華世京、ほんとに研3…?東京でも堂々としたご挨拶(雪組『蒼穹の昴』新人公演)

12月8日に雪組の東京宝塚劇場での新人公演が行われました。

コロナ禍になってから宝塚と東京両方で新人公演ができるというのが難しくなっていましたが、雪組の『蒼穹の昴』は宝塚大劇場も東京宝塚劇場も無事にやることができました。

今回はライブ配信もありましたので多くの方が観られたことと思います。
私は残念ながら観られなかったので、今日のタカラヅカニュースを楽しみにしていました。

雪組 東京宝塚劇場 新人公演 『蒼穹の昴』

東京の新人公演でさらなる進歩

華世京:梁文秀(本役 彩風咲奈)

宝塚の新人公演でもさすがかせきょー(華世京)、研3とは思えない安定感だなと思って見たのですが、東京ではソロで歌う場面などは新人公演インタビューでの映像と比べてもさらに進歩していているのを感じました。

玲玲(音彩唯)や春児(一禾あお)と3人の場面や、他の官僚たちとの場面では、この中で一番下級生だというのが信じられないほどの落ち着いた演技で、本当に末恐ろしい研3だなと思って見ていました(笑)

きっとこれからも新人公演の主演を何度もやるでしょうから、今後のかせきょーが本当に楽しみです。

音彩唯:李玲玲(本役 朝月希和)

少女の頃の玲玲の愛らしさったらないですね。
ボロを着ていても可愛らしくて、綺麗な格好になってからは本当にお人形のようです。

歌の場面はあまり流れませんでしたが、やっぱり綺麗な歌声でした。

新人公演インタビューで少女の頃と大人になってからとお化粧を変えるのが挑戦だと話していましたのでそこに注目して見ましたが、休憩時間がない新人公演ですごく工夫したんでしょうね、見事にガラッと変わっていたのに感心しました。

一禾あお:李春児(本役 朝美絢)

他には新人公演トークに出ていたいちかくん(一禾あお)、さんちゃん(咲城けい)、きしろっち(紀城 ゆりや)に注目して見ました。

中でもいちかくんの春児がすごくいいです。
宝塚の時よりまたさらに安定感が増したように感じました。

とくに、黒牡丹役のしゃんたん(壮海はるま)との息がぴったり合った京劇のシーン、短い映像でしたが素晴らしかったです。

本役のあーさ(朝美絢)がはいちゃん(眞ノ宮るい)と公演中も毎日お稽古していたと話していたほど大変な場面なので、新人公演1回ずつのためでもどれだけ練習したんだろうなと思うと頭が下がります。

その他のメンバーではやっぱり西太后役の夢白あやちゃんのすごみのあるお芝居は頭一つ向けている感じでした。
あとは光緒帝の聖海由侑くん、原作を読んだ時のイメージにぴったり合っていて、聖海由侑くんの光緒帝好きだな~と思って見ました。

宝塚大劇場での新人公演の感想はこちらです。

華世京をはじめ新公メンバーが熱演(雪組『蒼穹の昴』新人公演)

東京でも堂々とした華世京のご挨拶

まずは新人公演長のいちかくん(一禾あお)のご挨拶から。
宝塚の時も感心しましたが、今回も実にしっかりしたご挨拶でした。

「新人公演とはたくさんの思いや経験をさせていただける貴重な場なのだと今感じております」

「この作品にはたとえ離れていても大切な人を思う気持ちは必ず相手に伝わり、その絆は固く結ばれているのだというメッセージがあると思います」

という言葉にうんうんとうなずきながら、言葉のチョイスや落ち着いた話し方に感心して聞いておりました。

そして、主演のかせきょー(華世京)のご挨拶。
宝塚、東京ともに無事に新人公演ができたことへの感謝の気持ちから述べ、

「宝塚の新人公演で得た課題に一人一人が真摯に向き合い、新人公演メンバー一丸となり、よりよい作品となるよう本日までお稽古に励んでまいりました」

「先生方や上級生の皆様にはたくさん支えていただき導いていただき、そしてたくさんの方々のお力添えをいただき本日こうして無事に新人公演を終えられたと思っております」

という言葉。
宝塚の時は自分自身のことを中心に話していましたが、今回は新人公演メンバー全員のことについて語っていて、主演としてメンバーの中心にいるという自覚がこの東京からできてきたのかなと感じました。

新人公演インタビューでも主演に決まって「皆さんを引っ張るくらいの気持ちで臨まなくては」と話していたのを思い出しました。
ご挨拶からもかせきょーの成長を感じたカーテンコールでした。

最後は下級生の顔に

最後のカーテンコールでは

「まだまだ未熟者ではございますが、明日からの本公演も精一杯頑張ります!」

「明日からもどうぞよろしくお願いいたします!本日はまことにありがとうございました」

とほっとしたような笑顔で少し語尾を上げながら話すのがなんとも可愛らしく、ちょっぴり下級生の顔に戻っていたのが微笑ましかったです。

後ろのはばまいちゃん(音彩唯)がお姉さんのような顔でじっと見つめていたのもとてもほっこりしました。

そして最後に新人公演メンバーみんなが映ったところ、そのみんなのやり切ったという表情が胸にぐっとせまってきました。

大作でいつもの新人公演よりも時間が長く、大変な事も多かったと思えるこの新人公演ですので、それだけにやり終えたという達成感が新人公演メンバーの中にあったんだろうなと思うと、こちらの胸も熱くなりました。

かせきょーもはばまいちゃんもいちかくんも、そしてみんな頑張ったね~

  

読んで頂き、ありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

 


宝塚歌劇団ランキング