瀬央ゆりあ・ひろ香祐・有沙瞳の『1789』王室の団欒(笑)

星組の『1789』東京公演が始まって1週間ちょっとです。

そんな中、タカラヅカニュースStage Side Watchで昨日今日の2回に渡って『1789』王室の団欒というコーナーが放送されました。

星組公演 『1789 -バスティーユの恋人たち-』 王室の団欒

出演メンバー

『王室の団欒』ということなので、フランス王室の3人が出演しました。

まずはルイ16世役のヒーロー(ひろ香祐)、マリー・アントワネット役のくらっち(有沙瞳)、そしてアルトワ伯役のせおっち(瀬央ゆりあ)です。

今回せおっちとヒーローは同期で兄弟の役。
それも普段はヒーローの方がせおっちを「お兄ちゃん」と呼ぶ関係なのに、役の上ではヒーローがお兄ちゃん、せおっちが弟というのが、本人たちにとっても面白いそうです。

ヒーローとくらっちは先日くらっちが『オシャレノヒミツ』で話していたお揃いの指輪を左手薬指につけていました。
さすがだね〜と思って見ていましたが、最後まで指輪の話は出ず、それはちょっと残念…

この3人でそれぞれが演じる役の役作りや、他の登場人物との関係などについて語りました。

瀬央ゆりあのアルトワ伯について

せおっち(瀬央ゆりあ)が考えるアルトワ伯は、自分の欲望を満たすためにエネルギーを燃やしている、常に刺激を求めている人だそうです。

ブルボン王朝に誇りを持っているから絶対君主制を盲信している。
「私は神だ」というナンバーがあるけれど、本当に自分は神だと信じているんだそう。

小さい頃からそう教育されてきて、同じように教育されてきたルイ16世とはまた違って、本当にそう思い込んでいるということです。

オランプ(舞空瞳)に対しては、そんな神の自分になびかないオランプが最初は気に食わなくて、媚薬を使ってまで手に入れようとするんだと。
恋愛感情ではなく、手に入らない存在だからこそ自分のものにしたいというただの執着心だそうです。

そのオランプの先には常にロナン(礼真琴)がいて、それも気に入らない。
ロナンのことは一幕から「ロナン・マズリエ、ロナン・マズリエ」と名前を聞かされてイライラさせられていたらしいです。

そんな風にロナンやオランプへの思いについて語ってくれました。

秘密警察の3人については、自分に対して盲目的に付いてきてくれるのでどんなことでもうんと言わせられるから、トンチンカンだけれど使っているんだということでした。
「こいつらは扱いやすいと頭の中で計算しているんだ」と自慢げなせおっちが面白いです(笑)

アルトワ伯は本当に憎らしいヤツなんですが、そのアルトワ伯のことをドヤ顔で話すせおっちはやっぱり可愛いです。

ルイ16世やマリー・アントワネットの話のところで皆が物語が進むに連れて成長していくのがこの作品の魅力だという話になったら、すかさずせおっちが「私は変わらず、考え方は変えません!」とツッコミ。

そうでした、アルトワ伯だけは最後までまったく変わらずあの性格のままでした(笑)

ひろ香祐のルイ16世について

ルイ16世の性格はみんなのことを愛しているけれど内気な性格で優柔不断なところがあるせいで政治に関しては自信がない。
それで逃げ場を求めて錠前作りやギロチンにのめり込んでしまうんだとか。

せおっちから「ぜひ聞きたい」とアントワネットへの気持ちを訊かれたヒーロー、照れながらも「ほんとにアントワネットのことは愛していて」って真剣な表情で言って。

その途端せおっちが吹き出して「聞かせてって言ったものの、いざ聞くと恥ずかしくなってきちゃった」って(笑)

くらっちも大笑いして足をバタバタしていて、真剣に話していたかと思うと途端に笑いに包まれるこの3人の空気が素晴らしい。
でもその後は真面目にアントワネットへの愛を語るヒーローでした。

「フェルゼンとのことはわかっているけれど、自分がアントワネットを満たしてやれていないので、アントワネットが幸せなのであればと許している。それが私の愛ですかね

だそうです。
ルイ16世もヒーロー、ほんとにいい人です!

有沙瞳のマリー・アントワネットについて

くらっち(有沙瞳)はマリー・アントワネットのことを、幼くしてルイ16世に嫁いできて少女のまま大人になってしまった人だと言っていました。

飽きっぽくて一つのことを続けられない性格で、退屈を紛らわすために遊びに没頭しているけれど、王太子の死を機に成長していく姿を見せたいと話していました。

ルイ16世のことは愛しているけれど、王妃として陛下には感情をあらわにできない、そんな時に自分をさらけ出せるアクセル(フェルゼン)が現れたから夢中になってしまったということでした。

王太子が亡くなってしまったのは自分が盲目になっていたせいだと言ったところで、すかさずせおっちから「何に盲目になってるのか言ったほうがいいよ」とツッコミが入りました(笑)

そこで「アクセルにです…」とくらっちが白状したので、ヒーローとせおっちが「あらら、聞いちゃったよ」って(笑)

そんな風にせおっちのツッコミのおかげで終始楽しく和やかにトークが進んでいったのが実に面白かったです。

和やかな雰囲気で楽しいトークでした

同期のヒーローとせおっち、そして学年の近いくらっちの3人なので、普段の様子が垣間見えるような楽しげで和やかなトークでした。
真剣に話しているかと思ったら、せおっちのツッコミが入って笑わせてもらって。

役のことや場面場面での心情などについて聞けたので、今後の観劇の時には思い出しながら観たいと思います。

  

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