月組『Rain on Neptune』ライブ配信、楽しすぎて体感5分でした!

今日は16時から月組舞浜アンフィシアター公演『Rain on Neptune』のライブ配信を観ました。

この公演はお芝居とフィナーレの2本立てですが、休憩無しの1時間50分。
でもあっという間に終わってしまって…
体感はわずか5分でした。

お芝居はSFファンタジー

この公演のタイトルは”ドラマティック・ショースペース『Rain on Neptune』”です。
公演解説には「芝居仕立てで紡ぐショースペース」と記載されていました。
”ショースペース”って何だろう…?

観劇された皆さんが仰ってたとおり、「芝居仕立てで紡ぐショースペース」(ショースペースの意味がよくわからない…w)というお芝居でした。

それでもストーリー的にはシンプルで、歌やダンスを盛り込みながら進むのがちょうどいい感じ。
舞浜という地でやるのに相応しいお芝居だったと思います。

世界観に引き込む演出

冒頭の少年シャトー(蘭尚樹)と、そのシャトーが憧れるおねえさん的存在のベルメール(海乃美月)のお芝居の間、スターライト(彩音星凪)とシャドー(菜々野あり)が周りでずっと踊っているのが幻想的。
世界観に引き込まれました。

突撃レポートでれいこちゃん(月城かなと)が言っていた地上から雲が宇宙へ上がって行く映像、確かにフワッと上がっていく感じになれました。

その後もれいこちゃん演じるシャトーが星を見ながら歌う場面で、客席のブレスレットライトがきらめくところも見られました。
欲を言えば、もうちょっとライトが多かったらよかったかな〜

どれくらいの人が着けていたのかな?3分の一くらい?(そんなにはいなかったかな…)

でも、映像といい客席のライトといい真ん中の円形のセリといい、このお芝居の世界観に引き込んでくれる演出が素敵でした。

主なキャストについての感想

今回は別箱のありちゃん(暁千星)主演の「ブエノスアイレスの風」が風間柚乃をはじめとした若手の有望株で構成されていることもあって、こちらは上級生の活躍が目立ちます。

月城かなと:シャトー

同じ孤児院の憧れのおねえさんのベルメールがサーカスに売られて行き、そのベルメールを取り返すためにトレジャーハンターとなったシャトー(ベルメールは病気で収容所で死んでしまいました…)
そのベルメールをずっと思っているシャトーのキャラクターはれいこちゃん(月城かなと)に合っています。

一方で宝石泥棒でもあって、ちょっとワルな部分もあるのがカッコいい。

海王星の王トリトン(鳳月杏)に禁じられたにもかかわらず、ネプチューン(海乃美月)に惹かれていってしまいます…

そのネプチューンに言う「君ごと盗んでみせるさ」という台詞が超絶カッコよかったです。

海乃美月:ベルメール/ネプチューン

歌の才能を買われてサーカスに売られていってしまうベルメール。
ベルメールを忘れないシャトー(月城かなと)は海王星でネプチューンの歌に惹かれます。

突撃レポートで「シャトーさんの心に響く綺麗な歌声で歌えるように頑張ります」とうみちゃん(海乃美月)が言っていましたが、とても澄んだ綺麗な歌声でした。

そして、ネプチューンのビジュアルが素晴らしく美しい。

そのネプチューンは氷の女王ということで氷のように冷たいイメージで、ベルメールとの対比も、そしてネプチューンがシャトーと心を交わすうちに人間らしくなっていく過程も素晴らしかったです。

鳳月杏:トリトン

サーカスの団長さんのようなビジュアルですが、この格好もちなつちゃん(鳳月杏)がやるとすご〜くカッコいい

海王星の王で、ネプチューンのことも住人の宝石たちのことも自分の思い通りにする悪い人かと思ったらそういうわけでもなく。

元々は地球人の科学者で、禁じられたクローン実験をやったために宇宙警察に追われる身となって海王星に逃げてきたのでした。

地球の汚染された雨のせいで妻のリュミエールが死に、娘を地球に置いたまま海王星にやってきたようです…

その娘がベルメールということが後でわかり、なぜネプチューンとベルメールが瓜二つなのか理由が語られますが、ネタバレになるのでここまでにします。

最後は心の大切さに気づいて、これからは心の研究をすると言い、シャトーたちが海王星に戻って来るまでにもっと素晴らしい楽園にすることを誓う実はとっても心の広い良い人でした〜

