月組は現在2つに分かれてお稽古中です。
本日のタカラヅカニュースに出演の風間柚乃のバウホール初主演公演『LOVE AND ALL THAT JAZZ』は10月7日が初日です。
そして、月城かなと・海乃美月新トップコンビのプレお披露目公演『川霧の橋』『Dream Chaser －新たな夢へ－』は博多座で10月11日からです。
月組 宝塚バウホール公演 『LOVE AND ALL THAT JAZZ』 稽古場情報
『LOVE AND ALL THAT JAZZ』の稽古場情報には、主演のおだちん（風間柚乃）と、前スカイ・レポーターズのからんさん（千海華蘭）の二人が出演しました。
『LOVE AND ALL THAT JAZZ』はこんな作品
稽古場情報のおだちんの説明と公式サイトの公演解説によると、『LOVE AND ALL THAT JAZZ』のお話は…
ドイツのナチス政権下で敵国アメリカ製の音楽であるジャズは演奏が禁止されている中,
ジャズピアニストでもあるおだちん演じるルーカスは父から受け継いだキャバレー「レベル」を一人で守っている。
そこに、おはねちゃん（きよら羽龍）演じるユダヤ人の娘レナーテが逃げ込んできて、彼女をかくまうところからお話が始まるそうです。
公式サイトを見ると、この作品は文化庁の『大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業』の採択事業だそうです。
ということはかなりお硬い内容になるのでしょうか？
風間柚乃：ルーカス
今回100期生としては花組の聖乃あすかに続く2人目のバウホール主演となるおだちん。
新人公演は『カンパニー』と『夢現無双』で主演を経験しています。
今回演じるルーカスはとにかく明るく優しくて、前向きに生きている青年。
そして周りに影響を与えて周りの人を変えていってしまう様な魅力がある人物なんだそう。
そして、自分自身も変わっていくという役だそうです。
『桜嵐記』では足利尊氏役でとても研8とは思えない貫禄と存在感を見せていたおだちん。
今度はまた全く違う青年の役どころですが、どんな風に演じてくれるか楽しみです。
きよら羽龍：レナーテ
おはねちゃんは104期生で、『ピガール狂騒曲』で新人公演初ヒロイン予定でしたが、新人公演自体が中止になってしまったので、その後の『桜嵐記』で新人公演初ヒロインを経験しました。
そして今回バウホール初ヒロインです。
おはねちゃんが演じるレナーテがルーカスの店に逃げ込んで匿われ、そこから彼女の祖父が住むカナダを目指して旅を続けるというストーリーになるようです。
おだちんとかんらんさんの二人が言うには、おはねちゃんの持っている明るさややる気が役にすごくぴったりだそう。
硬くならずにそこにいるだけでレナーテとして生きていけるという感覚になれば、もっと楽に演じられると思うと二人は話していました。
研4でまだ経験が少ない中でのヒロイン、硬くならずに頑張ってほしいです。
キャストの半分以上は二役
配役表を見ると半分以上のキャストが二役になっているんですが、どうやらその人たちは一幕と二幕で全く違う役を演じるそうです。
例えばからんさんは一幕では黒猫というジャズクラブで働くルネという役で、ルーカスとレナーテの逃亡に一役買う役どころ。
それが二幕では収容所の監視の人なのかな？とても厳格な怖いおじさんの役なんだそうです。
役名だけではよく分からないですが、他の二役の人たちも全く違うタイプの役を演じるんでしょうか？
役の数では大劇場並と言ってましたが、二役やる人たちはちょっと大変そうですね。
楽しみではありますが。
ちょっと気になったのが、ナチスの親衛隊隊員の役の子たちが皆んな大きくて物理的に追い込まれてるって話(笑)
配役表を見ると、親衛隊隊員は
一星慧：178cm
大楠てら：180cm
槙照斗：174cm
で、その他にも
コールマン大佐 朝霧真：176cm
ゾマー少尉 礼華はる：178cm
確かにこのメンバーがナチスの軍服を着て迫って来るとしたらかなり圧迫感ありますね(笑)
風間柚乃が語る課題と意気込み
風間柚乃の課題
おだちんが課題として挙げたこと。
演出の谷正純先生に言われたのが「頑張って演じている人は罪人だ」という言葉だったそう。
頑張って演じるのではなくその役にならないといけない、何か腑に落ちる瞬間みたいなものがあってこれかというのが分かれば、演じることが楽しくなってすんなりと生きていけるんじゃないかと思うと話していました。
もう一つはジャズと仲良くならないといけないと。
頭で考えないで感じて歌うという感じ、ジャズと仲良くなって気持ちいいというところまでいけたらいいなと話していました。
頑張って演じない、気持ちがいいというところまでジャズと仲良くなる、その二つが課題なんですね。
プロローグとフィナーレがイチオシ
そしてイチオシはプロローグとフィナーレだそうです。
プロローグは『メモリーズ・オブ・ユー』という曲、そしてフィナーレは『シング・シング・シング』というどっちもジャズの名曲で盛りだくさんな内容になるそうです。
あとフィナーレでは「おだちんを探せ」みたいになるところもあるそうで、そこも楽しみにしていてくださいということでした。
なんか面白い演出があるみたいですね〜
風間柚乃の意気込み
おだちんの意気込みとしては
「ジャズのお話やナチスのお話という不慣れなことに挑戦させていただいているんですが、人間的な明るさや温かくて素敵なものがたくさん詰まっているお話なので、
そういった世界の状況の中で明るくひたむきに前向きに生きる人を、共演者全員で演じたい」
と話していました。
おだちんのはじめてのバウホール公演主演。
応援したいと思います。
読んで頂き、ありがとうございました。
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