朝月希和、彩風咲奈とともに幸せなメリークリスマスでした♡(雪組東京宝塚劇場公演『蒼穹の昴』千秋楽)

12月25日のクリスマス当日に雪組『蒼穹の昴』の東京公演が千秋楽を迎えました。

残念ながらライブ配信は観られなかったのですが、1回でも劇場で生で観劇できたのは本当に幸せでした。
今日のタカラヅカニュースでは、千秋楽の様子を観ることができました。

雪組 東京宝塚劇場公演『蒼穹の昴』千秋楽

朝月希和サヨナラショー

本舞台の後行われた『朝月希和サヨナラショー』

ダイジェスト映像では『ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-』『Fire Fever!』『夢介千両みやげ』と宝塚大劇場の時と同じ曲がながれ、今回も『SUPER VOYAGER!』の「海の見える街」はカットされていました。

この曲はさききわコンビの原点とも言える曲なので、サヨナラショーに入れた意味は大いにあると思うのですが、なぜタカラヅカニュースではカットしてしまうんでしょう…泣

ですが『Sensational!』の主題歌の後、宝塚大劇場のダイジェスト映像ではカットされてしまっていた『CITY HUNTER』の100tハンマーの場面は嬉しいことに入っていました。
ありがたいです。

次期トップ娘役の夢白あやちゃんが100tハンマーをひらめちゃん(朝月希和)に渡し、それを香役のひらめちゃんが振り回して雪組生たちが全員でおおげさに倒れてみせるという楽しい場面。

そして最後に冴羽獠役の咲ちゃん(彩風咲奈)に向かって振り下ろそうとした100tハンマーを取り上げて、がしっとひらめちゃんの後頭部を鷲掴みにしてキスをする咲ちゃん。

それを見て周りの組子たちが冷やかしながら倒れるというなんともおしゃれで楽しいオチとなっていました。

『CITY HUNTER』の作品中でも見られなかった最高にハッピーな瞬間が観られて本当にハッピーでしたね。
最後の咲ちゃんとひらめちゃんのものすごく幸せそうな笑顔に、こちらまで幸せをいただいた気分になれたサヨナラショーでした。

彩風咲奈の千秋楽ご挨拶

大階段を降りて退団者4人がご挨拶をした後、トップスターの咲ちゃん(彩風咲奈)が千秋楽のご挨拶をしました。

まずは最後まで全員そろって元気に駆け抜けられたこと、千秋楽にたくさんのお客様に会えたことが何よりも大切なクリスマスプレゼントだと話しました。

「この『蒼穹の昴』の世界の中で梁文秀としてたくさんの人たちから生きろと強い気持ちをいただいていると、この一年どんな状況の時もお客様が宝塚を愛し『頑張れ、頑張れ』と応援してくださっていた、そんな温かい気持ちを思い出しました

と笑顔で話す咲ちゃん。
その後真剣な表情になって

何もせずただ待っているだけでは希望の星も見えない。夢もかなわない。どんなに困難でも悲しくても弱くてもまっすぐ前を向いて、誰かを思い何かの為に一歩踏み出す勇気を持つこと。そんな大切なことを教えていただいたような気がします」

