凪七瑠海の”愛”の千秋楽ご挨拶(星組全国ツアー公演千秋楽)

星組別箱公演の3つ目全国ツアー公演も4月11日に千秋楽を迎えました。
こっちゃん(礼真琴)が『赤と黒』の千秋楽で話していたように、星組にとって3つともが完走できたことが本当に幸せなことでしたね~

その全国ツアーの千秋楽の様子も今日のタカラヅカニュースで観ることができました。
主演のかちゃ(凪七瑠海)のご挨拶も見られました。

凪七瑠海の千秋楽のご挨拶

“愛”について語るかちゃ

この全国ツアーはお芝居が『バレンシアの熱い花』で今は亡き柴田侑宏先生の何度も再演されている名作。
そしてショーの『パッション・ダムール・アゲイン!』は岡田敬二先生のこれまでの「ロマンチック・レビュー」シリーズの名場面を集めた作品。
どちらも伝統の宝塚らしい愛にあふれた美しい作品です。

初日ご挨拶で主演の専科のかちゃ(凪七瑠海)がどちらの作品も、何度も「愛」という言葉が出てくるという話をしていましたが、本当にそうです。
『バレンシアの熱い花』には「愛してる、愛してる」を連発する歌もありますものね~

ということで、千秋楽のご挨拶でかちゃが”愛”について語っていました。

宝塚において”愛”は必要不可欠、同時に人類においても”愛”は必要不可欠だとこの作品を通してあらためて思ったそうです。

この作品をやるにあたって”愛”について調べてみたそうですが、ピンとくる言葉は出てこず結局答えは出なかったんだそう。
それでもこの公演を観ていただいて自分たちからの愛を受け取っていただていたら嬉しいですし、その愛を周りの周りの方へ分けていただけたら素敵な世界が広がるのではと話しました。

愛を生み出して提供することは難しくエネルギーがいることだけれど、人から与えられた愛や優しさを受け取れる柔軟な心は持っていたいと思ったということも言っていました。
そして

「皆様からの愛をたくさんいただき、このような幸せな気持ちにさせていただき本当にありがとうございます」

と感謝の気持ちを伝えました。

愛あるご当地出身者紹介

全国ツアー公演恒例のご当地出身者紹介は、福岡県出身者が4人でした。

かちゃから名前を呼ばれて舞台の前方まで出てきてからそれぞれが一言ずつ喋り、それにかちゃからもコメントがあったようですが、残念ながらタカラヅカニュースではそこはカットされていました。

そして千秋楽ということで、福岡県だけでなく九州出身者5人もかちゃから紹介されました。

千秋楽を観劇された方のレポートでその様子を少し知ることができました。
鹿児島出身のかのんくん(天飛華音)が「鹿児島県鹿児島市出身でごわす」と鹿児島弁で言ったのに対して
「初台詞も鹿児島弁だったんだって?」
とかちゃが返したんだそう。
そんな風に一人一人へコメントしたんですね~

あまりに人数が多くて時間の関係上全部カットされたのは仕方なかったですが、できれば見たかったなぁ

星組メンバーへの”愛”

ご当地出身者紹介の後、

こんな愉快な仲間たちと公演をしておりました。この素敵な作品を通して愛について考えることができましたこと、そしてこの作品を大好きな大好きな星組のメンバーと作り上げることができまして本当に幸せです」

と話し、

「今一人一人が愛おしくて、一人一人とハグしたい気分です!」

と言った後少し感極まった様子で無言でうなずきながら客席を見渡したかちゃ。
大きな拍手が起こりましたがどうやら泣いてしまいそうで星組生たちの顔が見られない状態だったようです。

「(仲間たちの)顔が見れません。心中をお察しください!アハハ」

と笑ってごまかしてました。
そんなかちゃが愛おしいです。

その後は

このような景色を見させていただいて本当にありがとうございます。(星組の)みんなと過ごした時間、そして皆様と過ごした時間は本当に楽しかったです。私の宝物の時間となりました」

と話していました。

カーテンコールの最後には、現在の世界の状況にモヤモヤすることもあるけれど、規制が緩和されていったり季節が暖かくなっていったり、侍ジャパンの活躍があったりということにホッとすることもある。

「私たち宝塚などのエンターテインメントの世界も同じように皆様の心の灯となれる存在であり続けたいので、これからも愛を発信し続けます

「私たちも皆様からの愛を必要としておりますので、これからも応援のほどよろしくお願いいたします」

という言葉でご挨拶を締めました。

そんなかちゃのご挨拶を聞いていて、2010年のかちゃの初めてのバウホール主演の『Je Chante』を観に行った時のことを思い出しました。
あれから13年、本当にかちゃは大きく立派になりましたね~

今回の全国ツアーの主演を任され、劇団や先生、スタッフの皆さん、星組の組子たち、そしてファンからの愛を目一杯感じたのでしょうね。
自分からも愛を返したいと思ったのではないでしょうか。

初めての大きな羽根も含め胸も目頭も熱くなるカーテンコールのご挨拶でした。

最速放送が決定しました!

さて、一昨日の千秋楽の日に発表になりましたが、この全国ツアー公演の放送が早くも5月21日にスカイ・ステージで放送されるということです!
それもノーカットだそうですよ。

Blu-rayの発売が6月22日なので、その前の放送となります。

それは本当に嬉しいです!

宝塚歌劇公式のインスタでも舞台写真とともにそのお知らせをするかちゃの動画がアップされました。

舞台写真のかちゃの大きな羽根が素敵です
これは楽しみに待ちたいと思います。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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