今日宝塚の公式LINEからお知らせが来たと思ったら、なんと雪組シアター・ドラマシティ公演『心中・恋の大和路』の公演中止のお知らせでした。
本当に辛いお知らせです。
宝塚に限らずこういう公演中止の発表がある度に、いいかげんなんとかならないのかな〜と思ってしまいます。
こんな状況の中、星組の東京宝塚劇場公演は7月24日に無事に千秋楽を迎えることができました。
今日のタカラヅカニュースではその模様が放送されました。
『めぐり会いは再び next generation』『Gran Cantante!!』千秋楽ダイジェスト映像
『めぐり会いは再び next generation』
千秋楽ならではのアドリブも流れつつ、主な場面がまんべんなく映り、退団者3人の活躍する場面もしっかり見せてくれました。
とくにこっちゃん（礼真琴）演じるルーチェとてんてん（天寿光希）演じるユリウスの二人の場面と、なこちゃん（舞空瞳）演じるアンジェリークとはるこちゃん（音波みのり）演じるレオニードとの場面は胸が熱くなりました。
前日の前楽では、その場面の後こっちゃんが泣いてしまって歌えなくなってしまったと観た方がツイートされていました。
それほどこっちゃんにとっててんてんの存在は大きかったんですよね〜
『Gran Cantante!!』
ショー『Gran Cantante!!』でも冒頭に「千秋楽！」というアドリブが入るなど、千秋楽にしてさらに熱くなった舞台を見せてもらえました。
どの場面も本当に熱くて楽しい見応えのある場面でしたが、とくに退団者の3人がせりの上でライトを浴びて踊るシーンは胸が熱くなります。
星組東京宝塚劇場公演千秋楽の礼真琴
終演後、幕前で雪組へ組替えとなるさんちゃん（咲城けい）のご挨拶と、退団者3人が大階段を降りてご挨拶。
てんてん（天寿光希）への組からのお花渡しはもちろんこっちゃん（礼真琴）でしたが、てんてんに向かって長めに何か話した後、てんてんが「はい！」と嬉しそうに返事したのが分かりました。
ここからもうこの二人の絆の強さが垣間見えますね。
礼真琴の千秋楽ご挨拶
こっちゃん（礼真琴）の千秋楽のご挨拶は、まずは宝塚大劇場での休演に対してリベンジしたいと思って挑んだ東京公演が無事に全日程上演することができ、こころからホッとしているという話から始まりました。
それは公演に携わる全ての人の努力とパワーと、出演者たちの絶対に諦めない志と、そして劇場に来てくれるお客様の拍手と声援、最後に劇場に来られなくても応援してくれる皆さんのおかげと、感謝の気持ちを述べました。
そして、小柳奈穂子先生、藤井大介先生の愛が詰まった二作品を、大好きなメンバーで公演できたことが幸せだと話しました。
最後は
「この作品で学んだことを一人一人がこの先につなげていけるように、成長を止めずに、これからも前を向いて進んでまいりたいと思います。今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。本日は本当にありがとうございました」
と、とても晴れやかな表情で、力のこもったご挨拶でした。
退団者一言コーナー
恒例の退団者からの一言コーナーになって
「それでは、思いの丈を好きなだけ喋っていただきたいと思います」
とこっちゃん。
華雪りら
こりらちゃん（華雪りら）は
「ここで学ばせていただいたことと皆様に出会えたこと、私にとって最大の宝物です。本当にありがとうございました」
と笑顔で話し、こっちゃんは
「星組に来てくれてから、この美貌、と裏腹にものすごい関西弁で楽しませてくれる二面性のあるこりらに、さらにとりこになりましたよ」
なんて言うので、笑っちゃいました。
そうなんだ〜、スカイ・ナビゲーターズの時はほとんど関西弁は出なかったけど、そんなものすごい関西弁なんですね〜
確かにあのきれいなお顔からは想像がつきません(笑)
音波みのり
はるこちゃん（音波みのり）はれいれい（礼真琴）となこちゃん（舞空瞳）が踊っているのを見るのが大好きだったので、これからは一ファンになって客席から星組を応援したいと話しました。
そのはるこちゃんに対してこっちゃんは
「下級生の頃からずっとそばで引っ張ってくださって、それでも礼真琴がリードしているように見せてくださるんですよ〜、はるこさんは」
って。
こっちゃんより4期上のはるこちゃんですが、下級生でも男役がリードしているように見せられるって、本当に娘役の鏡ですよね。
こっちゃんが2番手時代に主演した全国ツアーの『アルジェの男』でははるこちゃんが相手役のヒロイン役でした。
「男役礼真琴をここまで育ててくださったはるこさんには感謝の思いでいっぱいでございます。本当にありがとうございました」
と締めました。
天寿光希
最後のてんてん（天寿光希）は
「美稀組長を中心とした礼真琴率いる星組を今後もどうぞよろしくお願いいたします！愛してるぜ〜！」
と叫びました。
こっちゃんはここでもう涙があふれそうになって、目元を指で拭いながら
「幕が降りてから思いの丈を伝えさせていらだいてよろしいでしょうか？」
なんて言い出しました(笑)
「もうあの、ダメです。だって何人の方が見ていらっしゃると思っている？」
と言いつつ
「本当にちひろさん（天寿光希）には…」
と言いかけてやっぱりグッときてしまって
「このあたりでやめていいですか？」
と涙をふきつつ「こういうことです(笑)」と笑わせにくるこっちゃん。
そして唐突に「皆さ〜ん」と皆んなを呼んで、泣いてるのをごまかすこっちゃんがなんとも愛おしい。
咲城けい（組替え）
その後は組替えするさんちゃん（咲城けい）を呼んで、
「さんちゃんは初舞台から星組で、星組の最終兵器みたいにずっと温めて温めていた子です」
「雪組でもっともっと熱く輝いてくれると思います。皆さんどうぞよろしくお願いします」
とさんちゃんをしっかり売り込んでいました。
大事な組子を送り出すのはきっと寂しいんでしょうね。
幕前でのご挨拶の時にさんちゃんも「星組魂を忘れず新天地でも輝きたい」と話していましたからね。
さんちゃんの雪組での活躍も見守りたいです。
星組パッション！
最後はスタンディングオベーションの客席を見渡して
「スタンドアップしていただいてありがとうございます。それではまいります」
と千秋楽恒例の「星組パッション！」を始めました。
礼「熱いぜ！」
全員「星組〜！」
礼「燃えろ！」
全員「星組〜！」
礼「進め！」
全員「星組〜！」
礼「星組〜」
全員「パッション！！」
と最高に熱い「星組パッション！」で千秋楽を締めくくりました。
宝塚大劇場では長い休演期間があったこの星組公演ですが、東京公演では無事に全公演完走することができました。
本当に今のこの状況では奇跡のようなことですね〜
雪組の『心中、恋の大和路』の青年館ホールでの無事上演と、次の星組全国ツアーとバウホール公演の無事上演を祈ってやみません。
読んで頂き、ありがとうございました。
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