7月22日に星組『1789 』東京公演の初日の幕が上がりました。
残念ながら2人の休演者がいる状態での初日となってしまいましたが、8名の研1生が加わり舞台上はにぎやかになりました。
宝塚大劇場公演は長期間の公演中止となりましたが、東京公演は無事に全公演完走できるよう願っています。
初日を観劇された方たちの感想を見ると、またさらに熱い舞台となっているということだったので、今日のタカラヅカニュースで初日の様子を観るのを楽しみにしていました。
星組『1789 』東京宝塚劇場公演初日の様子
私が宝塚大劇場で観劇したのは公演期間の終盤だったんですが、しんくん(極美慎)の喉の調子が悪かったので、その後回復したかなと心配でした。
でも初日の映像を見るかぎりもう心配ないようで、本当によかったです。
そしてダイジェスト映像では、2幕の最初の客席降りの場面も見せてくれました。
スカイ・ステージのスタッフさんに感謝でした。
やっぱり客席を大勢のキャストが練り歩いているのを見ると迫力がありますし感動します。
礼真琴の初日のご挨拶
組長のちぐさん(美稀千種)のご挨拶で、専科のまゆぽん(輝月ゆうま)と新たに組配属になった8名の109期生の紹介がありました。
109期生たちの元気な「はい!」という返事の後にちぐさんが「若いパワーも加わり…」と言っているところで、こっちゃん(礼真琴)がしみじみとした顔で大きくうなずいていたのがすごく目に付きました。
こっちゃんも研1さんたちの若いパワーを実感しているのでしょう(笑)
そしてちぐさんから
「この夏の暑さ以上に熱いエネルギーを持って東京へやってまいりました、星組トップスター礼真琴が皆様にご挨拶申し上げます」
と熱く紹介され、こっちゃんが初日のご挨拶をしました。
こっちゃんはまず宝塚の公演からブラッシュアップするべくお稽古を重ね、東京の皆様にお会いできる日を心待ちにしていたと語りました。
東京のあまりの暑さに驚いたけれど、その暑さに負けないぐらい熱い舞台をお届けしたいと。
そして、この日客席に来ていた原作者のドーヴ・アチアさんを紹介しました。
『ロック・オペラ・モーツァルト』ではじめてドーヴ・アチアさんと会ってからの約3年半の間に世界が大きく変わってしまったことに触れ、もしこの作品があと1年早かったらドーヴ・アチアさんとの再会は実現していなかったかもしれないと話しました。
本当にコロナ禍の真っ只中ならドーヴ・アチアさんの来日は叶わなかったでしょうからね。
それにあと1年早かったら客席降りも無く他の演出も変わっていたかもしれないです。
本当に今のこの時期でよかったです。
体調不良者が多数出たことで公演中止にはなってしまったんですが…
それから
「この私達が演じる『1789』という作品の思いが東京からさらにもっとたくさんの方の心に届きますように。ここから全力でお届けしてまいりますので明日からもどうぞよろしくお願い申し上げます」
と最初のご挨拶を締めました。
いつもながら本当に達者でうまくまとめられた完璧なご挨拶で感心させられます。
輝月ゆうま、退団者3人、瀬央ゆりあのことも
次のカーテンコールではまず専科から出演しているまゆぽんのことに触れました。
「輝月ゆうまさん、まゆぽんとはわたくし同期でございますので、久しぶりに(一緒に)舞台に立てる喜びを感じている」
とこっちゃんが話している間、同じく同期のせおっち(瀬央ゆりあ)もニコニコとうなずきながらまゆぽんの方を見たりしている姿に同期萌えしました(笑)
それから「おんなさき、みほ、まなつ」と退団者の3人のことにも触れましたが、いーちゃん(音咲いつき)のことを「おんなさき」と呼んだのに反応しちゃいました。
たしか一昨年の『VERDAD!!』でいーちゃんが「娘役になり早4年、おとこさき、おんなさき、音咲いつきでございます」って自己紹介したところからきていると記憶しているのですが。
