柚香光の開演アナウンスと終演アナウンスに感動(『巡礼の年』『Fashionable Empire』東京公演観劇)

花組東京宝塚劇場公演は14日の15時半公演からようやく始まりました。
私は初日の幕が上がって間もない先日の公演を観劇してきました。

今回は一般前売りで奇跡的に取れたチケットで、B席でしたが友人と一緒に観ることができました。
前回の『元禄バロックロック/The Fascination!』は観劇予定だった日が公演中止になってしまったのですが、今回は運よく観劇できました(中止になってしまった公演のチケットを持っていらした皆さんには少し申し訳ない気分でした…)

お芝居の『巡礼の年』は評判通りとてもよかったです。

れいちゃん(柚香光)演じるリストがすごくよくて、れいちゃんの演技力の素晴らしさを感じました。
実際にピアノを弾くシーンは2回ありましたが、オペラグラスで指の動きをじっと見ていましたら、長い指がしなやかに動く様子に魅了されました。

生田大和先生こだわりのベヒシュタインのピアノがまた素晴らしい音色でした。
ピアノの先生をしていた友人に話すとそんなすごいピアノを使ってるの?とびっくりしていました。

まどかちゃん(星風まどか)マリーの細やかな心の動き、マイティー(水美舞斗)ショパンの静かな存在感、ひとこちゃん(永久輝せあ)サンドの娘役キーでの素晴らしい歌唱などなど見どころもたくさん。

この公演で退団するおとくりちゃん(音くり寿)とつかさくん(飛龍つかさ)も見事な役作りで素晴らしかったです。

退団者はショー『Fashionable Empire』でも大活躍でした。
とくにおとくりちゃんは何度も美声を披露していて、宝塚からいなくなってしまうのが本当にもったいないなと思って見ていました。

退団者4人とれいちゃんが順番に絡む場面で、つかさくんとれいちゃんが楽しそうに胸を小突きあっていたのが見られたのもよかったです。

開演アナウンスと終演アナウンスが特別バージョンでした

2週間の公演中止期間を経てようやく初日を迎えたこの公演。
今回の東京公演ならではなんだと思いますが、初日の開演アナウンスがいつもと違う特別バージョンだったそうです。

そして、私が観劇した回も普段と違う特別バージョンでした。

柚香光の特別開演アナウンス

まずはいつも通りれいちゃん(柚香光)の

「皆様、本日はようこそ東京宝塚劇場でお越しくださいました。花組の柚香光です」

のアナウンスで客席から万雷の拍手が起こりました。
そしてそれに続いて

「皆様には大変ご心配をおかけいたしました。公演休止期間、皆様の温かいご声援を心の支えにしておりました。皆様への感謝の気持ちを胸に、花組生一同本日の公演を大切にお届けいたします

というような言葉があり、ここでも客席の熱い拍手がありました。
その後は通常通りの「ただいまより…」の開演アナウンスが続きました。

初日は初日用の開演アナウンスだったそうなので、また別に録音したんでしょうね〜
その心遣いに感動しちゃいました。

そういえば、スカイ・ステージの『ミライ演出家#1~稲葉太地~』という番組で、今回のショーの開演アナウンスをれいちゃんが録音するところが流れましたが、演出の先生の要望に答えながら何度かやってみて録音していました。
あれと同じように初日用、それ以外というように複数パターン録音したんでしょうね。

ちなみにショーの開演アナウンスは番組で見たのと同じ

「大変長らくお待たせいたしました。ただいまより稲葉太地作・演出、ショー グルーヴ『Fashionable Empire』を開演いたします。カモーン

というアナウンスが流れ、ちょっとドキドキしちゃいました。
れいちゃんの「カモーン」が色っぽいんです♡

終演アナウンスも特別バージョン

そして終演後のアナウンスも

「公演は終了いたしました。皆様どうかお元気でいらしてください。ご観劇ありがとうございました」

という特別バージョンで、ここでも大きな拍手が起こっていました。

毎回宝塚の公演では、このトップさんの終演アナウンスまでが公演だと思っていて、しっかり聞いてから席を立つ準備を始めますが、今回のこの特別バージョンの終演アナウンスは感動ものでした。
こういう心遣いが嬉しいですよね。

舞台上だけでなく客席もすごい熱気でした

私最近はほとんど貸し切り公演で観劇していたのですが、今回抽選に外れてしまって一般前売りでチケットを取りました。
だからなのか、客席もいつも以上の熱気とパワーを感じました。

それだけでなく、初日が遅れてしまって待ちに待った初日の幕がようやく開いたのですから、お客さんのボルテージがいつも以上に上がるのも当然といえば当然ですね。

作品中の拍手も手拍子もすごく熱がこもっていましたし、れいちゃんの開演アナウンスの後の拍手もものすごく盛大でした。

そういえば、劇場へ行く前に日比谷シャンテのキャトルレーヴに行ったんですが、びっくりするほど人が多くて、レジには長蛇の列ができていました。

日比谷のキャトルレーヴが新装開店してから何度か訪れていますが、これほどの長蛇の列ができていたのははじめてです。
公演中止期間中来てなかったお客さんがここにも殺到したのかなと、ここもすごい熱気だな〜と思って見ていました。

劇場に足を運ぶ時に一緒にキャトルレーヴでお買い物をというのはヅカファンなら皆んな考えることですが、公演中止で来られなかった分、買いたい物がたまりにたまっていたということでしょうね。

グッズを買うことでもっともっと宝塚を応援したいというヅカファンの心意気かな〜
今回の観劇では舞台上の花組生たちの熱さとともに、ファンの皆さんの熱さも感じた一日でした。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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