芹香斗亜、トップとしてはじめての初日ご挨拶に客席の温かい拍手(『Xcalibur エクスカリバー』初日)

芹香斗亜春乃さくら宙組新トップコンビのプレお披露目公演『Xcalibur エクスカリバー』が7月23日に開幕しました。

韓国で大人気のミュージカル作品で、楽曲がフランク・ワイルドホーン氏だというのもあって、演目が発表された時から楽しみにしていました。

別の作品ではありますが、宙組発足の時の作品『エクスカリバー』と同じ題材だというのも新生宙組の門出に相応しいな〜という思いでいました。

いざ初日が明けてみるとやはりとても高評価で、キキちゃんやさくらちゃん(春乃さくら)はじめ出演者の評判もすこぶるいいようです。
スチール写真やネット記事の写真を見るとアーサー役のキキちゃんやランスロット役のずんちゃん(桜木みなと)のビジュアルがめちゃくちゃ好み♡

早く動いている姿を見たいとタカラヅカニュースを楽しみにしていました。

宙組 東京建物Brillia HALL公演『Xcalibur エクスカリバー』初日の様子

まだ王になる前の平凡な青年だったアーサーを演じるキキちゃん(芹香斗亜)が実に初々しいです。
そこから聖剣エクスカリバーを抜いて王になり、苦悩する姿もダイジェストですが見ることができました。

爽やかな青年の姿と闇落ちしているらしい姿とのギャップが素晴らしいです。

お芝居上手で芸達者なキキちゃんならでは、アーサーのいろんな面が見られそうで早く全編通して観たくなりました。
ずんちゃん(桜木みなと)のランスロットもすごくいい!

やはりアーサーとグィネヴィアとランスロットの三角関係も描かれているようで、そこも楽しみなところです。

そして、稽古場レポートでも話が出ていましたが、専科から出演しているまりんさん(悠真倫)が演じているサクソン族の首領ウルフスタンがめちゃくちゃ怖くていいです。

あと、評判になっていたましろっち(真白悠希)のモーガンにもほ〜と大いに感心させられました。
104期でまだ研6なんですが、歌もすごく上手いですしなんとも堂々としたモーガンでした。

他にも泉堂成くんや大路りせくん、私が注目している風翔夕くんなど若手が目立って活躍していて、これからの宙組が大いに楽しみになりました。

芹香斗亜の初日のご挨拶

カーテンコールではこの公演から宙組組長になったまっぷーさん(松風輝)がまずご挨拶しました。

「宙組新トップコンビ芹香斗亜・春乃さくらのお披露目公演となりますこの『エクスカリバー』皆様お楽しみいただけましたでしょうか?」

との問いかけに客席の拍手が全然鳴り止みません。
皆さんキキさくコンビ、とくにキキちゃんのトップスター姿を心待ちにしていたんでしょうね。
あまりに拍手が鳴り止まないので、キキちゃん、さくらちゃんと続けてお辞儀したほどでした。

続けてまっぷーさんは初日に駆けつけた韓国のオリジナルのクリエイタースタッフの5人を紹介しました。
その中には原作脚本のイヴァン・メンチェルさんや作曲のフランク・ワイルドホーンさんもいました。

その後キキちゃんのご挨拶となりましたが、ここでもまた客席の拍手がなかなか鳴り止まないという事態になってました。

この壮大な物語と素晴らしい楽曲に立ち向かうために大きなパワーが必要だったと、そしてスタッフの先生方と共演者への感謝の気持ちを述べたキキちゃん。

「共演者の仲間たちの真っ直ぐな瞳に背中を押され、時には引っ張ってもらって、まっすぐ進んでくることができ、その道の先にはお客様が楽しみに待ってくださっていました」

というキキちゃんの言葉がとても素敵です。

「今日からは出演者と、そしてお客様と共にこの『エクスカリバー』の道を歩んでまいりたいと思います」

と最初のご挨拶を締めましたが、この言い回しもとても美しくていいな〜って思います。

その次のカーテンコールでキキちゃんからも客席に来られている原作チームの皆さんの紹介がありましたが、まっぷーさんの紹介では触れられなかった和央ようかさんもキキちゃんは紹介しました。
まっぷーさんの紹介の時にワイルドホーンさんの奥様の和央さんも来られているのに紹介しなかったな〜って思っていたので、キキちゃんから紹介があってホッとしましたよ。

「宙組の大先輩であります和央ようかさんが温かい眼差しで見守ってくださいました」

と和央さんに向かって拍手するキキちゃん。
カメラは映してくれませんでしたが和央さんからもきっと大きな拍手があったんでしょうね、「ありがとうございます!」って和央さんの方に向かって叫んでましたから。

その和央さんに見守られていたことで「緊張感と心強さがせめぎ合いで大変なことになりました」って(笑)
いやいや、相当緊張したことでしょう。

でも宙組の大先輩に来てもらえて新しい宙組の素晴らしい門出になりました。

専科の悠真倫さんも出演

その後のカーテンコールではまりんさん(悠真倫)に向かって

「(共演は)何年ぶりですかね〜?」

と尋ねたんですが、まりんさんも何年ぶりの共演なのかはすぐには分からず(笑)
キキちゃんは

「私がこんなにちっちゃい時からかな?」

って腰辺りの大きさを指し、その後

「こんくらいだったかな?」

と膝くらいまで小さくなっていって、それに合わせてまりんさんもちっちゃいキキちゃんに手を振る仕草までやってくださって(笑)
花組時代の絆が感じられる一連の小芝居が楽しい。

キキちゃんが星組から花組に組替えしたのはまだ研6になったばかりの頃でしたからね〜
その頃まりんさんは花組の副組長になられたんでした。

それから5年半キキちゃんは花組にいましたが、まりんさんは専科へ組替えになって。
でもしばらくは専科生として花組にも出ていたのでキキちゃんとの共演もありました。

最後の共演は2016年の『Ernest in Love』でしょうか。
ということは約7年ぶりでした。

そのまりんさんとの共演はとっても心強いと話すキキちゃん。
でも立ち向かわなくてはならない敵の役ですごく怖いそうです(笑)
怖いけれど心強い、久しぶりのまりんさんとの共演はなかなか面白いことになっているようです(笑)
最後には

「普通の青年だったアーサーが王になるには勇気がいることだと思いますが、私にも勇気をくれる仲間たちとお客様がいらっしゃる」

「たくさん勇気をもらいながら千秋楽まで頑張りたい」

と役のアーサーと自分の立場を結びつけてうまい具合に締めました。

最初から最後までキキちゃんらしいウィットに富んだご挨拶でした。
そして、舞台上も客席も温かい空気に包まれて素敵な初日の様子でした。

ライブ配信が楽しみです

ダイジェストで少し聴いただけでも音楽が壮大で名曲揃いな感じのこの作品。
なんとか生で観たいとチケット取りを頑張ったんですが残念ながらダメでした〜
ライブ配信とライブ配信は7月29日の15時半公演です。

これはぜひとも観たいです。
すごく楽しみです!

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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