あれからずっと「おんなさき」って呼んでるんだ〜と笑っちゃいました。
その後は
「この公演で星組生としては最後になるなおちゃん」
とせおっち(瀬央ゆりあ)のことも。
こっちゃんの「なおちゃん」呼びはファンにはたまらないみたいなんですが、それをちゃんとわかってるのかこっちゃんはいつも「なおちゃん」って呼ぶんですよね。
同期のまゆぽんのこと、「なおちゃん」呼びなどなど、萌ポイントがたくさんあったご挨拶でした。
夏休みの絵日記に(笑)
その次のカーテンコールで突然
「世の中はそろそろ夏休みに入る頃でございますね」
と言い出したこっちゃん。
この公演期間が夏休みの真っ最中にあるということで、この公演を夏の思い出にしてほしいそうです。
で、梅雨明けのニュースを見たそうで
「関東地方の梅雨が明けたとの知らせを受けました」
なんて言っちゃって客席から笑いが起こり
「あ、私が個人的に知らせを受けたわけじゃないんですけど(笑)知らせを受けました」
って。
こういう即座に笑いに結びつけるところはさすがこっちゃんです。
「梅雨の時期を宝塚で乗り越え強くなった私たちはこの東京の猛暑に挑むわけでございます」
と気合の入った表情で語るこっちゃん。
その後は
「皆様、一緒にこの夏を乗り越えましょう!」
と言ってから
「うん、でも十分にお気をつけて、こまめな水分補給をね。気づいてからでは遅いので、気づく前から予防していきましょう」
とお母さんか先生かのように注意喚起してくれるこっちゃんに大笑い。こういうところ大好きです。
もう一度幕が上がったら
「お楽しみいただけましたでしょうか!?」
と耳に手を当てて客席に尋ねるこっちゃん。
その後
「どうしましょうか?」
とちょっと話すことが思いつかない様子でしたがすぐに思いついて
「え〜、夏休みの宿題にはぜひ『1789』を観て楽しかったと絵日記に書いてください。全国の子どもたちよ、よろしくお願いします」
って。
こんなこと普通思いつかないですが、とっさに出てくるのがこっちゃんです。
もうさすがとしか言えませんよ。
客席のお客さんにも
「皆さんもね、今日帰ったら日記に書いてみてください」
って言ってました(笑)
少し前に夏休み真っ只中だからこの公演を夏の思い出にしてほしいと言ってたのの伏線回収ですね。
客席も大喜びでしたが、このサービス精神には感服します。
真のエンターテイナーだな〜と思わされます。
今のトップさんはみんなカーテンコールのご挨拶が上手だなと思いますが、その中でもこっちゃんのご挨拶はピカイチです。
頭いいんだな〜と感心します。
なので、毎回こっちゃんのご挨拶は楽しみなんですよね〜
舞台稽古後の囲み会見
前回の雪組公演から東京公演恒例の舞台稽古後の囲み会見が再開されました。
今回の『1789』もことなこコンビが記者たちの前に登場して質問に答えました。
この様子は昨日のカフェブレイクでもう少し長く放送してくれたのも見ました。
ここでも記者たちから笑いが起こるほどウィットに富んだ答えをするこっちゃんに感心しながら見ていました。
作品の魅力について語っていた場面で、自分が演じるロナンをはじめとする民衆のパワーが軸となっていると話したところで即座に貴族の立場のオランプを演じているなこちゃんに「ごめんなさいね」と謝るこっちゃん。
そういうところも気が利いてます。
2人の仲の良いところも感じられる楽しい囲み会見でした。
以前は東京公演のたびに各組のトップコンビの囲み会見が見られるのが楽しみでしたので、これの復活は本当に嬉しいです。
これからも楽しみにしています。
読んで頂き、ありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。