ショー部分(フィナーレ)

前半のお芝居部分からそのままショーに移行します。
お芝居からそのままフィナーレに入る流れが素敵でした。

公演解説では「フィナーレ」とされていますが、フィナーレと言われて想像するよりずっと長い充実した「ショー」でした。

ディズニーメドレー

オーバー・ザ・レインボー(オズの魔法使い)

アンダー・ザ・シー(リトル・マーメイド)

コンパス・オブ・ユア・ハート(シンドバッド・ストーリー・ヴォヤッジ)

どこまでも~ How Far I’ll Go~(モアナと伝説の海)

ステージ中央にせり上がってきたちなつちゃん(鳳月杏)が「オーバー・ザ・レインボー」の曲で一人で踊り、その後英語で歌ったのが素晴らしくよかった。

ちなつちゃんが引っ込んで今度はれいこうみ(月城かなと、海乃美月)コンビのデュエットダンスに繋がって…
お芝居の世界観と繋がったようなこのデュエットダンスが本当に素敵でした。

その後の「アンダー・ザ・シー」は最初は普通に裏拍で皆んな手拍子していて、途中ちなつちゃんが入ってきて「ここから手拍子のリズムが変わりま〜す」と言ったところからあの難しいリズムになるんでした〜

Twitterでリズム指南してくださった方がいたので私もちょっと練習していたんですが、合わせてみるとやっぱりなかなかに難しい…(苦笑)
時々合わなくなっちゃいました(汗)
でも、配信でも一体感を感じられてよかったです。

アニソンメドレー

銀河鉄道999

宇宙戦艦ヤマト

コブラ

乙女のポリシー(セーラームーンR)

ムーンライト伝説(セーラームーン)

うみちゃん(海乃美月)の「モアナと伝説の海」の歌から途切れることなくアニソンメドレーに入っていくんですね。
ゴダイゴさんの「銀河鉄道999」から「宇宙戦艦ヤマト」と懐かしの歌を皆んなで歌った後は、白河りりちゃんがメインで「コブラ」の主題歌を歌いまして、これが本当に上手くてカッコよかった♪
みちるちゃん(彩みちる)が可愛くメインで「乙女のポリシー」を歌っている前でうみちゃんをはじめ娘役が全員で踊っていたのがまた可愛くて。
そして「ムーンライト伝説」につながるんですが、そのまま娘役さんたちが可愛く歌い踊るかと思いきや、れいこちゃん(月城かなと)が「ごめんね、素直じゃなくって」と低音ボイスで歌い始め、男役たちも出てきて全員で踊りだしたのがなかなかシュールでした(笑)

MCコーナー

アニソンメドレーの後は恒例の日替わりMCコーナー。
れいこちゃん、うみちゃん、ちなつちゃんの他はゲストということで日によって違うメンバーの登場だったようです。

メンバー

今日のゲストメンバーは、みちるちゃん(彩みちる)、ヤスくん(佳城葵)、るうさん(光月るう)でした。

その3人がそれぞれ自己紹介をしたんですが、その後でれいこちゃんにもやってほしいということになり、ヤスくんが考えてきましたとカンペをれいこちゃんに渡して。

なんとれいこちゃんその場でそのカンペを見ながら「すごい長いじゃん。なんで先に言わないんだよ!」と文句を言いながらも

「生まれは横浜、ここは舞浜。面白いことだって言っちゃうぜ〜。チャームポイントはこのエクボ。墜ちるなよ、月城かなとで〜す!」

とめちゃくちゃカッコよくやってくれました。
客席もその場のメンバーも大喜びでした(笑)
初見でやったとは思えない素晴らしい出来でした!

