花組東京宝塚劇場公演は長い公演中止期間の後、千秋楽の一回を上演できるようになり、その発表があった時ファンの皆さんの喜びの声がたくさんSNSで上がっていました。
多くの公演ができなくて観劇できなかった方がたくさんいらしたことは本当に残念でなりませんが、退団者の4人がファンの方たちに見守られて大階段を降りて退団のご挨拶をできたことは本当によかったです。
そして私もライブ配信で退団者たちの勇姿を見ることができました。
私は運よく東京で観ることができましたが、B席の後ろの方だったので、オペラグラスで観てもなかなか表情までは見えませんでした。
今日のライブ配信でキャストの細かい表情までアップで見られました(嬉)
お芝居の『巡礼の年』もショーの『Fashionable Empire』もものすごくエネルギッシュで熱い舞台となっていて、花組生たちがこの千秋楽がかける思いがどんなに熱いかが伝わってきました。
柚香光の開演アナウンス
私が劇場に行った時の開演アナウンスも特別なものでしたが、この千秋楽用にあらたに録音したのでしょう、
「皆様、本日はようこそ東京宝塚劇場へお越しくださいました。花組の柚香光です」
の後は
「皆様とお目にかかり、千秋楽公演をさせていただけますこと、出演者一同心から感謝しております。皆様からいただいた思いを胸に本日の千秋楽の公演を大切にお届けいたします」
というこの日専用の特別なアナウンスでした。
そして、その後通常の「ただいまより…」の開演アナウンスが続きました。
柚香光の千秋楽ご挨拶
最初のご挨拶
退団者4人のご挨拶の後、美風舞良組長から紹介され、れいちゃん(柚香光)が千秋楽のご挨拶をしました。
「今日を迎えるまでの間、皆様には申し訳のない思いで日々を過ごしておりました」
ととても辛そうな表情で話し始めたれいちゃん。
お客様にお目にかかれた喜びの反面、お目にかかれなかったお客様には本当に申し訳なく思っていると謝るれいちゃんに「謝らないで」と思ってしまいました。
それから
「けれども今日のこの日はお客様の応援とたくさんの方々のご尽力のおかげで、千秋楽として迎えられたことはこの上ない感謝の気持ちでいっぱいです」
「この気持ちを花組は忘れません!」
と力強く言うれいちゃんの頼もしさにぐっときました。
「このような状況はまだまだ続くかと存じますが、皆様に楽しんでいただくことが私たちの願いであり、幸せであり、務めであると、今後もより良い作品作りを目指し、いっそう精進してまいります」
「皆様、皆様、本当にありがとうございました!」
と最初のご挨拶を締め、「フォーエバー・タカラヅカ」を皆んなで歌って幕が降りました。
カーテンコール2回目のご挨拶
次に幕が上がった時は、東京宝塚劇場の向かいにある日比谷シャンテの3階にあるキャトルレーヴから出てきたお客様が花組の公演中止の期間中に劇場を見上げて呆然としておられたのを目にしたという話をしました。
そして、突然公演が中止になってしまった日にも、劇場の前で目に涙をためていたお客様、また泣いてしまったお客様もたくさんいらっしゃったと花組生達から聞いたそうです。
「私はそのことが、その光景が忘れられません」
と目をうるませて話すれいちゃんの姿にこちらも涙が出てきてしまいました。
そして、ショーの中で歌っている曲に「この手を取るか取らないか?後悔はさせない」という歌詞があり、それにかけて
「どんな状況であっても公演を観たいと思ってくださるお客様に、応援してくださる皆様に後悔をさせてはいけない」
「一度つないでいただいた手をずっとつないだままでいていただける花組であらねばならない」
という思いを胸にこれからもいっそう精進し務めてまいりますと続けました。
そして、
「どうか今後とも花組をよろしくお願いいたします」
と深々と頭を下げ、客席からも熱い拍手が起きました。
その後はライブ中継とライブ配信を観ている人にも
「楽しんでいただけましたでしょうか?」
とカメラを見て声をかけてくれました〜
こういうのが嬉しいですよね。
劇場の客席から拍手が起きていましたが、
「画面の向こうから聞こえる気がするんですよね。ありがとうございます」
とも言ってくれました。
「皆様とまた笑顔でお目にかかれる日を心から楽しみに稽古に励んで参りたいと思います。本日は本当にありがとうございました」
と締めて幕が下りました。
次に幕が上がった時には恒例の退団者からの一言のコーナーと退団者4人による花組ポーズもありました。
退団者から一言のコーナーではなぜかダチョウ倶楽部の「どうぞどうぞ」のギャグがあったり、退団者4人で「みなさ〜ん、愛してま〜す」と叫んだりと楽しかったです。
詳しくはまたタカラヅカニュースで見られると思いますので、その時に。
緞帳前のご挨拶
カーテンコールは全部で4回でしたでしょうか。
最後はれいちゃんが一人で緞帳前に出てきてくれました。
もう一度
「皆様にお目にかかれましたこと、卒業生4名と本当に感謝しております」
と言った後、エアでハグするポーズをしながら
「皆様お一人ずつにお礼を申し上げたいくらい」
って言うれいちゃんが可愛過ぎます。
「あまりに感謝の思いがこみ上げてきますので、この羽根で飛んでいけるような気もします」
と笑わせてもくれました(笑)
「いつも温かく宝塚歌劇をお見守りくださいますこと、皆様のそのご好意に決して甘んじることなく、私たちも最善を尽くして歩んでまいります。どうかどうか、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします」
「同じことばっかり申し上げてしまうんですけれども、本当に皆様大好きです」
「またお目にかかれますよう、その日までどうかどうか皆様お元気でいらしてください。本日は本当にありがとうございました」
と深々とお辞儀して、最後は
「ありがとうございました〜」
と手を振って袖に帰って行きました。
この緞帳前のご挨拶はタカラヅカニュースではカットされてしまうので、ライブ配信でこれが見られるのが嬉しいです。
終演アナウンスは
「これをもちまして公演は終了いたしました。またお目にかかれる日を心から楽しみにしております。ご観劇ありがとうございました」
でした。
この終演アナウンスも特別バージョンですね。
これもまた嬉しいです。
とってもエネルギッシュな公演で、ライブ配信でも元気をもらえましたし、れいちゃんや退団者のご挨拶でほっこりさせてもらえました。
宝塚はやっぱりいいですね〜
読んで頂き、ありがとうございました。
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