彩風咲奈・朝月希和・朝美絢の新雪組トリデンテを東京宝塚劇場で観ました!

8月の宝塚大劇場での観劇に続いて先日東京宝塚劇場でも雪組公演を観てきました。

『CITY HUNTER』(雪組東京宝塚劇場)感想

前回の宝塚大劇場での観劇は初見だったので、最初の40話ほどですが原作のコミックを読んで、あとウィキペディアで登場人物の勉強をしてから臨みました。
それでも知らない登場人物がたくさん出てきて、ストーリーもいろんな要素が盛り込まれていたのでちょっとついて行くのが大変だったかな〜

でも今回は2回目なのでストーリー展開も分かっているし、タカラヅカニュースのトークなどで各キャラクターの設定や後ろでの小芝居なんかも聞いていたので、とっても楽しめました。

それと前回は2階のA席でオペラグラスを覗きながらの観劇だったのが、今回は1階席のそれもかなり前方のほぼセンター席だったので全体を観ることができたのもよかったです。

あちこちでいろんな登場人物がいろんなことをやっているので、目が足りなくて大変でしたが、それもまた楽しかったです。

ただ、一緒に行った友人は『CITY HUNTER』の原作も知らないし、スカイステージも見ていないので楽しめたかな〜とちょっと心配でしたが宝塚グラフ11月号を20日の発売と同時に購入して、しっかり『CITY HUNTER』のページを熟読したらしくて、ちゃんとお話についていけたと言っていました。
「面白かった〜」としみじみと言っていたので、ほっとしました。

冴羽獠:彩風咲奈

やっぱり咲ちゃん(彩風咲奈)はカッコよかった♡

なんであんなに脚が長いんでしょうね〜
スタイルの良さは原作にも負けていないと思いました。

おふざけシーンは宝塚大劇場で観た時よりさらに力が抜けていて、よりすんなり観られました。

そういえばここ最近ネットでこの作品のセクハラ表現が話題になっているようです。
私も実際に観るまでは宝塚でどのように表現するんだろうと多少不安もありましたが、まあそれがなければ『CITY HUNTER』ではないわけですし。

でも、咲ちゃんは品を完全に落とすことなくいい塩梅にやっていたと思いました。
私は全然不快ではなかったです。

そして、その普段は女性にだらしない冴羽獠がいざという時にはめちゃくちゃカッコよくキメてくれるというのが『CITY HUNTER』の醍醐味ですからね〜

劒会やユニオン・テオーペの連中と撃ち合いしたり立ち回りしたりする場面とのギャップがいいです。

それとアルマ王女を守る場面や、香に「お前はパートナー失格だ」と厳しいことを言いつつ
敵には「香に指一本でも触れてみろ、ただじゃおかないからな」なんて言うところは宝塚の男役らしくてキュンキュンさせられました。

槇村香:朝月希和

これまではどちらかというとおしとやかな大人な女性の役のイメージが強いひらめちゃん(朝月希和)。

それがこの槇村香は「俺」「お前」とか男言葉を話す男勝りな役です。
でもさすがお芝居の上手いひらめちゃんなので、とっても魅力的に可愛らしく生き生きと演じていました。

ご本人がこだわったと言っていたトレードマークの100tハンマーの振り回し方も、漫画と同じだ〜と思えるほど角度なんかも原作に忠実で感心しました。
原作ファンの方があのハンマーの振り回し方を絶賛されていたのをTwitterで見ましたよ。

それ以外にも獠への揺れる女心も素敵に表現していたな〜と思います。

ポスターで着ているボーイッシュな衣装もキュートでしたが、最後のドレス姿がまた素敵でした〜

ミック・エンジェル:朝美絢

このミック・エンジェルという役は本当にあーさ(朝美絢)にピッタリでした。
あーさのための役と言っても過言ではないなという感じです。

私が原作を読んだあたりはまだミックは登場してなくて、原作のイラストを見ていただけなので、観劇する前は少しイラストとあーさのイメージは違うなと思っていました。

でも、物語の中で動くミックはあーさそのものという感じで本当に魅力的、ミックが出てくると全く目が離せませんでした。

使い方を間違ったことわざを言うところも、獠と同じく女性にだらしないところも、香にご執心なところも、そして最後まで味方なのか敵なのかわからないミステリアスなところもあーさのキャラにピッタリ。

そして、あの金髪と青い目のビジュアルがめちゃくちゃカッコよくて、アメリカ人にしか見えません。
本当にビジュアルも最強です!

