瀬央ゆりあにぴったりなオシャレで素敵な作品でした(『ザ・ジェントル・ライアー』ライブ配信)

瀬央ゆりあ主演の『ザ・ジェントル・ライアー』は2月1日からのバウホール公演は全公演中止になってしまったものの、2月19日からKAAT神奈川芸術劇場で無事に初日を迎え、本日15時半公演がライブ配信されました。

星組『ザ・ジェントル・ライアー』ライブ配信

先日スカイ・ステージで放送されたNOW ON STAGEで話が出ていた映画版『理想の結婚』がすごく気になりまして、ついDVDをネットで買ってしまいました。

それを予習で見て、そして前に購入していた原作本も読み終えてライブ配信に臨みました。

とても宝塚らしい作品になっていました

オスカー・ワイルドの原作の戯曲と映画版では大筋では同じなんですが、最後の解決の仕方が違っていて、宝塚版ではどっちを採用しているのかなと思って楽しみにしてました。

原作の方はちょっと現実的で、映画版はドラマチックではあるけれど少し腑に落ちないところもあったんです。

それが宝塚版ではどっちのいいところも取り入れつつすごくロマンチックな解決方法で、すごくよかったです。

原作の戯曲とは場面の順番が違っていたり、回想シーンで会話している人物にせおっち(瀬央ゆりあ)演じるアーサーが絡んでいったりと、ものすごく演出にも工夫が感じられました。

ロンドンの街の場面や、舞踏会場の群衆場面は同じイギリスが舞台の『ME AND MY GIRL』や『アーネスト・イン・ラブ』を思わせてとっても宝塚らしい場面になっていたのも楽しかったです。

アーサー・ゴーリング卿は瀬央ゆりあにぴったりでした

プレイボーイで独身貴族の青年アーサー・ゴーリング卿は映画で演じていたルパート・エヴェレットもとてもよかったですが、原作のイメージはせおっちもとても合っていたと思いました。

『デビュタント』の時のイヴのように洗練された貴族の身のこなしも板についていましたし、それでいて『龍の宮物語』の清彦のように哀愁漂うソロ歌唱の場面もあって全編通して素敵でした。

まずポスターからカッコいいですよね〜

NOW ON STAGEでの話によると、衣装からヘアメイクから小道具からポーズまでこだわりにこだわって完成したそうで、先行画像も含めてすご〜く好評でしたね。

作品中の衣装もどれも似合っていましたし、せおっち本当にカッコいい男役になったな〜と惚れ惚れして観ていました。

軽妙洒脱なシャレもので、ウィットに富んだ会話を楽しみながら、本当の恋には不器用で、ここぞという時にうまく言えないもどかしさもとってもうまく表現されていました。
カッコよさと可愛らしさが共存するせおっちらしいアーサーでした。

その他のキャストもよかったです

綺城ひか理:ロバート・チルターン

原作のタイトルの“理想の夫”であるロバート卿を演じたあかちゃん(綺城ひか理)も原作のイメージ通り。
見るからに誠実そうで、妻への愛情深いまさに“理想の夫”という言葉がぴったりの演技でした。

チーヴリー夫人に窮地に追い込まれて苦悩するお芝居や、議会で演説する姿もかっこよくてよかったです。

そして、NOW ON STAGEで話していましたが、前回の大劇場公演の『モアー・ダンディズム!』でタンゴの場面をせおっちと二人で踊っていたあの3ヶ月が役立っていると。

フィナーレでも少し二人で踊る場面がありますが、お芝居中でも親友役としての演技にあの3ヶ月が活かされているという話に納得でした。

紫りら:ローラ・チーヴリー夫人

本来音波みのりちゃんが演るはずだったチーヴリー夫人ですが、残念ながら休演になり、せおっちと同期の紫りらちゃんが代役で演じていました。

NOW ON STAGEにははるこちゃん(音波みのり)が出ていて役作りについても話していたので、はるこちゃんのチーヴリー夫人を観たかったなと思いますが、りらちゃん(紫りら)のチーヴリー夫人すごくよかったです。

りらちゃんってこれまでどっちかというといい人の役のイメージしかないのですが、あのいやらしい悪女をものすごく色濃く演じていて、すごいなと感心しました。
せおっちとの色っぽい絡みも同期ならではの呼吸がいいな〜と思って観ていました。

小桜ほのか:ガートルード・チルターン

ほのかちゃん(小桜ほのか)は映画版のケイト・ブランシェットとはだいぶタイプが違いますが、清廉潔白で模範的な貴婦人として尊敬されているガートルードにぴったりでした。

『シラノ・ド・ベルジュラック』のロクサアヌでもお芝居の上手な人だと思っていましたが、この作品でもそれが発揮されていました。
ソロの曲もさすがの歌唱力で。

最後の場面も可愛らしいお芝居でとっても素敵でした。

詩ちづる:メイベル・チルターン

月組から組替えしてきて、この作品から星組生としてはじめて出演するうたちゃん(詩ちづる)。
ヒロイン級の娘役が3人いる中で、実質せおっちの相手役ですね。

「ティファールみたいにギュンと沸騰していいんだよ」とせおっちから言われたそうで、「ティファールを目指します」とNOW ON STAGEで話していました(笑)

映画版のメイベルがミニー・ドライヴァーだったのですが、私は原作からイメージしたメイベルはうたちゃんの方が合ってるな〜と思いました。

まだ研3とは思えないほどしっかりしているし芸達者ですね〜
これから星組の路線娘役として活躍するんだろうな〜と思います。

同期の稀惺かずとくんとのやり取りも可愛くて微笑ましかったです。
フィナーレでのせおっちとのリフトも素敵でした〜

とっても素敵な作品でした

今日がライブ配信でしたが、公演は25日まで続きます。

今日劇場で観劇された方がツイートしていましたが、どうやらBlu-rayの発売もあるようです。
せおっちおめでとう!

ウィットに富んだ会話劇で、「愛は弱い者のためにある」というテーマにもグッとくる、観た後にほっこり幸せになれる素敵な作品でした。

あと2日無事に完走できますよう祈っています。
そして、千秋楽のせおっちのご挨拶をタカラヅカニュースで見るのも楽しみにしています。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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