1stフォトブックが発売され、スカイ・ステージでもそのメイキング番組が放送されたひとこちゃん(永久輝せあ)、次の大劇場公演のポスターにも登場し、露出が増える一方です。
そのひとこちゃん主演の『冬霞の巴里』のドラマシティ公演が、フォトブックの発売日(3月25日)に初日の幕が開きました。
花組 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演 初日 『冬霞の巴里』
『冬霞の巴里』の先行画像やポスター画像が出た時、退廃的な雰囲気をまとったひとこちゃん(永久輝せあ)のビジュアルや19世紀末のベル・エポックの時代のパリを舞台にした復讐劇という作品の内容が話題になりました。
タカラヅカニュースの初日の映像の冒頭で登場したひとこちゃんがポスターから抜け出てきたかのようで、一気に作品の世界観に引き込まれるようでした。
ひとこちゃんの衣装の柄もそうですが、他の出演者、とくに怪しげな下宿の住人たちの衣装とメイクがゴシックホラーのようで。
初日映像なのでお話の全貌は分からないですが、出演者たちの衣装やメイク、セットだけを見てもこの作品に対する興味がつきません。
そしてひとこちゃん演じるオクターヴがとても魅力的でした。
前回の主演作品は雪組時代の2019年の『PR×PRince』でしたが、コメディ作品で役柄も今回と全く違うちょっとおとぼけで可愛らしい役でしたので、ギャップがすごいです。
『PR×PRince』のヴィクトル役もとっても魅力的でしたが…
今回のお芝居自体はとても暗いのですが、カーテンコールではいつもの明るいひとこちゃんが見られてなんかほっとしたりもしました。
初日のご挨拶
この公演より花組組長に就任した美風舞良組長から紹介され、まずは無事に初日の幕を開けられたことへの感謝の気持ちを述べたひとこちゃん。
その後は
「最近心の痛むニュースがいくつも重なり、自分の無力さを痛感する日々ではありますが、それと同時に人の思いは確実に何かを変えるということもこの作品を通して実感する毎日でございます」
と昨今の世界の情勢と作品のテーマを結びつけて語りました。
その言葉を聞いてひとこちゃん大人になったな〜となんとも親のような心境になっておりました。
『PR×PRince』の千秋楽のご挨拶はただただ可愛いひとこちゃんだったな〜と。
そして
「この作品で誰かの思いを変えることに繋がっていけたらと、そんな願いも込めて全員で心を一つに一回一回公演を大切にお届けしてまいります」
と続けました。
作品中の誰かの思いを変えるというのはオクターヴの復讐心を変えるということなんでしょうね。
昨今の状況の中で、ひとこちゃんのその言葉が深く胸に刺さりました。
当日お誕生日の出演者を紹介
最初の至極真面目なご挨拶の後は、
「今日の初日もとてもおめでたいのですが、本日はもう一つおめでたいことがあります」
とひとこちゃんが嬉しそうに言い出したので、なんだろう?と思っていましたら
「今日はアンブルと少年オクターヴのお誕生日です!おめでとう!」
とアンブル役の星空美咲ちゃんと少年オクターヴ役の初音夢ちゃんのお誕生日の紹介をしました。
二幕の冒頭のシーンでゆりちゃん(紫門ゆりや)演じるお母さんが少年オクターヴに「おめでとう」というシーンがあるんだそうですが、それが本当にお誕生日だったというわけだそうです。
ひとこちゃんが
「いい誕生日になりましたか?」
と訊いて、初音夢ちゃんがすごく嬉しそうにうなずいていて、とっても和やかなあったかい空間でした。
ひとこちゃんのカンパニーに対する愛情が垣間見えて、とっても素敵な時間でした〜
作品はとてもダークだけれど、お稽古中も楽屋でも笑い声が絶えない日々だったそうで、これからも裏では大笑いしながら元気に公演していきたいと話していました。
きっと作品がダークだからこそ余計に裏では楽しく過ごしたいんでしょうね〜
ひとこちゃんが率先して大笑いしている様子が想像できてほんわかしました。
最後には茶目っ気たっぷりに
次に幕が上がった時に、
「外は段々と暖かくなってまいりましたが、この霞んだパリの街はまだまだ真冬ですので」
と言いながらちょっといたずらっ子ぽい顔で笑ってるな〜と思ったら
「ぜひ劇場に足をお運びいただいて、身も心も震えていただけたらと思います」
ですって!
客席が大いにウケたのを見て
「よしっ!」
と喜ぶひとこちゃん。
お客さんにも笑って帰っていただきたいという心遣いが見えて、そういうところもさすがだな〜と感心しました。
そういうところにもひとこちゃんの成長が感じられました。
お芝居中では眉間にしわを寄せた暗い顔ばかりでしたが、カーテンコールではいつもの明るい可愛いひとこちゃんが見られたのも嬉しかったです。
永久輝せあの時代の到来ですね
2019年11月にバウで主演後、花組へ組替えしたのとほぼ同時に三井住友カードVJAグループの新イメージキャラクターに就任したひとこちゃん。
将来花組トップスターになるのは約束されたということだと思いましたが、その後2年半近く主演作が回って来なかったですね〜
今回花組生として初の主演で、いよいよというかやっとひとこちゃんの時代が来るのか〜!という感じです。
2022年〜2023年版の「1stフォトブック」の先陣を切っての発売もおめでたいですし、次の大劇場公演『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』で初のポスター登場もおめでたい。
これからますます大活躍してくれるだろうなと楽しみです。
読んで頂き、ありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。ポチして頂けるとうれしいです。
ポチの先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。