真風涼帆の三本締めで幸せと温かさに満ちた千秋楽でした(宙組 東京宝塚劇場公演 千秋楽)

9月26日に宙組東京宝塚劇場公演が千秋楽を迎えました。
6月26日の宝塚大劇場からの公演期間中一度も止まることなくこの日を迎えられて本当によかったです。

そんな中、とても残念なお知らせもありました。
宙組の107期生の夏南幸くんが千秋楽の翌日の9月27日付で退団というお知らせでした。
体調不良につき全日程休演されていましたが、復帰することなく退団ということになってしまい、ご本人もどれだけお辛かったことでしょう。
他の退団者と同じく、退団後の人生が幸せなものになりますようお祈りしています。

宙組 東京宝塚劇場公演 『シャーロック・ホームズ』 『Delicieux!』千秋楽

今日のタカラヅカニュースでは宙組東京宝塚劇場公演の千秋楽の模様が放送されました。

千秋楽のアドリブ

この公演ではお芝居、ショーともに数々のアドリブの場面があって、毎日のそのアドリブがTwitter上でも観劇された方によってレポートされていました。
それを見るのが楽しみでもあったのですが、千秋楽は宝塚大劇場の千秋楽の日同様、千秋楽ならではのアドリブがあったようです。

『シャーロック・ホームズ』のアドリブ

ゆりかちゃん(真風涼帆)ホームズの221Bでの「退屈だ〜」アドリブは、それまでの中で最大級のアドリブになっていました(笑)

「私が退屈だ大魔王だ〜」と退屈大魔王が登場して、その後のららちゃん(遥羽らら)のハドスン婦人もそれを受けて「プンプン大魔王だからね〜」って。
客席も大喜びでした。
ららちゃんさすがです。

最後のお墓のシーンでは宝塚大劇場の千秋楽と同じようにゆりかちゃんが退団者へ土を渡して、その後ポケットから種のようなものを取り出してその土に乗せる仕草をしていました。
ゆりかちゃんの退団者への愛あるアドリブでした。

『Delicieux!』のアドリブ

まずは『王妃のお茶会』でのキキちゃん(芹香斗亜)扮するアントワネット様のアドリブ。

そらくん(和希そら)扮するクレープ公爵が「ほめられ鯛!」とお魚が泳ぐ仕草をしながら言ったら、キキっちゃんが「今日はクレープでもいいかしら。粉砂糖を雪のように振りかけたら、もっと素敵よ」とそらくんが組替えする雪組にかけて言いました。

そして、「何か言い残したことあるんじゃないの?」とキキトワネットが訊くとそらくんは「NEVER SAY GOODBYE!」と次の宙組公演のタイトルにかけて。

その後はキキちゃんが「今後に期待(鯛)しているわ」と言ったそう。

タカラヅカニュースではちょこちょこカットされていましたが、観た方のレポートによるとそんな流れのアドリブだったようです。
キキちゃんとそらくんの息ぴったりのアドリブで、組替えするそらくんへの愛もたっぷりなシーンでした。

組替え者と退団者

退団者の大階段降りの前に組替えするりんきらさん(凛城きら)とそらくんのご挨拶が緞帳の前でありました。

りんきらさんは9月27日付で専科へ、そらくんは12月10日付で雪組へ組替えします。
二人のご挨拶のあと、組長のすっしーさん(寿つかさ)がりんきらさんが次の宙組全国ツアーに、そしてそらくんがキキちゃん主演の『プロミセス、プロミセス』に出演することを伝えてくれました。

そして、
「また一緒に頑張りましょう!」
と二人に、
「皆様、これからも二人に変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします」
と客席に言うのを聞いて、二人の組替えは寂しいのですが、本当に宝塚は一つだなと改めて思いました。

そして、今回宝塚を卒業する花音舞(90期)、綾瀬あきな(91期)、美月悠(94期)、星月梨旺(94期)、七生眞希(95期)、里咲しぐれ(96期)、遥羽らら(98期)の7人が大階段を降りて退団のご挨拶をしました。

それぞれのご挨拶も素晴らしかったですが、カーテンコールの途中での退団者の一言の時間がまたとても温かくて素敵でした。

タカラヅカニュースではカットされていましたが、遥羽ららちゃんは「本当に今日という素敵な1日を一生忘れません」と言った後「ホッとして今お腹がなっちゃいました」って言ったそうです(笑)

それを受けてゆりかちゃんは「何それ?なんてこった」って言ったそうで、ゆりかちゃんらしい愛あるゆる〜いツッコミだったようです。

キャノンさん(花音舞)はショーのカンカンの場面で白い人形が飛んできてそれと踊るのですが、「スペシャルでゆりかちゃんが飛んで来るんじゃないかと期待したんですけど」と笑いを誘っていました。
退団者7人とゆりかちゃんとの和気あいあいとしたとても温かで素敵な時間でした。

真風涼帆の千秋楽ご挨拶

真風涼帆「お客様とお会いできるひと時が私達の生きる喜びです」

ゆりかちゃんの千秋楽のご挨拶。

まずは
「本日千秋楽の日を迎えることができましたことにホッとしております」
という言葉に実感がこもっていました。

今のこのご時世、無事に初日を迎え、そして無事に千秋楽を迎えることができるのは奇跡のようなことです。
最後まで止まることなく公演ができたことにゆりかちゃんが一番ホッとしたのではないでしょうか〜
そしてお客様や関係者への感謝の気持ちを口にしたあと、

「こうして舞台に立たせていただき、お客様とお会いできるこのひと時が私達の生きる喜びです」

「たくさんのお客様のご声援に勇気をいただき、今日まで走り抜けることができました」

「この経験を無駄にすることなくこれからも進化していけるよう宙組生一丸となって精進してまいります」

と力強く話しました。
ゆりかちゃんのトップとしての責任感に満ちた素晴らしいご挨拶でした。

「宙」三本締め

何度目かのカーテンコールでペンライトについても触れました。

「皆様と一緒に踊れて大変楽しかったです」

って。

タカラヅカニュースで振付け講座もあり、皆さん思い思いのデコレーションも施して楽しくペンライトを振れましたね。
たった一場面だけだったのが残念。
中詰めでももう一度ペンライトを振るところがあればよかったのにな〜(汗)

そしてそして、最後には恒例となりつつあるw、三本締めをやりました。

「皆様の健康と御多幸と、そして無事千秋楽を迎えられたことを祝して宙三本締めを行いたいと思います」
「お手を拝借願います」
「よ〜、パパパパン、パパパパン、パパパパンパン、宙!」
「パパパパン、パパパパン、パパパパンパン、宙!」
「パパパパン、パパパパン、パパパパンパン」

で客席と舞台が一体となったところで

「本日は本当にありがとうございました!」

と千秋楽のカーテンコールが終わりました。

幸せ感と温かで満たされた本当に素敵な千秋楽でした!

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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