『ME AND MY GIRL』博多座公演遠征時のおすすめお土産

  • 2023年10月15日
  • 2024年2月5日
  • 観劇

今日月組東京公演の11時公演が始まる直前に今日の公演の中止が発表されました。
複数の新型コロナとインフルエンザの感染者がいて公演実施が困難なためということです。
そして、夕方になって17日までの中止も発表になりました。
私の観劇も無くなってしまいました(泣)
客席降りを楽しみにしていたので、ものすご〜く残念です。

18日からの公演実施については17日中に発表されるということですが、どうなんでしょう。
それにしても劇場で中止を知った方々のお気持ちを思うと気の毒でなりません。感染した月組生がしっかりと回復して無事に再開されることを祈っています。

沈んだ気持ちを吹き飛ばすべく、星組『ME AND MY GIRL』博多座公演の初日を観劇するため福岡へ遠征した時の楽しかった思い出に浸っています。
福岡にはしばらく住んでいたのですが、今回が東京へ引っ越して以来はじめての福岡遠征でした。

初日の前日に福岡入りして、かつて住んでいた街を散策したり、中洲川端の辺りをウロウロしたり、博多駅の中を見て回ったりしました。
博多駅には新しいお土産のショップの新しい区画がオープンしたところでした。
大濠の『Jacques(ジャック)』がポップアップで出店していて大興奮。2白3日の福岡滞在で4回通いました(笑)

今回は博多駅で「いつでも買える定番のお土産」と博多座から足を延ばしてぜひ訪れたい「特別な洋菓子店」に分けてご紹介します。

博多駅で買える定番のお土産

日本一甘い⁉「川端ぜんざい」(明月堂)

博多座近くの川端商店街に「川端ぜんざい広場」があります。
博多座から徒歩3分といった距離でしょうか。

博多祇園山笠でお馴染みの山笠を眺めながら日本一甘いwwと言われた「川端ぜんざい」を復刻したぜんざいが食べられます。

 

その「川端ぜんざい」がお土産として博多駅でも売られています
お餅がちょっと小さいのが難点ですが、あの「川端ぜんざい」をお裾分けすることも、自分で旅の思い出に浸ることもできます(笑)

製造販売しているのは、「通りもん」の明月堂です。
但し、「川端ぜんざい」は博多駅に数ある明月堂のショップの中でも、マイングの1店舗のみで売られています。
マイング内だけでも2店の明月堂がありますので、「通りもん」が積み上げられている明月堂で尋ねてみて下さい。
どの売場でもほんと親切に教えてもらえます。

定番中の定番「博多通りもん」(明月堂)

福岡のお土産としてもっとも有名でもっとも人気なのは明月堂の「通りもん」でしょう。

1993年に誕生したとのことですので、今年でなんと30年。
”まだ”なのか”もう”なのかわかりませんがとにかく大変な人気です。

あちこちのお店の一番目立つ場所に大量に積まれています。

なのに販売は福岡市近郊のみ。
お店のホームページには以下のように書かれています。

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博多通りもん」は会社の経営方針で「博多らしさを大切にしたい」「博多のこころを一緒に味わっていただきたい」との思いから博多を中心に主に福岡市近郊のみで販売しております(http://www.meigetsudo.co.jp/infomation/shop

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人気化して全国どこでも買うことのできる商品になってしまうのではなく、地元でしか買えないところが「お土産」としての価値を維持している理由の一つのようです。

一方で簡易パッケージやバラ売りがあって、地元民のおやつだったりもします。
福岡でテレビを見ていると「傑作まんじゅう 通りも〜ん」というCMがよく流れます。福岡人なら誰でも歌えます。

お土産のユーティリティープレイヤー「博多の女」(二鶴堂)

 

「博多菓子工房二鶴堂」の「博多の女」も福岡の定番のお土産です。
パッケージの博多人形の絵柄が博多らしいです。

お土産としては少し地味(すみません!)ですが、こちらは1972年生まれで50年以上売られている商品です。
パッケージは昭和を感じる古風なデザインですが、味は令和の時代にもキャッチアップしています。
時代に合わせて少しずつ調整されてきたのでしょう。美味しいです。

この「博多の女」ですが、小ぶりのサイズで個包装という絶妙さ。
お土産って持って帰るのはコンパクトな方がいいけど、コンパクトだと数が足りないということが起きてしまいます。