彩みちる

自己紹介では

「みなさ〜ん、元気ですか〜?研究科10年目ですが、ピッカピカの月組一年生、彩みちるです

とキャピキャピとやってくれて、れいこちゃん(月城かなと)たらるうさん(光月るう)に「なにやらせてるんですか!」って怒ってました(笑)

れいこちゃんエピソードでは、自分の内面で落ち込んでいることをれいこさんに見透かされてしまうという話をしました。
透視能力があるんじゃないかって(笑)

表面的には分からない内面的な悩みも見抜いて声をかけてあげるれいこちゃん、さすがトップスターさんです。

光月るう

自己紹介で

「この公演での目標は月組若手に間違えられること」

と言い出して、客席にめちゃくちゃ笑われてました。
そして

「こんな私にも大きな夢があります。それは…、れいこちゃんの役の少年時代を演じることです!」
「研究科21年生、光月るうでございます!」

と言って、大いに客席をわかしました。

れいこちゃんエピソードでは、『今夜、ロマンス劇場で』の時に本多さん役だったるうさんが無意識でカッコつけて片方のほっぺを舌で膨らませたのをれいこちゃんに見つかってからかわれてしまった話をしました。

それで、この公演中にれいこちゃんがハケる時に同じように無意識に片方のほっぺを舌で膨らませているのを目撃したと。

それをどうしても言いたかったそうです(笑)
れいこちゃんへの仕返しというわけですね〜

佳城葵

自己紹介で、急に

「桃太郎さん、桃太郎さん」

と歌い出し、

「岡山生まれの桃太郎。鬼に遭遇した時のタカラジェンヌ的撃退法は『退治しちゃうぞ』、佳城葵です」

とかなりさぶ〜い空気にしちゃって、その後のるうさんを困らせてました(笑)

れいこちゃんエピソードでは、れいこちゃんが数日前に「小さい頃は人魚になりたかった」と言った話をしてくれました。
で、「そのためにお風呂で冷たい水に1時間くらい浸かっていた」って言ったそうです。
それにはその場にいたメンバーもびっくり。

なりたいな〜って思うだけじゃなくてどうやったらなれるか考えてそれを実践してみるって、ちょっと普通では考えられないです。
そんななりたいものにそれほど突き詰めてしまうトップさんなので、月組生たちはその背中を追いかけていきたいとるうさんがうまくまとめていました。

途中で2回ほど終わりの合図のベルが鳴っていたので、予定より長くなっちゃったのかもしれません。
かなり長いMCコーナーでした。でもすっごく楽しかった!
全体の公演時間が10分ちょっと長くなっていたのはこのMCコーナーのせいかも(笑)

宝塚メドレー

最強という名の華を添えて(るろうに剣心)

誰の為に踊らされているのか?(1789)

ミー・アンド・マイガール(ME AND MY GIRL)

世界の王(ロミオとジュリエット)

ル・ポアゾン(ル・ポアゾン)

ヒート・ウェーブ(ヒート・ウェーブ)

Apasionado!!(Apasionado!!)

宝塚メドレーの曲もどれも楽しかったです。

『るろうに剣心』の「最強という名の華を添えて」はれいこちゃん(月城かなと)が雪組時代に演じた四乃森蒼紫のソロ曲ですが、雪組時代から応援していたれいこちゃんファンの人はすご〜く嬉しかったでしょうね。
途中で両刀使いの殺陣も見せてくれて最高にカッコよかったです。

そして、最後の「Apasionado!!」はやっぱりいいですね!

れいこちゃんの横揺れに瀬奈じゅんさんみを感じて嬉しくなりました。
再演してほしいな〜

アンコール

RAIN(SEKAI NO OWARI)

SEKAI NO OWARIの「RAIN」はお芝居のテーマにも合った内容の歌詞で、一人で歌うれいこちゃんがあまりにも素敵で…
後ろの映像も雨の映像から虹がたくさん流れる映像に変わっていったのに感動しました。

「虹がかかる空には雨が降っていたんだ」
っていう歌詞が素敵でした。

カーテンコール

千秋楽ではないのですが、ライブ中継とライブ配信をしているということで、短いカーテンコールもありました。

「本日も温かい拍手で盛り上げてくださってありがとうございます」

と言った後、カメラを一生懸命探して

「配信をご覧の皆様も思いを寄せてくださいまして本当にありがとうございます」

って、配信組にも感謝の言葉を言ってくれて嬉しかったです。
最後は

「公演もあと2日となりました。最後まで皆んなで駆け抜けてまいりたいと思います」
「本日は本当にありがとうございました〜!」

と手を振ってくれて終演となりました。

時計を見ると18時ちょっと過ぎ、1時間50分の予定がちょっと延びたようです。
でも実質5分間くらいに感じたほど、あっという間に終わっちゃいました。
それほど楽しくてもっと観ていたい公演でした。

あ〜、終わっちゃって寂しいです…

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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