華世京をはじめ新公メンバーが熱演(雪組『蒼穹の昴』新人公演)

10月18日に雪組『蒼穹の昴』の新人公演が無事に開催されました。

一本物のこの作品、フィナーレやいくつかの場面がカットされていたようですが、それでも休憩なしの2時間ぶっ通しでの公演となったそうです。

かなりハードな新人公演となったと思いますが、観劇された方たちの「すごかった!」という感想を目にしてたので、タカラヅカニュースで見るのを楽しみにしていました。

新人公演メンバーの安定感ある演技

ダイジェストで見ただけでも、みんな新人公演メンバーとは思えないほどの安定感。
豪華な衣装の着こなしや、中国物の独特のお化粧も堂に入ってるな〜と感心しました。

専科の方たちが多数出演されているので、そのお役をやるのも大変だった思いますが、みんな頑張っていましたね〜

華世京:梁文秀(本役 彩風咲奈)

今回研3で主演に抜擢された106期の首席のかせきょー(華世京)。
お芝居も歌も抜群の安定感でした。
今まであまり大きくないのかなと思っていたんですが、171cmの長身でお顔も小さくてスタイルいいんですね〜

超絶スタイルの本役の咲ちゃん(彩風咲奈)のお衣装もしっかり着こなしていました。
最後のスーツ姿がまたかっこよかったです。

音彩唯:李玲玲(本役 朝月希和)

105期のはばまいちゃん(音彩唯)は『CITY HUNTER』で新人公演初ヒロインを務め、今回2度目のヒロイン。

『ODYSSEY』で美穂圭子さんとWキャストで歌姫ティティス役とやった歌うまさんです。

ダイジェスト映像では一瞬しか歌うところは流れませんでしたが、本当に澄んだ美しい声です。

主演のかせきょーより一期上ですが、少女の愛らしさがうまく表現できていて、玲玲役にぴったりだなと思いました。
最後のドレス姿はお人形のようですね。

一禾あお:李春児(本役 朝美絢)

前回の『夢介千両みやげ』での三太役もぴったりでしたが、今回の春児役がまたぴったり。
いちかくん(一禾あお)はピュアな少年役が合いますね。

本役のあーさ(朝美絢)の目があまりにもキラキラしていると咲ちゃんが稽古場情報で話していましたが、いちかくんの目もめちゃくちゃキラキラしていました。

歌もすごく安定していて、これからがますます楽しみになりました。

夢白あや:西太后(本役 一樹千尋)

本公演では専科の一樹千尋さんがされている西太后役、あやちゃん(夢白あや)はさぞ大変だろうなと思っていましたが、全然心配ない感じでした。

ダイジェスト映像では一場面しか映りませんでしたが、その短い映像でもものすごいインパクト。

これまでの新人公演同様、一番の安定感、存在感でした。
もっともっと観たかったです。

その他にも李鴻章(本役 凪七瑠海)役の咲城けいくん、順桂(本役 和希そら)役の紀城ゆりやくん、光緒帝(本役 縣千)役の聖海由侑くんの演技が素晴らしかったです。

本役さんとはまた違うアプローチに見えましたが、それぞれが個性を発揮していて見ごたえがありました。

一禾あお・華世京の堂々たるご挨拶

一禾あおの新人公演長のご挨拶

まずは今回から新人公演長の期になったいちかくん(一禾あお)のご挨拶から。

スカイ・ステージの番組などで目にする機会も多かったいちかくんは、明るくて人懐っこい性格で見るからに弟キャラだな〜と思っていましたが、こんなにしっかりしているとは。
今回がはじめての長のご挨拶だとは思えません。

まずは
「この状況下で無事に本日を迎えられましたこと、まことにありがたく奇跡のように思っております」
と無事に新人公演ができたことへの感謝の言葉から。

そして、新人公演メンバーでこの大作をお客様へ届けられるのかと不安な日々だったが、上級生、スタッフの皆さん、そしてお客様のお力のおかげでこの瞬間を迎えることができたという話をしました。

「この作品の中にはたくさんの胸に響く言葉があり、その言葉に皆が背中を押してもらった」

「一人一人の課題を胸に、東京の新人公演に向けて、そして明後日からの本公演を精一杯頑張ります」

と実に立派なご挨拶でした。

華世京の新人公演主演のご挨拶

そして、今回が新人公演初主演のかせきょー(華世京)がまた初主演とは思えないほど堂々としておりました。

「本日、こうしてたくさんのお客様の前で無事に新人公演をさせていただけたこと、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです」

という言葉から始まったかせきょーのご挨拶。

新人公演のお稽古中、うまくいかず悩んだこともたくさんあったそうですが、決して諦めず力強く生き抜いた文秀の生き様に背中を押され、勇気をもらい前向きな気持ちになることができたそうです。

そして、新人公演メンバーにはたくさん支えてもらい最後まで演じきることができたと。
この新人公演に携わってくださったすべての人に心から感謝の気持ちでいっぱいだと話しました。
最後は

「まだまだ未熟な私ではございますが、この新人公演で得た学びを明後日からの本公演でも活かせるように、精一杯努めてまいりたいと思っております。本日はまことにありがとうございました」

と緊張気味の表情ではありましたが、実にしっかりとした口調で締めました。

次のカーテンコールでは緊張が解けたのかちょっとホッとした顔になって

「本日は新人公演をさせていただけて本当に幸せでした。明後日からの本公演も頑張ります!」

と研3らしい初々しい口調になりました。
最後は

「本日はまことにありがとうございました」

と下級生らしい可愛い笑顔になってたのにほっこり。

列に戻る時に隣のはばまいちゃん(音彩唯)がお姉さんのようなあったかい目でかせきょーの顔を見たのにもほっこりさせられました。

それにしてもこの堂々としたご挨拶、作品中の実力あるパフォーマンスとともに末恐ろしいな〜と、どんなすごいスターになるのかとますます期待値が上がりました。
本当に楽しみな存在です。

  

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