朝月希和と千風カレン、最後の稽古場情報(雪組 東京宝塚劇場公演『蒼穹の昴』)

11月26日は雪組東京公演の初日でした。

私ももう少ししたら観劇する予定ですのでワクワクしています。
ただ、中止が相次いでいる公演もあります。
宝塚も油断はできません。

無事に12月25日の千秋楽まで完走できることを願っています。

雪組 東京宝塚劇場公演 『蒼穹の昴』 稽古場情報

雪組『蒼穹の昴』の東京公演の稽古場情報に、この公演で退団するトップ娘役のひらめちゃん(朝月希和)と副組長のカレンさん(千風カレン)が出演しました。

二人とも『蒼穹の昴』らしく色鮮やかなチャイナ服で、ひらめちゃんは役の李玲玲らしい可愛らしい髪型での出演です。

トップ娘役と副組長の二人が同時に退団するのは珍しいと思います。
この稽古場情報を興味深く見ました。

大劇場での公演の時はふとした瞬間に退団することへの寂しさがやってきて、波があったそうです。

そんな退団についての思いと、公演の見どころについて二人で話しました。

梁文秀について

お芝居の話の中では、咲ちゃん(彩風咲奈)演じる梁文秀についての話が出ました。
ひらめちゃんが演じる玲玲にとっては文秀は家族のような存在。

幼い頃は淡い恋心を抱いていたけれども、成長してからは心から尊敬し信頼していて家族愛のような気持ちに変わったそうです。

退団公演でトップコンビの関係が恋愛感情どっぷりのものじゃないのは少し寂しいという声もありましたが、ひらめちゃんにとっては咲ちゃんへの思いも重なってよかったんじゃないかなと思いました。

カレンさん演じる宮廷女官は文秀推しで、文秀さん一筋なんですって。

女官たちの中では文秀(彩風咲奈)派、順桂(和希そら)派、王逸(一禾あお)派とあって、それぞれ推している書士がいるという話が面白いです。
観劇する時に、そこも注目して観たいと思います。

フィナーレについて

フィナーレナンバーについて、二人とも羽山紀代美先生の振り付けだったのが本当に嬉しいと話していました。

カレンさんは娘役の総踊りで羽山先生からお稽古の時に何度も「千風、可愛くね」と言われていたということを明かしてくれました。
そして、お稽古場の最終日に「千風、可愛かったよ」と言ってもらったと。

最後の公演でのそんなエピソードを聞かされるとうるっとしてしまいます。

ひらめちゃんは咲ちゃん(彩風咲奈)とのデュエットダンスで大階段を二人で手をつないで降りてくるふりが、これまでの二人の道のりと重なるという話をしていて。

その話のところで、それまでずっと笑顔で話していたカレンさんが「そういうのに弱いんだよな〜」と急に目をうるませてしていたのが印象的でした。

羽山先生の振り付けでデュエットダンスを踊りたいという夢がかなって、咲さんと踊らせていただくのが本当に幸せで、東京公演も一回一回を大切に踊りたいと話すひらめちゃん。

本当に幸せそうな晴れやかな笑顔で話していたのを見て胸が熱くなってしまいました。
その他にもいろんな見どころを話してくれたので、お芝居の本編とともにフィナーレもすごく楽しみになりました。

東京公演への意気込み

ひらめちゃんは

その日にできる自分の最大限のものを出し尽くして、少しでもより良いものをと自分の中で誓いを立てています。今皆さんと過ごせる大切な時間を噛みしめながら、毎日を過ごしてまいりたい。東京公演もどうぞよろしくお願いいたします

と意気込みを語りました。
そしてカレンさんは

「大切な雪組の仲間たちと、専科の6人の方々からたくさんのこと吸収し成長させていただける公演でありがたいなと思いながら過ごしています。東京公演も私たちらしく笑顔で毎日大切に過ごしていきたいと思います」

と笑顔で話しました。

12月25日のクリスマスの日が千秋楽です。
この二人をはじめ退団者のみんなにとって最高のクリスマスになるように、公演が無事に完走できることを祈っています。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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