「博多の女」は税込み389円の6個入の小箱から40個入り(税込2,592円)まであります。
お土産としてあらゆる場面に対応できます。
お土産ランキングの最上位に推したいです。

そうそう、博多駅の二鶴堂のお店には個包装されていないお得な「博多の女」も売られています。

お土産にしたいパッケージ「梅が枝餅」(かさの家)

梅が枝餅は菅原道真公にゆかりのあるお餅で、太宰府天満宮の参道にはいろんなお店が並んでいます。中でも「かさの家」は人気で、週末は並ぶのをためらうほど長い行列ができています。

 

その「かさの家」の売り場が新幹線の中央改札口の正面にあって並ばずに買えます。
どうしてみんな並ばないのでしょう…笑

「かさの家」は数ある「梅が枝餅」のお店の中でもパッケージのデザインが可愛いです。
誰かにあげたくなるパッケージです。
5個入りの箱、10個入りの箱があります。”包み”ではなく”箱”ってところがポイント高いです。

難点はお餅なので日持ちしないことです。
とは言え、翌日までに冷凍庫にいれれば3か月はもつそうです(冷凍したものはレンジであるいは自然解凍で食べられます)

あっ、この博多駅の売店では一つから購入可能です。
ほどよく暖かくて食べ頃のお餅を写真の「かさの家」の可愛い袋に入れてもらえます。
新幹線乗車前にぜひ!

デザインだけではないです「二◯加煎餅」(にわかせんぺい本舗東雲堂)

「二◯加煎餅(にわかせんぺい)」は福岡の伝統のお土産です。
郷土芸能の博多二◯加のお面を模したお煎餅で、なんと明治39年からの歴史があるそうです。

神戸にも瓦せんべいがありますし、同様のお煎餅は各地にあると思います。
どうしても食べたい!とはならないのですが(すみません)、食べるとほんのりした優しい甘さがお茶でも紅茶でも珈琲でもぴったり合います。
長く愛され続けてきただけのことはあります。

で、この「二◯加煎餅」は、やはりデザインが秀逸です。

大きなサイズと小さなサイズがあって大きな方がインパクトあります、きっと。
知らずにこの大きなお煎餅をもらったら、びっくりするでしょう。

ただ、実際には小さい方が食べやすいです。
迷っていたらお店の方にも小さな箱を勧めていただきました。

小さな箱に小さな「二◯加煎餅」が3枚入っています。
一枚一枚、表情が違っていて食べる前にいちいち写真を撮りたくなります。

そういえば空港のショップには、「二◯加煎餅」のデザインの切り抜きバウムなんてものもありました。

本場は多士済々!「ひよ子」 (ひよ子本舗吉野堂)

吉野堂は大正元年に福岡県飯塚市で生まれたそうです。
その後昭和32年に福岡に進出さらに東京にも進出。
その吉野堂の「ひよ子」は、今では東京のお土産なのか福岡のお土産なのか分からないほどです。

この飯塚をはじめ筑豊には有名なお菓子屋さんが多いんです。炭鉱で働く人たちが甘いものを好んだからだと聞いたことがあります。

博多駅では2種類の大きさの異なる「ひよ子」をカップルに見立ててパッケージにしたものや、福岡限定の「ひよ子家族」が売られています。
ひよこなのに家族(笑)…とSNSで話題になりましたが、話題になるほど可愛いです。

福岡空港の「ひよ子」のショップでは纏衣(まとい)ひよ子というチョコでコーティングされたひよ子が売られています。
写真はその「纏衣(まとい)」の「ひよ子」です。ご覧の通り和風のパッケージがかなり凝っています。
福岡空港限定だそうで、残念ながら博多駅では買えないのが残念です。

えっ!「プレミアムめんべい」(山口油屋福太郎)

あっと言う間に福岡を代表するお土産になってしまった「めんべい」
辛子明太子の老舗の「山口油屋福太郎」が2001年から販売しているとのことですが、人気に火がついたのはこの10年ほどではないでしょうか。

どうしても甘いものが多くなるお土産ものの中で、塩っぱいのはそれだけでアドバンテージです。
福岡が発祥の明太子にすぐつながる「めんべい」というネーミングも「め」と大きく描かれたパッケージも秀逸です。

 

その「めんべい」、博多駅の阪急限定で写真の「プレミアムめんべい」が販売されています。

いつもの「めんべい」とは全く別ものの白を基調にアクセントになる色が入った特別なデザインのボックスです。
8種類の味があって、味ごとにデザインが少し異なっています。

