星組『ディミトリ』の登場人物と見どころについて(稽古場情報)

11月12日に初日を迎える星組大劇場公演の稽古場情報が昨日放送されました。

こっちゃん(礼真琴)と組長のちぐさん(美稀千種)の二人でお芝居の『ディミトリ』とショー『JAGUAR BEAT』について、登場人物それぞれや見どころについて話してくれました。

『JAGUAR BEAT』が野生の動物たちが登場するストーリー仕立てのショーだということで、二人ともジャングルっぽい野獣っぽい服装での登場です。

その『JAGUAR BEAT』についてもいろいろと見どころを語っていましたが、とくに気になったのは『ディミトリ』の方でした。

稽古場情報で語られた『ディミトリ』の登場人物について

原作の『斜陽の国のルスダン』を読もうと手配はしたのですが、まだ触りしか読めていません(苦笑)
先に雪組の『蒼穹の昴』の方を読んでしまわないとと思って…

この稽古場情報で登場人物についてちょっと教えてもらったので、俄然興味は湧いてきました。

ディミトリ:礼真琴

こっちゃん(礼真琴)演じるディミトリは子供の頃に人質としてジョージア王国へ送られたルーム・セルジュークの王子。
ジョージアの国内には誰一人として味方がいないそうです。

そんな中なこちゃん(舞空瞳)演じるルスダンだけが心の支えで希望の光なので、そのルスダンを物心ついた時から愛し、自分の人生に何が起きてもその愛だけは貫き通すという強い信念があるという役どころだそう。

ルスダンのためにそこまでできるかということもあるらしく、そんな強い愛情で結ばれたトップコンビの役どころが楽しみです。

ジャラルッディーン:瀬央ゆりあ

ディミトリとルスダンの前に立ちはだかるのがせおっち(瀬央ゆりあ)演じるホラズムの王ジャラルッディーン。

彼の男気、即断決行、強さはジョージア王国の人々にはないもので、ホラズムの帝王と言われるだけあって本当に強い男なんだそうです。

アヴァク・ザカリアン:暁千星

今回星組生として大劇場公演デビューとなるありちゃん(暁千星)。

そのありちゃんが演じるのはジョージア王国の副宰相のアヴァクなんですが、原作ではあまり登場しない役なんだとか。

原作のはじめの方で廷臣という表記でいろいろと歯車を狂わせる役があるそうなんですが、どうやら宝塚バージョンではその役がアヴァクに当てはめられているようです。

作・演出の生田大和先生がそのあたりを膨らませて描いているみたいです。

ギオルギ:綺城ひか理

この公演後に花組へ組替えしてしまうあかちゃん(綺城ひか理)が演じるのは、ルスダン(舞空瞳)の兄でジョージア王国の王でもあるギオルギ。

ディミトリにとって敬愛して尊敬する、絶対自分にはかなわないと思える唯一の存在なんだそうです。

こっちゃんはこれまであかちゃんと二人で歌ったりしたことがあまりなかったので、最後の機会にそういう場をもらえて嬉しいねと言いながらお稽古をしているそうです。

あかちゃんの組替えがなんとも寂しいので、そんな場面を見るときっと涙してしまうでしょうね。

アン・ナサウィー:天華 えま

ジャラルッディーンの腹心アン・ナサウィーをぴーちゃん(天華えま)が演じるそうですが、このナサウィーが掴みどころがなくてうなぎみたいなんだとか(笑)

せおっちのジャラルッディーンと全く違うタイプで、この二人の関係性がホラズムの独特の雰囲気を出していて、二人が出てくるとゾクゾクするそうです。

これまでなかったような関係性のせおっちとぴーちゃんのお芝居も楽しみになりました。

人物相関図

今回の稽古場情報ではなこちゃんのルスダンについてはあまり語られませんでした。

NHKのラジオドラマでは花總まりさんが演じたこのルスダンという役をなこちゃんが演じるのも楽しみです。

先日公式サイトで人物相関図が公開されたので、こちらを参考にしながら原作を読み進めたいと思います。

『ディミトリ』の見どころは

豪華な衣装

ジョージアという国も美しいそうですが、民族衣装がまた豪華で美しいそうです。

ちょっと調べてみたら「風の谷のナウシカ」に出てくる衣装のモデルになったとか。
中でもチョハと呼ばれる男性の正装の衣装がカッコよくて素敵です。

こっちゃんが袖とはまた違うところに袖が付いていると言っていましたが、ポスターでこっちゃんが着ているのがそうなんですね〜
ものすごく豪華で美しい衣装です。

ジョージアを扱った作品は初めてだと思うので、お衣装はほとんどが新調となってるんでしょうね。

雪組の『蒼穹の昴』のお衣装も本当に豪華で、お衣装を見るだけでも目の保養になりますよね。
宝塚を観劇する時の楽しみの一つでもありますが、『ディミトリ』のお衣装も実に楽しみです。

ジョージアンダンス

先々週の星組スカナビTALKでもナビゲーターズの二人が話していましたが、ジョージアンダンスもこの作品の見どころの一つだということです。
こっちゃんもちぐさんも最初見た時に鳥肌が立ったって言ってました。

今回はじめて宝塚で振り付けされるノグチ先生がバレエの踊りに反して作った踊りだと言っていた通り、回転が全部バレエとは逆の左回りなんですって。

他にもジョージアンダンスではポーズとポーズの途中の過程を見せてはいけないらしいです。

ノグチ先生の踊る見本を見ると、どの瞬間の写真を撮ってもキマっているそうで、そういうダンスを目指していきたいと話してました。

この説明ではいまいちどんなダンスなのかわかりにくいですがw、Youtubeで映像を見ると一目瞭然です。
なんか今まで見たことがないようなすごいダンスだったので、こっちゃんたちがこのジョージアンダンスをどんな風に踊りこなすのか楽しみにしたいと思います。

  

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