真風涼帆、宝塚大劇場最後の「初日」(宙組公演『カジノ・ロワイヤル』初日)

なんとなくまだ先だという気がしていた真風涼帆の退団公演『カジノ・ロワイヤル』ですが、宝塚大劇場公演が始まってしまいました。

3月11日の初日の模様を今日のタカラヅカニュースで見ました。

宙組 宝塚大劇場公演『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』初日の様子

ダイジェスト映像はただただカッコイイ!

すでに観劇された方々の感想を見ると、どうやらかなりコミカル要素が強い作品のようです。
Twitterなどでは「イルカ推し」「イルカの歌」とか「キャベツ畑」という言葉が踊っていて、これまでの稽古場情報や稽古場レポートでは語られていなかった面白場面もたくさんあるみたいです。
小池修一郎先生は「トンデモボンド」だと言っていたとか。

それにこれまで宙組で上演された作品や小池先生の作品のオマージュ場面もあるみたいで、タカラヅカスペシャルのパロディコーナーのようだという意見も見ました。

なんですが、タカラヅカニュースのダイジェスト映像ではただただカッコいい場面のみ流れていました。
ほんの少しロマノフ家の場面でヘンテココサックダンスを踊るところがあったかな~

でもゆりかちゃん(真風涼帆)ボンドのスーツ姿はめちゃくちゃカッコいいし、やキキちゃん(芹香斗亜)のル・シッフルは怪しげだし、じゅんはなちゃん(潤花)のデルフィーヌは可愛いしで楽しみしかない初日の映像でした。

コメディ場面はまだ秘密ということなんでしょうかね~

真風涼帆の初日のご挨拶

初日のカーテンコールはまずはこの公演で退団する組長のすっしーさん(寿つかさ)のご挨拶から始まりました。

「宙組組長の寿つかさでございます」
のご挨拶に客席から盛大な拍手が起こりなかなか鳴りやみませんでした。
すっしーさんにとっても宝塚大劇場での初日のご挨拶は最後となりますね(泣)
そして、そのすっしーさんから

「今年は宙組25周年でございます。宙組8代目トップスター、真風涼帆が皆様にご挨拶申し上げます

と紹介されてゆりかちゃんが初日のご挨拶を始めました。
この状況下で初日を迎えられたことへの感謝の気持ちを述べ、

「本日ようやく皆様にご覧いただけて、温かい拍手や笑い声、かなり大きな笑い声にたくさんのパワーと愛をいただいて、初日から胸がいっぱいでございます」

と話しましたが、「かなり大きな笑い声」のところでは笑いが起きていました(笑)
やっぱりよほど笑える作品なんでしょうね~
それから

「千秋楽の日までまだまだ上を目指して精進してまいりますので、どうぞ千秋楽までご声援のほどよろしくお願いいたします」

と最初のご挨拶を締めました。

次のカーテンコールでは

「この作品が皆様の元気の源となり、この作品を通して宙組がさらに進化していけるよう千秋楽まで大切に務めていきたいと思っております」

としっかりとした初日のご挨拶をしたゆりかちゃんでした。

次のカーテンコールは少ししんみり

次のカーテンコールでは、こうやって宙組の仲間たちに見守られて羽根を背負ってご挨拶するのは、宝塚大劇場ではこの日が最後だと話し始めたゆりかちゃん。
そのことを先日キキちゃん(芹香斗亜)から教えられたんだそうです。
言われてみればそうですね~

千秋楽はゆりかちゃんは羽根は背負わずに大階段を降りて退団のご挨拶をしますし、貸切公演などでは舞台上に組子はいなくて一人でご挨拶しますからね。
そう思うとなんか実感がわいてきて寂しさが募ってきてしまいした。

そしてゆりかちゃんは初めてこの劇場で羽根を背負ってご挨拶した日のことを思い出したそうです。

あの頃は必死だったな~と感慨深いです。こうしていろんな経験を共にした宙組の仲間と、そしてお客様との固い絆が私の宝物です」

って。
泣けることを言いますよね~
ゆりかちゃん自身も少しグッときたような表情していた気がしました。

最後はちょっぴりくだけて(笑)

もう一度幕が上がって、

「今の宙組にしかできない作品になっていると思いますし、祖国を守り世界の平和を保つために戦い続けるボンドのように、私も…案外本気で

と話すゆりかちゃんに笑いが起きて、

「…まだまだ大きな夢を見続けたいと思います!」

と言ったところでキキちゃんを見たら「もう一回」と小声で言われて(笑)
さらに力を込めて

「案外本気で!」

と言ったので、キキちゃん「アハハハハ」と拍手して笑ってました。
二人で顔を見合わせて笑ってる姿は本当に仲良しなのが伝わってきてほっこりします。
その後はいつものゆるゆるゆりかちゃんになって

「千秋楽までね、みんなで頑張りましょうね~」

と言ったら組子たちから「はい」とゆるめの返事が返ってきて(笑)
こういうゆる~い雰囲気が今の宙組のいいところだと思います。

「こんな羽根を背負って、ここまでありのままでここに立てるわたくしになりました」

という言葉はさっきの「あの頃は必死だったな〜」と言った言葉にかかっているのかな。
どうやらこの前のカーテンコールが最後だとキキちゃんに言われたらしく、それでさっきは少ししんみりしてしまったようです。

「デマを流しました」
とキキちゃん(笑)

「なぜか先ほどかなりしんみりとなり、最後にくだけるという感じですけれども、組長大丈夫ですか?これで」
とすっしーさんにゆりかちゃんが訊いたら、すっしーさんから大きなOKをいただきました。

ゆりかちゃんの
「すっしーさんのご挨拶も聞けましたし、ね、皆さん」
に客席からすっしーさんに大きな拍手が起きて照れてしまったすっしーさんでした。
すっしーさん本当に可愛いです。

愛がいっぱいですのでね、皆様、また次にお会いする日までどうぞ健やかにお元気でお過ごしください。私たちも公演頑張ります!本日は本当にありがとうございました!」

でカーテンコールが終わりました。
確かに少ししんみりするところもありましたが、いつもながらのゆるいほっこりするカーテンコールに心があったまりました。

このまま千秋楽まで駆け抜けていってください!

  

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