先日スカイ・ステージで放送された真風涼帆サヨナラ特別番組「涼やかな風のように」を視聴しました。
退団公演の東京公演が始まってもまだまだゆりかちゃん（真風涼帆）の卒業の実感が湧いてなかったんですが、この番組を見るといやでも実感が湧いてしみじみしてしまいました。
真風涼帆サヨナラ特別番組「涼やかな風のように」
5月11日23:00がファーストランだったゆりかちゃんのサヨナラ特別番組。
これまでのトップスターのサヨナラ番組と同じく、宝塚大劇場の千秋楽の様子から始まり初舞台からこれまでの主だった公演を映像と共に振り返りつつインタビューが進みます。
そしてインタビューの合間には宙組生全員とゆかりの深いタカラジェンヌからのメッセージも流れました。
それぞれが趣向を凝らしたメッセージを贈っていて、105期から108期までは期のメンバー全員で揃ってのメッセージが楽しかったです。
今の宙組生以外にも2年前まで副組長だったあおいさん（美風舞良）や、同期の現在専科生のりんきらさん（凛城きら）、そして最初の相手役だったまどかちゃん（星風まどか）からのメッセージもあったのが嬉しいです。
ゆりかちゃんのインタビューの中では、まどかちゃんやじゅんはなちゃん（潤花）、そして相棒とも言えるキキちゃん（芹香斗亜）への想いも語っていて、じーんとしながら聞いていました。
真風涼帆から相手役星風まどかへの想い
プレお披露目の『WEST SIDE STORY』は音域の大変さに二人で励まし合いながら切磋琢磨してお稽古をした思い出を語っていました。
それ以降の作品についての話のところでも「まどかと一緒に作り上げた作品」という言葉を使っていたのが印象的でした。
まどかちゃんとのコンビの最後の作品『アナスタシア』は二人の集大成の手ごたえを感じた大切な作品だという話からも、まどかちゃんを大切に思っている気持ちが伺えました。
まどかちゃんからのメッセージでも「ゆりかさんとの思い出は私の宝物」とニコニコと語っていて、その様子を見ても二人の絆の強さを感じます。
約3年のコンビ期間の後、別々の相手と組むことになりましたが、やっぱり大切な相手役に違いないんですよね。
そんな二人の姿を見ると、例の某週刊誌に報道がいかに馬鹿げたものだったかを思わずにいられませんね。
真風涼帆から相手役潤花への想い
そして二人目の相手役のじゅんはなちゃん（潤花）。
『カジノ・ロワイヤル』のパラシュートの場面で歌う歌詞に「短くも濃い時間」とあるのが二人の関係性にぴったりだなと話していましたが、私も観劇した時にまさにそれを思いました。
ゆりかちゃんはプレお披露目の『Hotel Svizra House』から『シャーロック・ホームズ』にいたるまでの急激なじゅんはなちゃんの成長や進化、彼女が持つ魅力の開花に何度も助けられたと話していました。
そして、じゅんはなちゃんの力強さやひたむきな姿、いつも一番の味方でいてくれる存在は宝物だと。
スカイ・ステージの番組やタカラヅカニュースのコーナーなどで見ると、あまりにもじゅんはなちゃんからの愛が重くてw、ゆりかちゃんは少し引いてしまっているように見えます（笑）
でも実はゆりかちゃんからじゅんはなちゃんへの愛も深いんだと分かります。
真風涼帆から相棒芹香斗亜への想い
トップスターのバトンを渡すキキちゃん（芹香斗亜）についてもかけがえのない大切な存在だと話すゆりかちゃん。
音楽学校の時から予科本科の間柄で、星組に配属されてからも「同じ釜の飯を食って大きくなった」仲間だと言っていました。
一時花組と星組で離れていたけれど、宙組で再会してからは意見をぶつけながらも一緒に作品を作り上げ、トップになってからはずっと隣でサポートしてくれたと。
「助けてくれるだけじゃなく、常に背中を押してくれる彼女の存在には感謝しかない」
「芹香がいなければ今の自分はいない」
という言葉に本当に二人の強い絆を感じます。
そして、キキちゃんに絶大な信頼を置いているのがすごく伝わってきます。
これからの宙組を安心して任せられる存在だと、頼もしく思っているんですね。
とっても濃い1時間半番組でした
初舞台からの出演作品について映像とともにその当時の想いやエピソードをたっぷり話してくれて、本当に濃い番組でした。
とくにゆりかちゃんが研4で新人公演で初主演した『My dear New Orleans』は、その頃にちょうどスカイ・ステージに加入したというのもあってよく覚えています。
なんて大物の新人男役が出てきたんだろうという印象でした。
歌はまだまだ発展途上でしたけど、佇まいや仕草がすでに男役として完成されているな～とびっくりした記憶があります。
あの頃、当時の雪組トップスターだった水夏希さんに似ていると話題になったんでしたね～
最近でもスカイ・ステージ開局20周年記念「スカステと“3人の女たち” in ＫＩＴＴＥ」で水さんがゆりかちゃんのパネルを見て「私の弟！」と言っていたのを聞いて大笑いするとともに、下級生の頃のゆりかちゃんを思い出して懐かしくなりました。
そして、番組の最後には5月6日の東京公演の初日の舞台を終えたゆりかちゃんが視聴者に向けてコメントするのを聞いて、瀬奈じゅんさんのサヨナラ番組を思い出して涙がこみ上げてきました。
あのコメントでいよいよ退団してしまうんだな～と強く実感したんですよね。
今回もゆりかちゃんが
「この作品を通してたくさんの皆様に笑顔になっていただけるよう、日々大切に務めてまいりますので、千秋楽の日までどうぞよろしくお願いいたします」
と話すのを聞いて胸が熱くなりました。
番組はこの後
2023年5月 14日(18:30)、20日(15:00)、25日(8:00)、29日(1:00)
2023年6月 2日(10:30)、6日(15:30)、11日(24:00)
と放送されます。
お見逃しなく
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