 

味を選んで2個・4個のギフトセットにすることもできます。
しかし味で選ぶだけではなく、個箱のデザインで組み合わせを考えたくなるほどのデザインです。

4箱のギフトボックスは全体が白に水引デザインのパッケージでした。
これをアパレルのショッピングバッグかと思うようなデザインの袋に入れて手渡されます。

それっぽい演出に留まっているわけではなく、ブランドの戦略として徹底しているのが驚きでした。

博多座から足を延ばしてみたい福岡の特別な洋菓子店

今回福岡に行ってあらためて思ったのですが、福岡のお土産は質量(種類)ともに充実しています。

帰省した時に新神戸の駅で私が買うのは、G線のワッフルフロインドリーブの焼き菓子です。
お土産物っぽいのだと、かわらせんべい、ゴーフル、神戸プリン、観音屋のチーズケーキでしょうか。
でもなぜか、お土産もので一番目立つ場所に積み上げられているのは「赤福」です。リクエストされるのも「赤福」。
たしかに「赤福」はみんな好きですけど、神戸じゃないです(泣)

そんな神戸のお土産がみんなまとめてかかっても「通りもん」一つに勝てるかどうか自信がありません。「めんべい」が出てくると完全に勝負がついてしまう感じです。

どうして福岡はこんなことになってしまったのでしょう…?
よほど甘いもの好き?
ちょっと不思議です。

その福岡には強力なお土産もののお菓子だけではなく、何とか時間をつくって訪れたいおすすめの洋菓子店があります。
福岡のスイーツを代表すると言うだけでなく、全国でも屈指のお店と思います。

パティスリージャック(Jacques)

フランスアルザスの名店『Jacques(ジャック)』で修行された大塚シェフが1995年に福岡で出されたお店です。
このJaquesは数々の有名パティシエを排出しています。大塚シェフがそのJacquesのオーナーシェフからその名を使うことを許されて生まれたのがパティスリージャックです。

ピエール・エルメやジャンポール・エヴァンといった世界のトップパティシエが集まる“ルレ・デセール”の日本人4人めのメンバーです。
「イデミ・スギノ」(閉店)の杉野英実シェフ、「オリジーンヌ・カカオ」(閉店)の川口行彦シェフ、「エーグルドゥース」の寺井則彦シェフに続くメンバー入りでした。

福岡に自身のチョコレートのショップを出店するに際して来福されたジャンポール・エヴァン氏の訪問がきっかけで、ルレ・デセールへ推薦されたという話を聞いたことがあります(本当かどうかは保証できません)
きっとアルザスの『Jacques(ジャック)』の名を名乗ることを許されたお店が福岡にあるというのは、私たちが思う以上に意味のあることなんでしょう。

東京でとても洋菓子に詳しい方が「なぜジャックは福岡にしかないのか…」と嘆かれていました。
何でも東京にあると思ったら大間違いですよ(笑)

 

そのパティスリージャックは博多座からだと中洲川端駅から地下鉄空港線で3駅5分ほどの大濠公園駅が最寄りです。
その気になればすぐです!

フランス菓子16区

パリ16区の菓子店「ARTHUR」のシェフを務めていた1979年にダックワーズを考案された三嶋隆夫シェフ。
その三嶋シェフが1980年に帰国して故郷の福岡でオープンされたのがフランス菓子16区です。

えっ、ダックワーズって誰かが考案したお菓子なの⁉と驚きました。すみません。
当然そのダックワーズはおすすめですが、季節限定のパイもおすすめです。

今の時期ならマロンパイです。パッケージも素敵です。
私は春から始まるブルーベリーパイが一番です。帝国ホテルのガルガンチュアのものより美味しいのではないかと密かに思っています。

福岡でも東京でも百貨店に出店することがあります。福岡だと岩田屋で見かけることが多い気がします。
ただ、通常は薬院のお店まで行くことになります。

福岡屈指の繁盛店ですが、お店はずっと本店だけです。
多くのお客でごった返している時でも気持ちのいい接客が変わらないのは感動ものです。

 

博多座からだと中洲川端商店街を通り抜けた地下鉄七隈線の櫛田神社前駅から4駅めの薬院大通りが最寄りです。
バスだと博多座前から56番で20分ほどの薬院交番前バス停もしくは浄水通りバス停下車です。

2階には喫茶もあって月替りのメニューを楽しむことができます。
全力でお勧めします♪

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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