月城かなと、宝塚大劇場での千秋楽ご挨拶(『グレート・ギャツビー』千秋楽)

月組の『グレート・ギャツビー』は7月16日の初日から21日までと7月29日から8月18日までの公演が中止となってしまい、とっても短い公演期間となってしまいました。

それでも最後の4日間は幕を開けることができて昨日(8月22日)千秋楽を迎えることができ、退団者の3人が大階段を降りられたのが本当によかったなと思います。

月組『グレート・ギャツビー』宝塚大劇場千秋楽の様子

月城かなとの千秋楽ご挨拶

れいこちゃん(月城かなと)のご挨拶は

「19日の公演再開から本当にあっという間でしたが、皆様の拍手が本当に温かく、待っていてくださる皆様がいる、それがどんなに幸せなことか本当に胸がいっぱいになりました

と感謝の言葉から始まりました。
そして

「さらによい作品を目指して、皆様からいただいた幸せを今度は私たちが皆様にたくさんお返しできるように、専科の英真さんと輝月さんのお力を借りて、月組生一同東京公演に向けて精一杯頑張ってまいります」

と東京公演への決意を述べました。
最後は

「皆様、短い期間ではありましたが、本日まで本当にありがとうございました」

と最初のご挨拶を終えました。

次に幕が上がったら

「本日はライブ配信もされているということで、きっと劇場に来ることができなかった皆様も画面の向こうで応援してくださっているのだと思います。皆様の心は届いております

と、劇場のお客様だけでなくライブ配信を観ているお客様にも声をかけてくれるのが嬉しいです。
そして、

「今日ここにいらっしゃる皆様、そして画面の向こうの皆様、そして皆様の大切な人がいつまでも健康でありますように。今日まで本当にありがとうございました!」

と、「皆様の大切な人」と言ってくれたのも嬉しいです。

退団者一言コーナー

3回目のカーテンコールでは、恒例の退団者からの一言となりました。
れいこちゃんを真ん中に、れいこちゃんの左側に副組長のなつこさん(夏月都)とかなちゃん(佳乃百合香)、右側にはーちゃん(晴音アキ)が割とぴったりくっついて並んでいました。

コロナ禍となってからこんなにくっついて並んでいるのを見るのははじめてな気がします。

佳乃百合香

かなちゃん(佳乃百合香)は101期生です。

スカイ・ステージの番組のちなつちゃん(鳳月杏)の『CAST side-A』に出ていて、とってもおっとりと喋る可愛らしい娘役さんだな〜と思っていました。

一言コーナーでは

「嬉し涙と悲し涙で心が忙しくて、もう顔がぐちゃぐちゃです」

と言って、れいこちゃんから

「そんなことないよ(笑)」

と言われてました。
ここでもとってもおっとりとしていて可愛らしいです。

「本当に皆様が温かくて幸せでした。ありがとうございました」

とおっとりと話しました。

晴音アキ

はーちゃん(晴音アキ)は95期でれいこちゃんとは同期。
同期からのお花渡しは専科のまゆぽん(輝月ゆうま)とれいこちゃんが来ていて、豪華なお花渡しでした。

ここではれいこちゃんからじっと見つめられて促されて

「本当に皆様の温かさを愛が伝わってきて」と声を震わせながら話していて、すぐにでも泣きそうな感じでしたが、なつこさん(夏月都)の顔を見て「すみません」と言ってから「泣かない!」と頑張ってました。

「本当に幸せです。本当にありがとうございました」

ときっぱりとした顔で言ったのがかっこよかったです。

夏月都

なつこさん(夏月都)は88期生で、研21になるんですね〜

同期からのお花渡しは組長のるうさん(光月るう)からでした。

退団のご挨拶でとってもすてきな話をしました。
13歳の時、はじめて宝塚の舞台を観て感動と興奮でいても立ってもいられず、その足で音楽学校に向かい、職員室にいた先生に「宝塚の舞台に立ちたいです」と伝えると、その先生が「参考」と書いた入学願書を渡してくれたそうです。
なつこさんは宝塚の舞台に近づいたような気がして、その願書を抱きしめて家に帰ったそう。

その時の気持ちが今この場所につながっていると話していました。

この一言コーナーでは、トップさんと退団者の並んだこの光景をこれまでは袖から見ていたので、今こちら側に自分がいるのが信じられないと話していました。
そして

「再開してからお客様の拍手が温かくて毎日胸がいっぱいでした。今日もこんなに温かく送り出していただけて本当に幸せです。皆様ありがとうございました

と感激して話しました。

その後、れいこちゃんは

「本当に強くて凛とした、あの、本当に強い…」

と退団者の3人の肩を抱きながら話し始め、あんまり強い強いって言うので客席から笑いが起きちゃいました。

「強いというのは力が強いとかそういうのじゃなくて」

と笑いながら言いつつ

「心がとても真っ直ぐ強いこの3人がいなくなってしまうのは本当に寂しいんですけれども」

「今日無事に千秋楽を、この光景を皆様と一緒に見ることができて本当によかったなと思っています」

ととっても温かい笑顔で言ったのを見て、れいこちゃんのトップスターとしての責任感と安堵の気持ちが見て取れて、しっかりしたトップさんになったな〜としみじみ感じました。

月組大ジャンプ

その後は千秋楽恒例の月組大ジャンプをやることに。
はじめての英真なおきさんにちょっとやり方を説明して、まゆぽんには「まゆぽんは大丈夫だもんね〜?」と確認して

「今日までできた幸せを心から月組バンザイに込めまして、皆様でジャンプしたいと思います」

と早速やろうとして周りがウォーミングアップを始めたので

「あ、そうだね、ウォーミングアップが必要」

と思い出してれいこちゃんもウォーミングアップからやり始めました。
大羽根の肩紐の部分を握ってジャンプしたりして準備するれいこちゃん(笑)
そして

「月組、バンザ〜イ!」

と皆んなで無事に月組大ジャンプもやることができました。

緞帳前のご挨拶

タカラヅカニュースでは例のごとくカットされていましたが、その後れいこちゃんが緞帳前に出てきてくれてもう一度ご挨拶してくれたようです。

「中止期間中にたくさんお手紙をいただいて、皆様が『謝らないでください』と書いてくださるんですけど、公演をしている身としては中止期間が長っぴいてしまいまして本当にすみませんでした」

と言って客席から笑いが起きたそうで

「えっ、そんな笑わないでください」

って(笑)
それから

「一日でも長く皆様とお会いしたかったんですけど、短い期間ではありましたが皆んなで心一つに作品を作っていけたので、東京公演ではさらにさらい深めていけるように、そして東京では全員そろって千秋楽を迎えることができるように、月組生一同精一杯頑張ってまいりますので、これからもよろしくお願いいたします」

というようなご挨拶があったということです。
観た方のレポートで、文章だけでもれいこちゃんの様子が想像できてほっこりしました。

れいこちゃんが言う通り、東京公演では休演者も帰ってきて、全員で千秋楽を迎えられるといいですね。
そして今度こそ中止することなく全公演完走できますように祈っています。

私も東京ではぜひとも観劇できますように!

  

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