咲ちゃんの獠と、ひらめちゃんの香と、あーさのミックの並びがビジュアル的にも素晴らしくて、これからこの3人の並びをずっと見ていたいな〜と思わせられました。

『Fire Fever!』(東京宝塚劇場)感想

ショーの『Fire Fever!』の方は宝塚大劇場で観た時からお気に入りでした。

冒頭のにわさん(奏乃はると)のソロの歌が素晴らしくて、あーさ(朝美絢)を中心にしたダンスで始まって、後ろの高い所に咲ちゃん(彩風咲奈)が登場して客席が盛り上がる流れも好きでした。

主題歌を歌いながら皆んなで踊るプロローグが熱くて熱くて、最高でした。

朝美絢がメインのドン・ジョヴァンニの場面

ここはあーさがメインの場面ですが、宝塚大劇場の時と少し変わっている部分がありました。

あーさ扮するドン・ジョヴァンニを巡って娘役さんたちが鎌を振り回したりしてやり合う場面ですが、最終的にドン・ジョヴァンニが「あんたが悪い!」と言われます。

そして最後ににわさんがゴージャスなドレスに身を包んで顔を扇で隠して登場し、顔を見せた途端「お父様〜!」とあーさがびっくりして言う訳ですが、宝塚大劇場では「男!?」でした。

オチも「身から出た錆〜」から「反省なさい〜」に変わっていました。

どうやらこれも宝塚大劇場版の「男!?」から「身から出た錆〜」というのに対して批判が出たっぽいです。

そんなツイートを見ました。
私は前のパターンもダメだとは思いませんでしたが…

でもお父さんがこらしめるために登場するというのもかわいい設定かなと思うので、これでよかったかなとは思います。

この場面のあーさも可愛くてキャラもピッタリでした。

この日はパルシステムの貸切公演だったので、アドリブであーさがにわさんに「ゴージャスなドレス、どこで買ったの?」と訊いてにわさんが「パルシステム」と答え、「さすがパルシステム」とあーさが言っておりました。
客席から笑いとともに大きな拍手が起きてました。

ロケットダンスの場面の彩風咲奈と朝美絢

宝塚大劇場では71人でのロケットダンスだったのが、東京では研1さんが加わって79人になったようです。
真ん中の咲ちゃん以外全員がダルマ姿で、ど迫力な場面でした。

妖艶なダルマ姿のあーさが1対1で咲ちゃんと絡む場面もあって、あーさの『咲さんは私のもの』感がなんともいいんです。

そういえば『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』で咲ちゃんとあーさは恋人同士の役でしたね。

絡みながらあーさが咲ちゃんの耳元で「パル〜」とささやき、咲ちゃんは「システム〜」とため息混じりのささやきをやってました。

最後の脚上げのところは、咲ちゃんの隣のあーさの笑顔がすっごくキラキラしていました。

パレードの彩風咲奈と朝美絢

新生雪組になってパレードの階段降りの順番も変わっているのが感慨深いです。
あーさが2番手羽根を背負っているのを観て大感動でした。

階段の途中で歌いながら羽根を左右に大きく振るあーさを観て『キャ〜〜』って(心の中で)叫んじゃいました(笑)

そして最後はもちろんトップスターの大羽根を背負っ大階段を降りてくる咲ちゃん!

いや〜、素晴らしいです。
本当におめでとうございます!

銀橋で皆んなが並んで、咲ちゃんとあーさがお互いにお辞儀するところで、咲ちゃんたら持っている手持ち花火風の持ち物をあーさのお腹のあたりに突き刺すふりをしてじゃれあっておりました(笑)
本当に仲良さそうな二人を見て嬉しくなっちゃいましたよ。

彩風咲奈・朝月希和・朝美絢のこれからが楽しみです

咲ちゃんが93期で、あーさが95期、ひらめちゃんが96期で、学年のごく近い3人です。

あーさは月組から来てひらめちゃんは花組と雪組を行ったり来たりしてたので下級生の頃からずっと一緒に舞台を作ってきたわけではないのですが、でも学年が近いならではの分かり合えるものってあるだろうなと思います。

スカイステージの『はじまりの時』で咲ちゃんはひらめちゃんについて「学年も近いし、お互いいろいろと相談しながらやっている」と話していました。

ひらめちゃんはカフェブレイクの中で「咲さんからは付いて来るのではなく、一緒に歩いていってほしいと言われた」と話していました。

そして、あーさはカフェブレイクで咲ちゃんに対して「I love you for a long time.」とミックらしくセクシーに言っておりました(笑)

その言葉を聞いて3人の関係性がいいなと思った瞬間でした。

かつて早霧せいなさんのトップ時代に、早霧せいな・咲妃みゆ・望海風斗の3人は「雪組トリデンテ」と呼ばれていましたね。

これからは彩風咲奈・朝月希和・朝美絢の3人が新しい「雪組トリデンテ」となって、3人で切磋琢磨して雪組を盛り上げていってほしいなと思います。
公演を観ながらそんな思いが強くなっておりました。

  

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