タカラヅカニュースは明日1月5日と明後日6日の2日に渡ってお正月スペシャルが放送される予定ですが、今日まではお休みです。
毎日見ているタカラヅカニュースがないとやっぱり寂しいです。
年末年始に録画したまままだ見ていない番組もあるんですが、昨日初回放送だったひとこちゃん(永久輝せあ)の『CAST~side-A~』を見ました。
『CAST』は各組の2番手男役またはトップ娘役がホストとなって、組子をゲストに招いていろんなことに挑戦する番組です。
今月は花組の2番手男役になったばかりのひとこちゃんが花組の娘役の下級生をゲストに、いけばなに挑戦しました。
永久輝せあの『CAST~side-A~』
ゲストメンバー
side-Aのゲストはひとこちゃん(永久輝せあ)よりだいぶ下級生の娘役3人です。
男役ばかりだったり男役も娘役もいたりとその回によっていろんなパターンがありますが、今回ひとこちゃんは娘役だけをゲストに呼びました。
登場時は全員洋服でしたが、挑戦するのがいけばなということで、全員で着物姿にお着替え。
ひとこちゃんは雪組出身ということで、さすがに着慣れている感じです。
そして娘役さんたちは3人とも違う色のお着物で、とっても華やか〜
いけばなに挑戦する以外にも、4人で「いけばな発祥の地」と呼ばれる六角堂を見学したり、烏丸御池駅の上の新風館で買い物したりと、京都の街も楽しんでいました。
咲乃深音
みょんちゃん(咲乃深音)は101期。
今のスカイ・ナビゲーターズの一人なので、さすがに収録に慣れている感じです。
3人の中で一番上級生なので、やっぱりしっかりした印象です。
美里玲菜
みさこ(美里玲菜)は104期。
次の大劇場公演『アルカンシェル』での退団が発表されています。
3人の中では一番積極的な感じで、花材を決める時もさっと一番華やかなストレリチア(極楽鳥花)を選んでいました。
トークの時に花器も一番最初に選んでいたと暴露されてました(笑)
真澄ゆかり
まさのん(真澄ゆかり)は106期で、この中で最下級生です。
これまでスカイ・ステージの番組などではほとんど見たことがなかったので、お顔をよく知りませんでした。
とっても可愛らしい娘役さんで、今回認識できて良かったと思いました。
こうやって番組で露出があるのは下級生にとってすごくいいことですね。
トークの時に今回上級生たちと一緒に番組に出られたのがすごくいい経験になったというようなことを言っていて、みさこやみょんちゃんから「かわいい〜♡」って言われていて、上級生から可愛がられてるんだろうなと思いました。
いけばなに挑戦
4人は華道家元の池坊さんでいけばなを体験しました。
六角堂は池坊さんと密接な関係です。
六角堂の北側に、聖徳太子が身を清めたと伝えられる池の跡があります。この池のほとりに、小野妹子を始祖とする僧侶の住坊があり、「池坊」と呼ばれるようになりました。代々六角堂の住職を務める池坊は、仏前に花を供える中でさまざまな工夫を加え、室町時代の「いけばな」成立に至ります。東福寺の禅僧の日記『碧山日録』には、寛正3年(1462)に池坊専慶が花を挿し、京都の人々の間で評判になったことが記されています。
https://www.ikenobo.jp/ikebanaikenobo/rokkakudo/
今回出演の全員がいけばなは初体験ということです。
でも宝塚には娘役が相手役になった男役の化粧前にお花を飾るそうで、男役もそうやってお花を飾ってもらうことでお花に興味を持つことが多いとか。
それで、4人とも家でお花を飾ることは多いと話していました。
先生のお話
最初に池坊の教授の鈴木さんからいけばなについての講義がありました。
その中でなるほどと思ったのが、いけばなの精神は「他をもって共に生きる」ということ。
主役になる花材だけでなくそれの相手になる葉ものなどの花材も意識することが重要というようなお話でした。
また「いけばなは空間を意識する」「間を活かす」ことが大事ということでした。
私も違う流派ですがいけばなを長くやっていますので、先生のお話はいちいち納得しながら聞いていました。
他にも枝ぶりや花茎の曲がり具合を見て、一番きれいに見える向きを探すという説明にひとこちゃんたちは驚きつつも感心していたのが面白かったです。
いけばなをやっているとそういうことは無意識にやることですが、初体験のひとこちゃん達には新鮮に聞こえるんですね〜
永久輝せあの作品
ひと通り先生の説明と見本を見せてもらった後、みんなで花材と花器を選んで自由に生けていきました。
今回は池坊の生け方の決まりなどは考えずに、それぞれ好きなように生けるということでしたので、出来上がりはなかなか面白いものになっていました(笑)
それでもひとこちゃんの作品はかなりセンスがよくて、とてもよく生けられていました。
赤いピンクッションという花をメインに、柳と白菊と紫の小菊が副で、和の要素も洋の要素もある素敵なお花でした。
花材を選ぶ時に、最初は自分の好きな百合を選ぼうと思ったひとこちゃん。
でも百合は今の自分には豪華過ぎる気がしたそう。
それで、色鮮やかだけど大き過ぎず主張し過ぎないピンクッションの花をメインに選んだそうです。
男役の心の強さ、スマートさ、シックな感じが出るように意識して花材を選んだって言っていました。
そしてちゃんと先生の説明をよく聞いていたようで、花の向きもよく見られていましたし、空間もちゃんと意識して生けられていました。
先生は誰のお花も褒めていましたけど、ひとこちゃんのお花を一番褒めていたように思います。
他の子のお花は少し直してあげるともっとよくなるだろうなと思いましたが、ひとこちゃんのお花は全然直さなくてもいいなと思うほど素敵なお花でした。
舞台といけばなとの共通点
今回出演したメンバーは全員いけばな初心者で、とてもいい経験をしたと思います。
最後のトークタイムに、「花材選びは舞台に通じる」という話をひとこちゃんがしていました。
「何を選んでどういう思いを表現するか」
というところが共通しているということですね。
それと、
「自分の思いは自分自身で聞けるようになりたい」
とも言っていました。
花と向き合いながら自分がどんな風に生けたいかということを自分自身に問いかけながら作品を作っていく過程が、いけばなと舞台の共通点なんだなと思いながら聞いていました。
ひとこちゃんもですが、娘役の3人も今回の経験を今後に活かしていけると思います。
ひとこちゃんだけでなく三人の娘役もしっかり応援していきます♪
読んで頂き、ありがとうございました。
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