れいちゃん(柚香光)のサヨナラ特別番組の中で放送された95期のスペシャル座談会コーナー。
前編はテーマトークで爆笑の内に終わりましたが、後編は卒業するれいちゃんへ他の7人からのメッセージ。
れいちゃんの卒業は5月26日です。
もう1か月余りなんですね…
こちらは予想通り涙涙のトークとなりました。
柚香光サヨナラ特別番組内95期トーク、柚香光へのメッセージ
礼真琴
こっちゃん(礼真琴)は
「新人公演主演、バウ主演、トップという立場になったのが全部同じ時期で、安心感が常にあったことに感謝している」
「すごく刺激をもらって私も頑張ろうと思えた存在だったので、まさか先に卒業してしまうとは。そこは最後まで一緒ちゃうんか〜いって思ったりもした(笑)」
「自分が現役でいる間にれいちゃんの最後の姿を目に焼き付けることが私にできる恩返し。支えになれたらいいなと思う」
というメッセージを送りました。
れいちゃんは「同じ状況を常に走り続けてきた唯一の存在」だそうです。
その言葉を受けてれいちゃんからは
「音楽学校の時からことちゃんが眩しくて、ことちゃんの活躍が刺激になっていた。常に先頭を走ってくれてありがとう」
と返していました。
朝美絢
あーさ(朝美絢)は
「音楽学校の時はちっちゃくて細くて“れいちゃん”って感じだったのに、公演ごとに男役柚香光を確立していく姿に刺激と勇気をいっぱいもらった」
「最後の公演も唐揚げと白米をいっぱい食べて、健康第一で男役の宝塚の舞台を全うしてほしいなって思います」
というメッセージを。
それを聞いてれいちゃんが
「なんかしんみりしちゃうね」
って言うと
「でもでも、水場の余興は忘れないでね」
とあーさが。
私を含め視聴者には?だったと思いますが、95期のみんなはよくわかったみたいで笑ってました。
どうやら予科生の時にやった余興の話みたいです。
「余興の意味が全然わかっていなくて、本当に面白くなかったよね。その時の余興を胸に刻んで卒業したいと思います」
と真顔で反省するれいちゃんが面白くて、他のみんなは笑っていました。
しんみりしかけたところであーさの絶妙な投げかけ、さすがです。
桜木みなと
ずんちゃん(桜木みなと)が
「れいちゃんの輝く姿を見てパワーをもらってきたし勉強させてもらってきたから、卒業しちゃうのが本当に寂しい」
「タカラヅカスペシャルで同じ楽屋になった時に、いつも謙虚でフラットで真摯な人だなと思いつつ、楽屋でのふとした瞬間のすごく頑張っているれいちゃんを見て、それまでは全く見えてなかったなと思った」
と話をしていたら、東京のマイティー(水美舞斗)が涙をこらえる様に上を向いてしまって、それに気づいたれいちゃんが
「あ、みなみが…」
とモニターを指さしてました。
マイティーの方がずっとれいちゃんと一緒にいてもっとそういうれいちゃんの姿を見てきたから、感じるところは多いですよね。
れいちゃんもそのタカラヅカスペシャルの楽屋でのことはよく覚えているそうで、パワーや気付きや癒やしをもらえた印象的な時間だったと返していました。
この辺りからみんな目を潤ませて、しんみりした雰囲気になってきました。
瀬央ゆりあ
せおっち(瀬央ゆりあ)も目を潤ませながら
「いくら(れいちゃんの)立場や責任がどんどん大きくなったとて、ふと廊下などで会った時に『大変だね』と話しても返ってくる言葉が必ず周りへの感謝や愛だったり。」
「自分を愛する以上に人を愛するれいちゃんだからこそ、こうやってみんなに愛されているんだなって思います」
としんみりと話し出しました。
でもやっぱり、舞台とプライベートのギャップがすごいという話や、「ずっと仲良くしてね!」と言う時に笑いを誘う言い方をするのがほんとにせおっちです。
「この絆は永遠に終わらないと思っているので、はい、遊んでね♡」
と指ハートしながらお茶目に言うせおっち。
それを聞いたれいちゃんから
「瀬央さんも本当に愛に溢れた人で、自分のことより人のことというイメージがある人なので。瀬央さんから愛とはとか人を笑顔にすることとかを教えてもらってました」
なんて言われてこらえきれずに泣き顔になってしまったせおっちでした。
輝月ゆうま
現在花組公演『アルカンシェル』でれいちゃんと共演中のまゆぽん(輝月ゆうま)。
