来週初日の月組大劇場公演『フリューゲル』『万華鏡百景色』の見どころ(稽古場レポート)

いよいよ月組大劇場公演も初日が来週に迫ってきました。
お稽古もだいぶ大詰めに入っていることでしょう。

先週今週とお芝居の『フリューゲル』とショーの『万華鏡百景色』の稽古場レポートが、2回に分けて放送されました。

『フリューゲル』稽古場レポート

出演メンバー

お芝居の『フリューゲル』の稽古場レポートの出演メンバーは、スカイ・レポーターズのやすくん(佳城葵)とせんちゃん(麗泉里)がMCで、あとは99期のあさぴ(朝陽つばさ)と102期のこありちゃん(菜々野あり)です。

あさぴはこの間までスカイ・ナビゲーターズでしょっちゅう顔を見ていたんですが、もうすでに懐かしい気がします(笑)

この4人で『フリューゲル』の中での役の説明や見どころについて語りました。

朝陽つばさ:カール・ベルクマン

あさぴ(朝陽つばさ)が演じるカール・ベルクマンはれいこちゃん(月城かなと)演じるヨナス・ハインリッヒと同居している叔父だそうです。
せんちゃん(麗泉里)演じるマチルダと夫婦で、この稽古場レポートでお揃いの結婚指輪をつけています。
しっかりカメラに向かって見せてくれました(笑)

あさぴのカールは奥さんのマチルダに尻に敷かれてる設定だとか。
見るからにそういう感じですね(笑)

冷戦中のベルリンで緊迫した情勢だけれど、その中でもヨナスが帰ってきてほっとできる明るく楽しい家庭もあるんだよというところを見せていきたいと話してました。
“ハートウォーミング”な部分を担当しているということでした。

菜々野あり:ヘルガ・ミュラー

こありちゃん(菜々野あり)演じるヘルガはうみちゃん(海乃美月)演じるナディアの付き人ということですが、付き人というより友達という感じの距離感だそうです。

このコーナーでもツインテールを三つ編みにしてビビットカラーの個性的なメガネをかけていますが、それは齋藤吉正先生の指定なんだとか。

24歳で性格もかなりビビットで、自分で最先端だと思って個性的な髪型やメガネやファッションをしているそうなので、舞台でのお衣装なども楽しみなキャラです。

そして、目に入ったものが口からそのまま出てくるというような性格らしく、悪意はなく何でもズバズバ言っちゃうというハイテンションなキャラだそうです。
これはうみちゃんのナディアとのやり取りも楽しみになってきました。

『フリューゲル』の見どころ

この作品は冷戦下のベルリンを舞台にしていて重い作品なのかと思いきや、齋藤吉正先生らしいコミカルでハートウォーミングな部分も多いようです。
そして芝居の月組らしい群像劇的な場面も見どころの一つみたいです。

ベルリンの街を巡る場面はいろんなキャラクターがいて目が足りないと思いますって言ってました。

あとはプロローグは“フリューゲル”という妖精のようなキャラたちが自由や憧れといったテーマを表現するそうで、そこも見どころだとか。

はじめて観る人も心が浄化されるような気持ちになって、一度最後まで観てもう一度観る人はれいこちゃんが歌う憧れや希望の意味がより感じられる、そんなプロローグとなっているんだそうです。
“フリューゲル”の衣装も凝っているらしくて、話を聞いていると早く観たくなってきました。

あとはれいこちゃんのお芝居も素晴らしいんだそう。

うみちゃんのナディアとワ〜ッと言い合ったりするのも自然な感じで見ていて心地がいいとか、家に帰って来た時のリラックスした感じも自然で、元々お芝居の上手な人ですけど、この作品ではそれがより感じられるそうです。

私も以前かられいこちゃんのお芝居は大好きで、いつも本当に上手いな〜と感心していたんですが、この作品ではまたれいこちゃんのお芝居を堪能することができそうで、ますます楽しみになりました。

『万華鏡百景色』稽古場レポート

出演メンバー

ショーの『万華鏡百景色』の稽古場レポートはMCのやすくん(佳城葵)とせんちゃん(麗泉里)は変わらず、104期のいちごちゃん(咲彩いちご)とだいあくん(月乃だい亜)が出演しました。

前に稽古場情報でれいこちゃん(月城かなと)が中詰は全員ピンクの衣装で登場するという話をしていましたが、多分その場面を意識してか4人ともピンクの入ったお稽古着での登場です。

『万華鏡百景色』の見どころ

稽古場情報でも話されていたとおり、このショーは栗田優香先生の大劇場デビュー作で、栗田先生の独特の世界観が詰まったショーとなっているようです。
ショー作品には珍しく台本のようなものもあったとか。

芝居の月組に相応しいお芝居部分の多いショーらしいです。

“江戸”“東京”を舞台に江戸時代から現代までいろんな時代を巡って、たくさんの登場人物も登場し、れいこちゃんとうみちゃんはそれぞれの時代でいろんなキャラクターに転生していくという面白い構成のショーとなっているようです。

ゼットボーイズ

とくに気になったワードが平成の場面で登場する“ゼットボーイズ”。
渋谷のイカした男たちがみんなで集まって踊る場面でそのゼットボーイズが出てくるらしいんですが、アイドル的な男の子たちなのかな?

だいあくん(月乃だい亜)がはじめて銀橋に行って歌い踊るということだったので、若手男役の場面なんだろうなと思います。

衣装はそれぞれで違っているらしく、個性を発揮できる場面なんでしょうね。
ここも見どころの一つとして楽しみにしたいと思います。

ロケットダンス

今回のロケットは娘役だけでやるそうで、栗田先生曰く時代が進むにつれて女性が少しづつ社会に進出するようになったというのも表しているそうです。
キャピキャピと可愛いだけでなく女性の強さも表現しているんだとか。
そういうところにも栗田先生のこだわりが詰まっているということですね。

このロケットダンスの話を聞いて、上田久美子先生の『BADDY』のロケットダンスを思い出しました。
あれも単なるロケットダンスではなくて、女性たちの怒りや憤りを表している一風変わったロケットダンスでした。
あの『BADDY』のロケットダンスを彷彿とさせるような場面になるのかなとちょっと思いました。

栗田優香先生の大劇場デビュー作が楽しみです

これまでの栗田優香先生の作品といえば、和希そら主演の『夢千鳥』、そして桜木みなと主演の『カルト・ワイン』の2作です。

まったく違う世界観ながら、独特の描き方が栗田ワールドといった感じで、どちらも本当に面白い作品でした。

とくに『夢千鳥』の時は才能豊かな女性演出家が誕生したと話題になり、指田珠子先生とともにポストウエクミ(上田久美子)と言われていましたね。

上田久美子先生のはじめてのショー作品『BADDY』もそれまでのショーの概念を覆したいまだに話題にのぼる作品ですが、栗田先生の『万華鏡百景色』も話題作になるのかもしれないなと期待が大きくなっています。
ぜひ劇場で生で観たいです。

  

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