのが待ち遠しいです。

楽曲について

『1789』といえばフレンチ・ロック、フレンチ・ロックといえば礼真琴です!

『ロックオペラ・モーツァルト』の時に作曲のドーヴ・アチアさんに『1789』の楽曲についてこっちゃんが熱く語ったと制作発表会の時に話していました。

それだけこっちゃんはこの『1789』の楽曲について並々ならぬ想いがあるようです。

そして今回の星組版のために書き下ろされた新曲「愛し合う自由」。

制作発表会でお披露目された曲ですが、この曲も静かな曲ながら壮大なテーマが織り込まれた大曲です。
二幕の序盤に、初演ではロナン、オランプ、アントワネット、フェルゼンの四重唱だったところがロナンのソロのこの曲に変更になるらしいです。

こっちゃん自身はすごく難しいと話していますが、制作発表会でもうすっかり歌いこなしている印象でした。

実際に物語の中で聴くとまた違った印象になるのかなと思うので、それも楽しみの一つです。

フィナーレについて

フィナーレの見どころについてもたくさん教えてくれました。

まず最初はこっちゃんが大階段で娘役に囲まれるところからスタートするそうです。
これまでそういう場面はこっちゃんはほとんどなかったんですって。
そういえば男役に囲まれている場面は多かった気がするけど、娘役に囲まれてるのは覚えがないかな~

ちょっと気になったのが、本編で使われなかったこれまでの『1789』の曲がフィナーレで使われるという話。
今回の星組版では全曲は使われないのでしょうか~?

だとしたら、ちょっと寂しいです。
『1789』の曲はどれも全部大好きなので…

カットされてしまう場面もあるということなのか、そこはちょっと注目していきたいところです。

そしてフィナーレの見どころといえば、こっちゃんとなこちゃん(舞空瞳)のデュエットダンスですね。

初演の月組版ではトップコンビはロナンとアントワネットだったので、お話の中とは違う関係性のデュエットダンスでした。
それが今回は本編の延長線上でちゃんとロナンとオランプのままで出てくるのがいいですね。

お父さん役のちぐさんとしても二人がデュエットダンスで結ばれるので、ここで本当に報われると言っていました。
デュエットダンス、すごく楽しみです。

 

8月27日にこの公演が終わると、こっちゃんは約2か月の休養期間に入ります。

先日行われた取材会で「今後もより良い舞台に挑戦するためにコンディションを整える時間をいただく」と話していました。

おそらく宝塚歌劇110周年もトップスターとして担うために、そして長く星組を率いていくために休養期間が必要だということだと思います。

「この期間も決して舞台にかける情熱が冷めることはない。必ずレベルアップして戻ってきたい」

と語ったこっちゃん。

きっとこの『1789』は休養する前の全力をかけて臨んでくれると思うので、ものすご~く期待しています。
観劇する日が楽しみでなりません。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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