5月11日に行われた雪組『Lilacの夢路』の新人公演。
今日のタカラヅカニュースでその様子を見ることができました。
雪組 宝塚大劇場『Lilacの夢路』新人公演
紀城ゆりや:ハインドリヒ(本役 彩風咲奈)
今回新人公演初主演の105期ののりぴー(紀城ゆりや)。
まだ本公演を観劇していないので初日の映像の咲ちゃん(彩風咲奈)と比べるしかないんですが、咲ちゃんとはまた違う持ち味ながらしっかりドロイゼン家の長男らしさが出ていたと思います。
先日見たあーさ(朝美絢)の番組『CAST~朝美絢 side-A~』にゲストで出ていましたが、お調子者の弟キャラで上級生たちから可愛がられている印象でしたので、こんなお兄さんの役ができるとは。
前回の『蒼穹の昴』の順桂役の演技もすごく良くて評判になっていましたが、元々お芝居が上手なんですね。
そして歌もかなり歌えます。
凛々しい顔立ちや堂々とした舞台姿で、これからが楽しみな男役さんです。
その他のメンバーについて
音彩唯:エリーゼ(本役 夢白あや)
主演ののりぴーと同じく105期生のはばまいちゃん(音彩唯)、今回3回目の新人公演ヒロインです。
この前の『海辺のストルーエンセ』で東上公演での初ヒロインも経験しているので、今回の新人公演メンバーの中で頭一つ抜けてる感じです。
本役のあやちゃん(夢白あや)とタイプは全然違いますが、はばまいちゃんならではの勝気で夢を追いかけているエリーゼ役を好演していました。
そして歌も本当に素晴らしいです。
本公演で演じている夢人を観るのも楽しみです。
華世京:フランツ(本役 朝美絢)
もう一人新人公演離れしているのがドロイゼン家の次男フランツを演じたかせきょー(華世京)です。
まだ研4とは思えないほど堂々としていますね。
かせきょーは本公演でもドロイゼン家の五男を演じていますが、全く性格の違う兄弟の役を演じ分けているのがすごい。
衣装の着こなしも抜群で、もう何でもできる感じが素晴らしいです。
聖海由侑:ゲオルグ(本役 和希そら)
私が以前から注目している聖海由侑くんは本公演でそらくん(和希そら)が演じているゲオルグ役。
ドロイゼン家の三男です。
前回の『蒼穹の昴』の光緒帝役も本当によかったので、今回の新人公演もどんな演技をするのかなと楽しみにしていました。
軍人の役で軍服もすごく似合っていますし、男役として出来上がってる感じがします。
103期で今回が長の期なので、次の公演が最後の新人公演になります。
ぜひ一度主演をやってほしいなと思ってるんですが…
歌がすごく上手なので、もう少し歌うところが流れるとよかったです。
本公演の製鉄所の職人の役もすごく楽しみにしています。
それ以外にダイジェスト映像を見ていておおっ!と思ったのがガレッティー夫人役の夢白あやちゃん。
さすがトップ娘役です!
新人公演でもまるで専科さんのような堂々とした佇まいで、一瞬でも目を引きますね。
紀城ゆりやの涙のご挨拶
カーテンコールのご挨拶は、ますは今回の新人公演の長の聖海由侑くん。
今回が初めてのご挨拶とは思えないほど落ち着いてしっかりとしたご挨拶でした。
そして、主演ののりぴー(紀城ゆりや)は最初から目に涙をためていて、
「本日新人公演をさせていただけて、心から感謝の気持ちでいっぱいです。未熟な私に多くの方が救いの手を差し伸べてくださいました」
と言う時から涙声になっていて、見ているこちらまでウルウルしてしまいました。
新人公演を通して劇中のハインドリヒのセリフにあるように「自分一人では何も成り立っていない」ということを強く感じたそう。
涙で言葉に詰まりながらも、宝塚の新人公演で学んだこと、感じたことを大切にみんなと協力し合って東京の新人公演に向けて突き進んでいきたいと力強く話しました。
そして、「最後になりましたが」と新人公演に関わる全ての人たちとお客様に向けての感謝の言葉で挨拶を締めました。
もう一度幕が上がると
「明日からの本公演も精一杯頑張ってまいります。本日は本当にありがとうございました」
と力を込めて挨拶しましたが、その間ずっと隣のはばまいちゃん(音彩唯)が目に涙を浮かべながらもお姉さんのように温かい目で見つめていたのが印象的でした。
終演後の囲み取材で、このカーテンコールでの涙についてのりぴー自身は「客席が見えた時に何とも言えない感情が湧き出て、涙があふれてしまった」と理由を話したそう。
なんとも可愛らしいなと微笑ましく思いましたが、はじめての新人公演主演らしいです(笑)
そして囲み取材では本役の咲ちゃん(彩風咲奈)から「歴代の主演の人たちが不安に打ち勝つことができたので、紀城も絶対できる」とアドバイスしてもらったとも話したそうです。
そのアドバイスのおかげでこれほど堂々と新人公演に臨むことができたんですね~
東京の新人公演でまたさらに成長した姿を見せてくれることを期待しています。
読んで頂き、ありがとうございました。
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