と一言一言に心をこめて話しました。
最後は専科の皆さんの名前を一人ずつ呼び、そして

雪組の仲間やお客様とこうしてつながった絆と愛を胸に、来年に向けて大きく一歩を踏み出したいと思います。本日は本当にありがとうございました!」

と千秋楽のご挨拶を締めました。

退団者からの一言コーナー

花束ゆめ

103期のブーケちゃん(花束ゆめ)は

「こうして大好きな皆様と幸せなクリスマスを過ごせて本当に嬉しいです。毎年(このクリスマスを)思い出します」

って言ったので、それにハッとした咲ちゃんが

「そうだね、私も思い出すわ」

と賛同してたのがすごくあったかくて素敵でした。

羽織夕夏

100期のなつこちゃん(羽織夕夏)は

「皆様の温かい気持ちをたくさんいただいて、少し寂しい気持ちが胸にあふれてまいりました。けれども胸を張って前に進んでまいりたいと思います」

と言った後、咲ちゃんの方に向き直って

「咲さんもどうかお体に気を付けて、温かくしてお過ごしください」

と言い出したのでw、それにつられて咲ちゃんも

「なっちゃん(羽織夕夏)もお体に気を付けて」

ってお互いにお辞儀をし合っていたのが微笑ましかったです。

千風カレン

副組長のカレンさん(千風カレン)は

「舞台上で本当に幸せで泣きそうになる瞬間ってあるんだなと思って」
「ただ大事な仲間たちに『女優なのに板の上で泣くんですか!?』って言われて必死でグッてやってたんで」

なんて言いながらみるみるうちに目に涙がたまっていって「そろそろ危なそうです」とやっぱり泣き顔になるカレンさん。

それには咲ちゃんも「そろそろ危なそうですか?」と温かく見つめてるのがいつもの二人の関係を見ているようでいいな~って思いました。

劇中でカレンさん演じる徳齢は女官達の中でも文秀(彩風咲奈)推しで文秀一筋だということでしたが、千秋楽映像でもそれが分かる演技がカメラに抜かれていました。

この作品では娘役の活躍する場面がほとんどないので、退団者のアピールしている場面がピックアップされたのはよかったです。

カレンさんはパレードでエトワールも務められてて、それもよかったですよね。
最後は

「次からは客席から宝塚を愛し続けたいと思います!」

と笑顔に戻ったカレンさんでした。

朝月希和

最後のひらめちゃん(朝月希和)は

「私は(ファン時代)ずっとこの東京宝塚劇場で観劇していたので、あっちこっちの席で舞台を観ていたので、この世界に入って本日卒業できるなんて夢のような時間でした」

と感激に胸がいっぱいという感じで話していました。
咲ちゃんと見つめ合って

「今日もサヨナラショーで『SUPER VOYAGER!』の「海の見える街」を踊って、あ~なんかここから始まったんだなっていうのを思い出して。もう一度きわちゃんと踊れて本当に幸せでした」

と話す咲ちゃんに「はい、はい」と相槌を打っているひらめちゃんの姿がなんかすごくキラキラしていて素敵でした。
お互いに「ありがとうございました」と深々とお辞儀し合っているのも胸にグッときてしまいました。

そんな大切な「海の見える街」なのに、なんでカットしてしまったんですか!?スカイ・ステージさん(怒)

最後は「メリークリスマス!」で

最後のカーテンコールでは、咲ちゃんの「せーのっ!」の音頭で、全員で

「メリークリスマス!」「そしてよいお年を!!」

と元気よく呼びかけました。

宝塚大劇場の時と同じく「雪組どっせい」はなかったですが、東京公演の初日のご挨拶で「皆様とメリークリスマスが言えるように、元気に千秋楽まで駆け抜けてまいりたいと思います」と言っていたのを無事に回収できた「メリークリスマス!」でしたね。

ひらめちゃんも退団ご挨拶で最初に「メリークリスマス!」と叫びましたが、千秋楽の日がクリスマス当日だったというのはとっても素敵なことでした。

ひらめちゃんがいろんなインタビューでクリスマスの日に卒業できるのが嬉しいと話していたように、退団者の4人にとっても、送り出す雪組生たちにとっても宝塚歌劇団からの素敵なクリスマスプレゼントになったようです。

例によってタカラヅカニュースでは緞帳前の様子は流してもらえませんでした。

皆さんのレポートによると、咲ちゃんがまず緞帳前に現れて、それから「大切な相手役さんを呼びたいと思います」と言ってひらめちゃんを呼び入れたそうです。

最後まで「大切な相手役さん」って言ってもらえて、きっとひらめちゃんは幸せでいっぱいだったと思います。

そんな幸せでいっぱいな空間は、来年スカイ・ステージで放送される時に目一杯堪能したいと思います。
それまで我慢です(笑)

  

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