風間柚乃、さすがの大器ぶりでした(月組東京宝塚劇場公演観劇)

今日のタカラヅカニュースでは月組新人公演の模様をやってました。

ぱるくん(礼華はる)の健司はれいこちゃん(月城かなと)との健司とはまた違った、でもとっても等身大の素敵な健司でした〜

その月組の本公演を先日私も観劇してきました。
宝塚大劇場も東京宝塚劇場もチケットが瞬殺だったほどの人気公演だったので、自分ではチケットが取れなかったんです。
それで、いつも一緒に観に行く友人のそのまた友人に取ってもらってやっと観に行けました。

彼女はおだちん(風間柚乃)を応援していて、私も瀬奈じゅんさんのファンだったおだちんを以前から注目していたのもあって、観劇前のランチで初めてその人に会った際話がはずみました。

そういうこともあって、先日の観劇ではとくにおだちんにフォーカスして観てきました〜

月組東京宝塚劇場公演『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』観劇

今回の公演は宝塚大劇場の千秋楽をライブ配信で観ていたので、内容はすっかり頭に入っています。
原作の映画もライブ配信を観る少し前に観て予習もしていました。

改めて劇場で生で観るとライブ配信では見られなかった舞台上のいろんな所が見られて、楽しかったです。

「娯楽の殿堂」の場面で京映の撮影所の様々な人たちがあんなことやこんなことをやっていたり、「シナリオハンティング」の場面でお祭りの屋台の人たちが細かいお芝居をやっていたりするのが見えたのも面白かった。

ちょっとびっくりしたのが、たぶんライブ配信では映ってなかったと思うんですが、撮影所の場面でうみちゃん(海乃美月)演じる美幸が最初に着ていた白黒のドレスが、ハンガーにかけられて助監督らしき人に片付けられて行ったのを見た時です。

『わ〜、あのドレスどっかに持って行かれちゃったよ〜』と驚いて見ていました。
劇場で観ていると、そんな細かい演出にも気が付くことができるんですよね〜

風間柚乃が月城かなとの同僚役を熱演

さて、ライブ配信ではもちろんれいこちゃんとうみちゃんのお披露目ということで二人に注目して観ていましたが、今回はおだちん(風間柚乃)に注目しました。

健司とは助監督の同僚で仲良しの山中伸太郎役

この作品でおだちん(風間柚乃)が演じたのは山中伸太郎という助監督の役。

れいこちゃん演じる牧野健司の同僚ですが、どっちかというと健司に対して先輩風を吹かしている感じです。

健司と仲良しでいつも一緒にいますが、京映の社長からシナリオが採用されたら監督に昇格してやると言われた時は、大いにライバル意識を燃やすという役でした。

NOW ON STAGEで役について訊かれた時に、トップスターのれいこちゃんに先輩面する役をやるということで最初は遠慮してどうしようかと思ったと話していました。
本番ではまったく遠慮があるようには見えませんでしたが(笑)

そういえばおだちんは今回NOW ON STAGEに”初出演”で、れいこちゃんやありちゃん(暁千星)から「おめでとう!」って言われてました。

だけど全然はじめて感なくて大物感が漂っているので、れいこちゃんから「同期じゃん」って言われるほどでした(笑)

山中は健司が失敗する度に「お前何やってるんだよ!」と怒るくせに、実は健司の失敗の原因は山中が作ってたりするんですよね〜(笑)
そんな調子のいいところもすごく上手く演じていて、おだちんの表現力に感心させられました。

社長令嬢の成瀬塔子への恋心

山中は京映の社長のお嬢さんで助監督たちのマドンナ的存在の塔子さんに憧れていて、塔子さんを飲みに誘ったり最初は積極的にアタックしています。

でも塔子さんの健司への想いに気が付いてからは健司に「お前塔子さんと付き合えよ」とはっぱをかけたりするんですよね〜

シナリオ競争では「絶対に負けない」とライバル意識をむき出しにしたりもしますが、基本的には仲間思いのいい奴で、憎めない奴だな〜と微笑ましく見ていました。

結局健司のシナリオが選ばれて負けを認め、田舎に帰って実家の豆腐屋を継ぐ決意をするけど、塔子さんが健司に失恋したのを見てやっぱり塔子さんにアタックしようとするのがなんとも可愛かったです。

先日タカラヅカニュースのStage Side Watchで話していた内容によると、実は山中がちゃんと塔子さんを好きになるのは塔子さんが健司に失恋しちゃった時なんだそうです。
塔子さんが健司にフラレて自分も悲しくなって、そこで塔子さんの想いに寄り添えたんだなと思ったら本気で塔子さんを好きだったんだと気が付いたと。

そういう心境からの最後に「父ちゃん、もうちょっと豆腐屋頑張ってくれ」と言って塔子さんを走って追いかける演技になった訳なんですね。
あそこはとっても微笑ましかったです。

ショーでも主要メンバとして風間柚乃が大活躍

『FULL SWING!』はジャズで綴るおしゃれで大人っぽいショーでした。

ストーリー仕立ての場面が多くて、トップコンビのデュエットダンスも多かったです。
お披露目公演らしいショーでした。

その中で、おだちん(風間柚乃)の役割が格段に大きくなっていて大活躍でした。

プロローグでは、ピカピカのトレンチコートを着たれいこちゃん(月城かなと)、ちなつちゃん(鳳月杏)、ありちゃん(暁千星)とおだちんの4人が並んで踊る場面がカッコよくて。

もうおだちんは月組になくてはならない存在になってるな〜と実感しました。

それ以外にもソロで銀橋を渡るシーンもあるし、中詰めの「ザ・ヴォイス!」の場面ではちなつちゃんとありちゃんとおだちんの3人で銀橋で歌うところが素敵でした。
以前はそこまで歌が上手いという印象はなかったんですが、歌唱力も格段に上がりましたね〜

そして、なんといってもこの作品ではおだちんがはじめてのエトワール!

白河りりちゃん、咲彩いちごちゃんの娘役二人を従えて真ん中でどすのきいた声で歌うおだちんがカッコよかった

おだちんははじめてのエトワールで夢の一つがかなったってNOW ON STAGEで話していました。

れいこちゃんとありちゃんからは「エトワールであんなにどすのきいた声で歌う人初めて見た」と笑われていましたが(笑)
初めて稽古場で聞いた時、二度見したって言われてましたよ(爆)
とにかくいろんな場面でおだちんが大活躍で嬉しかったです!

昨年秋のおだちんが主演の『LOVE AND ALL THAT JAZZ』でジャズについてしっかりお勉強した成果がしっかり出ていたな〜と思いました。

次は暁千星主演作品に出演です

さて、東京宝塚劇場公演が終わったら、その次はありちゃん(暁千星)主演の『ブエノスアイレスの風』に出演予定です。

まだ配役は発表されていませんが、おそらく2番手役のリカルド役ではないかと思います。

その公演の後ありちゃんは星組へ組替えしますので、月組生として最後となるありちゃんをおだちんが最後に支えることになるんですね〜
頑張ってもらいたいです。

そしてありちゃんの組替えはすごく寂しいのですが、その次の大劇場公演からはおだちんが3番手男役になるんだな〜と思うと期待でいっぱいです。

NOW ON STAGEやタカラヅカニュースのコーナーを見ていると、とても次研9になる学年とは思えない安定感と大物感を見せてくれるおだちん。
それでいてまったく嫌味がなく可愛くもあるんですよね〜

舞台ではものすごい安定感があって、こんな下級生がいるとトップさんは頼もしいだろうな〜と思って見ています。
これからの月組を楽しみにしています。

  

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