「最後に一番濃い時間を一緒に過ごせるのが光栄でありがたい」
って。
十何年離れていた同期と専科になって共演することで、舞台を観ているだけではわからない、舞台を作るプロセスや人柄を知ることができるのが嬉しいという話をしていました。
みなみ(水美舞斗)みたいにずっと一緒に過ごしてきたという間柄ではないけれど、最後にご一緒できて幸せ者だと。
「最後まで全身全霊で支えさせていただきたいと思います」
と力強く言うまゆぽんにあーさが「頼れるくまさん!」って声をかけていました。
月組で下級生時代を一緒に過ごしたあーさだからこそ出てきた掛け声だなと思いました。
れいちゃんからまゆぽんへは
「まゆぽんの頼れる感じと芸事に向かうストイックさを感じていろんな物を学ばせてもらっている。最後に同期とご一緒できるのは普通に嬉しい」
と返していました。
月城かなと
その次はれいこちゃん(月城かなと)が
「(れいちゃんとこっちゃんの)2人ともが同期の先頭を走ってくれて、その姿に自分も頑張らなきゃと追いかけてきた。自分も今同じ立場になって光栄でありがたいし、2人がいることがどれだけ心強いか言葉にできないほどだった」
と隣のれいちゃんとこっちゃんの太腿をポンポンしながら言いました。
そして
「れいちゃんは辞めてからもいろんな事に挑戦し続けていくと思うから、そのいろんな風に変わっていくれいちゃんをずっと見ていたいと思うので、ご近所に住んでいいですか〜?」
って言うれいこちゃんにみんな笑っちゃいました。
それにはれいちゃんも
「卒業してからもご近所に住んでたらめっちゃ面白いよね〜」
と吹き出してました。
れいこちゃんとれいちゃんは本科の寮でご近所で、『集まれ!95期』で「彫刻みたいなご近所」というキャッチフレーズになってましたからね(笑)
最終的に「ご近所に住みます!」と決定していました(笑)
水美舞斗
最後は予科生の時から入団後も花組でずっと一緒にいたマイティー(水美舞斗)からのメッセージです。
「十何年ずっと一緒にいてこのままどうなるんだろうと思っていた時に(専科への)異動が決まって。れいも(退団を)そろそろ決めているんだろうなと感じて、こうなったら最後まで見送りたいと思っていたんだけど」
と話し始めたマイティー。
でも組を離れることになったからこそ、花組最後の公演でれいちゃんがどうやって過ごしているかとか自分の脳裏に焼き付けながら過ごせたのがありがたかったと話しました。
「本当にれいがいたから今の私がいると思うし」
というマイティーの話を聞いて、星組で同じ境遇だったせおっちがグスングスン泣いていて…
それに気付いたマイティーが「ね、なおちゃん(瀬央ゆりあ)」って声をかけたところで、あーさが
「私が代わりにハグしておきま〜す!」
と両隣のマイティーとせおっちをハグして、
ほんとほっこりあったかい空気が流れました。
それを宝塚組の5人が微笑みながらモニターで見ているのもあったかい…
れいちゃんもマイティーとは家族よりもずっと一緒の時間を過ごしてきて
「水美は私にとってどんな存在かと訊かれたら、もう水美でしかない」
って。
マイティーにとっても宝塚人生だけでなく自分の本名の人生にも絶対に出てくる名前が柚香光と本名のれいちゃんだというのが、実に素晴らしい関係だなと思って、胸が熱くなりました。
7人からのメッセージを聞いたれいちゃん
「皆様、今日はこのような時間を作ってくださって本当にありがとうございました」
「卒業するその日まで舞台人として精進し続けてまいります!本当にありがとうございました」
と挨拶してました。
7人それぞれが一人ずつれいちゃんへの思いを言葉にしていましたが、そのどれもが全員の共通の思いなんだろうなと、他の6人がうんうんと頷きながらしみじみと聞いている様子を見て思いました。
2月の『集まれ!95期』とその後のRCカーレース対決に続いて今回のスペシャル座談会、95期のスター達が集まったところを見られて本当によかったです。
とっても尊い良い企画でした。
次に退団するれいこちゃんの時にもこのような企画があるといいな〜と思います。
読んで頂き、ありがとうございました。
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