7月7日の七夕の日に初日の幕が上がった花組宝塚大劇場公演。
残念ながら泉まいらくんと希波らいとくんが休演しており、全員での開幕とはいきませんでしたが、無事に幕が開いてよかったです。
初日を観劇された方たちの感想を見ると、お芝居もショーも本当に明るくて楽しい実に宝塚らしい演目のようで、評判もすこぶる良さそうです。
その初日の模様をタカラヅカニュースの総集編で早くも見ることができました。
花組 宝塚大劇場公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』初日の様子
ダイジェスト映像を見て
『鴛鴦歌合戦』
お芝居の『鴛鴦歌合戦』は1939年公開のオペレッタ映画を原作としています。
元は白黒映画ですが、そこに色鮮やかな色彩が加わって実に華やか。
とくにプロローグではこのお話には欠かせない和傘を使って、大階段もあって色とりどりの着物で歌い踊り、さながらショーのようです。
映像では映っていませんでしたが、最初はチョンパで始まるそうです。
これは和物らしい素敵な演出ですね~
観るのが楽しみです。
もう一つ素敵な演出といえば、今回れいちゃん(柚香光)の客席降りがあるそうです。
これは初日が明けるまで秘密にされていたので、客席の皆さんは相当驚かれたみたい。
暗い客席の通路にれいちゃんがススっと歩いて行ってパッとライトが当たるそうなので、はじめはお客さんが歩いてると思った人も多かったとか(笑)
これも楽しみですが、近くの席だとさらに嬉しいでしょうね~
『GRAND MIRAGE!』
ショーの『GRAND MIRAGE!』は岡田敬二先生のロマンチック・レビュー第22作目です。
こちらも色彩豊かで本当に華やか、宝塚らしいショーです。
花組は岡田敬二先生のロマンチック・レビューは春野寿美礼さんトップ時代の『ASIAN WINDS!』ぶりなんですね~
パステルカラーの衣装でのプロローグから目がくらむほど華やかで、これこそ花組!という気がしました。
パレードではひとこちゃん(永久輝せあ)がはじめ2番手羽根を背負ったのがおめでたいです。
ひとこちゃんの登場に大きな拍手が起こったそうです。
ひとこちゃん2番手男役おめでとうございます!
柚香光の初日のご挨拶
まずは組長のあおいさん(美風舞良)のご挨拶で、専科から出演している京三紗さんと紫門ゆりやさんの紹介がありました。
ゆりちゃん(紫門ゆりや)はこの公演の後花組へ組替えし、副組長に就任することが決まっています。
そして、花組生として戻ってきたあかちゃん(綺城ひか理)の紹介もありました。
前回の別箱公演『二人だけの戦場』から組替えだったので、この公演から久しぶりに花組生として大劇場の舞台に立ちますね。
そしてれいちゃんの初日のご挨拶は、まずは無事に初日を迎えられたことへの感謝の言葉から。
その後お芝居の『鴛鴦歌合戦』について花組にとって久しぶりに笑い声があふれる作品だと言ってました。
本当にそうですね~
これまで大劇場作品だけでも『巡礼の年』『うたかたの恋』とシリアスでどちらかというと暗い作品が続きましたからね。
別箱公演でも去年の春の『TOP HAT』の後はシリアスな作品ばかりでした。
その『鴛鴦歌合戦』からは「人生に必要な物って何なの?」ということをお稽古で学ぶことができ、これからはお客様と一緒にお芝居を深めていきたいと意気込んでいました。
ショーの『GRAND MIRAGE!』では、集合日に岡田先生からいただいた言葉を披露してくれました。
「男役は雄々しく凛々しく、そして娘役は可憐に美しく」ということを岡田先生はレビューの中で大切にされているということでした。
その言葉を聞いてあらためて原点を教えてもらい、心がスッと洗われるような感覚になったと話すれいちゃん。
そして「お芝居、レビューともにとっても宝塚らしくて、宝塚でしかできない二本立て」だと、「下級生にいたるまで一人一人がよく見える二本立て」だと話しました。
それから
「舞台の前面から奥の方までみんなが広がって歌い踊り、お芝居している姿をどうか皆様お見逃しなきよう、お楽しみいただければと思います」
「千秋楽の日までみんなで一丸となって務めてまいりますので、どうか皆様花組大劇場公演を応援の程よろしくお願いいたします」
と最初のご挨拶を締めました。
終始ニコニコと楽しそうなれいちゃんの笑顔にこちらも思わずニコニコしてしまう初日のご挨拶でした。
客席降りについて
次のカーテンコールでお芝居の客席降りについて話し出したれいちゃん。
「礼三郎として久方ぶりに客席降りをしてお客様のそばに行かせていただけるのが本当に嬉しい」と言った後、
「今日は初日ということで、客席降りの情報がなかったものですから、お芝居の途中で『なんや!腰も低くしないで前を歩いて!』みたいな空気が上手の後ろのお客様から感じられた」
なんて言い出すれいちゃん(笑)
その後も
「『ひとこの可愛い殿様見てるのになん、なん、なん!』なんていうのも少し感じたんですけれど」
と小芝居も交えて言うもんだから客席爆笑でした(笑)
それから
「明日からも通らせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします」
と上手の方に向かってペコペコお辞儀する律儀なれいちゃん、めちゃくちゃ面白いです。
こういうお茶目なところがれいちゃんの大好きなところです。
花組ポーズ
最後のカーテンコールでは千秋楽まで大切に公演を務められるようにと思いを込めて“花組ポーズ”をさせていただきたいとれいちゃん。
今回大劇場でははじめて花組公演に出演するゆりちゃん(紫門ゆりや)にやり方を説明して、それを聞きながらちょっと練習してみるゆりちゃんも微笑ましかったです。
その時に『冬霞の巴里』で息子役だった隣のひとこちゃんに大丈夫かな?というように確認していたのも感慨深かったです。
そしてれいちゃんの実に男らしい気合の入った
「花組~!」
の後、全員で
「最高~!」
と花組ポーズをしましたが、チラチラとれいちゃんの方を見ながら確認しているゆりちゃんが可愛かったです。
この公演の後から花組生になるのでね、しっかりと覚えなくてはね。
それと、久しぶりに大劇場での花組ポーズをしたあかちゃんもカメラさんが撮ってくれてました。
カメラさんありがとうございます。
そしてまどかちゃん(星風まどか)とほのかちゃん(聖乃あすか)が二人でキャッキャッして喜んでいる姿も映っていました。
そういえば、コロナ禍真っ只中の時に、一時期無事に千秋楽を迎えれるまではと花組ポーズを封印していた時もありましたね。
それを思うと初日から花組ポーズができるというのは素晴らしいことだな~とみんなの嬉しそうな笑顔を見ていてあらためて思いました。
初日を観劇された方の感想を見ていると『鴛鴦歌合戦』も『GRAND MIRAGE!』も本当に明るくて楽しい、夢々しい作品のようです。
まだチケットは確保できていないのですが、ぜひとも観たいと思っています。
チケット取り頑張ります!
読んで頂き、ありがとうございました。
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