礼真琴・舞空瞳コンビの制作発表会とその他配役予想の答え合わせ(『1789』制作発表)

今日のタカラヅカニュースで4月18日に東京で行われた星組『1789』の制作発表会の模様が放送されました。
出演者の出席は礼真琴・舞空瞳のトップコンビのみ。

初演の月組の時は全部で5人が出席したので2人だけというのは寂しい感じもしますが、やはりまだコロナ禍が続いているということなんでしょうね~

でも制作発表会が開催できるようになったということだけでも状況が落ち着いてきているということですね。

星組公演 『1789 -バスティーユの恋人たち-』 制作発表会

制作発表会ではまずはトップコンビの楽曲披露のパフォーマンスがあり、その後記者会見がありました。
タカラヅカニュースでその一端を見ることができました。

礼真琴・舞空瞳の楽曲パフォーマンス

楽曲披露ではまずこっちゃん(礼真琴)となこちゃん(舞空瞳)の二人でデュエット曲の「この愛の先に」を歌いました。

これはロナン(礼真琴)とオランプ(舞空瞳)が二人の愛の行方を憂いて歌う曲ですが、初演の月組版ではトップ娘役の愛希れいかさんはマリー・アントワネット役だったのでトップコンビがこの曲を歌うことはありませんでした。

今回トップコンビのこの曲を聴くことができてすごく嬉しいです。
こっちゃんが会見の時に

「私はハモリ大好き人間なので、3度のハモリで歌う心地よさを感じながら歌うのが楽しみ」

と話していましたが、なこちゃんとのハモリが本当に美しくて、聴いているこちらも心地よさを感じました。

もう1曲のこっちゃんのソロ曲「愛し合う自由」は今回この星組版のために書き下ろされた新曲だということです。

ネット記事で読んでどんな曲なのか早く聴いてみたいと思っていましたが、とても力強い素敵な曲です。
そしてこっちゃんの圧倒的な歌唱力が存分に活かされる曲となっているなと思いました。
作品の中で歌われるのを早く聴きたいです。

星組版『1789』について

宝塚版の『1789』は8年ぶりの再演となりますが、その間に東宝で2回上演されています。

小池修一郎先生の話によると今回は3つ目のバージョンとなり、今までで一番ロナンとオランプに焦点を当てた作品となるということです。

初演の月組版はトップコンビがロナンとマリー・アントワネットという相対する役柄に分かれていたので、両方にフォーカスされていました。

東宝版はオランプがヒロインだったので二人の恋愛が色濃く描かれていましたが、星組版はそれよりまたさらに二人の恋愛について深く描かれることになるようです。

また初演との変更点は新曲の「愛し合う自由」の他に、東宝版で書き下ろされた「革命の兄弟」の追加と、初演ではマリー・アントワネットが歌っていた「許されぬ愛」をオランプが歌うということだそうです。
初演より東宝版に近い構成になるようですね。

私が大好きなデムーランの「武器をとれ」については触れられなかったですが、わざわざ東宝版の時に書き下ろされた曲なので、きっと星組版では入ってくると期待しています。

ネット記事によると会見で小池先生はこっちゃんのことを

「歌唱力も演技力も増しているのに不思議なことにまったく老けず、少年のようだ」と話していたとのことです。

「まったく老けない」という言い方はどうかと思いますがw、確かにこっちゃんはいつまでも少年のようです。
今のトップさんの中で一番ロナンを演じるのに合っていると思います。

そして、こっちゃんは「ロックテイストの曲を歌わせたら宝塚歌劇団史上屈指」、トップの二人は「実力がありながらフレッシュさを失わないのがこのコンビの魅力」と評されていました。
このトップコンビがこの『1789』をやるのに相応しいということでしょう。

そのこっちゃんはロナンについて

「『赤と黒』では大工の息子、そして今回は農夫の息子ということで、ブルジョワに対して強い思いを抱いている“雑草魂”を前回から引きずりつつ、その強さをパワーに変えていきたい」

とユーモアを交えて語っていました。
またこっちゃんは8年前に月組の『1789』を観た時からいつか挑戦したい作品だと思っていたそうです。

『ロックオペラ モーツァルト』の時にこの『1789』を手がけたドーヴ・アチアさんに作品の素晴らしさを熱烈に語ったほど思い入れのある作品なんだそうです。

そういえば2番手時代にやったディナーショー『MOMENT』でも『1789』から「二度と消せない」を歌っていました。

当時あまりに何度も聴き過ぎて龍真咲さんの歌い方に似てしまうと話していましたが、そんなに大好きな作品に主演として出演できるんですから、相当な意気込みで臨むでしょうね。
それだけに絶対に素晴らしい公演になると期待がMAXになっています。

その他の配役発表について

昨日はそれまで発表されていた主な配役以外の配役も発表されました。
けっこう事前に予想していた配役と合っていたのが嬉しいです。

星組『1789』の主な配役「予想通り」と「予想外」

配役はほぼ予想通りでした

まずは専科から出演のまゆぽん(輝月ゆうま)は予想通りペイロールでした。
普段温厚なまゆぽんが演じる冷酷なペイロール、楽しみです。

そして以前の記事では書かなかったんですが、オランプの父のちぐさん(美稀千種)、ポリニャック夫人のなつさん(白妙なつ)、ルイ16世のヒーロー(ひろ香祐)は絶対にそうだと思っていました。

ぴーちゃん(天華えま)とかのんくん(天飛華音)がダントンとフェルゼンのどちらかになると思っていたら、ぴーちゃんがダントン、かのんくんがフェルゼンでした。

革命家の3人はありちゃん(暁千星)、しんくん(極美慎)、ぴーちゃんの並びになって、ありちゃんとぴーちゃんの同期コンビが入っているのがいいです。

あとはソレーヌのほのかちゃん(小桜ほのか)はそうだといいなと思っていたので嬉しいです。
この作品は娘役の役が少ないので、初演の月組版では娘役のWキャストが多くソレーヌもWキャストだったんですが、今回はソレーヌはほのかちゃん一人でしたね。

ちょっと意外だった配役

娘役の役が少ないということで、今回デムーランの婚約者のリュシルの配役もあるのではと思っていました。
月組版では琴音和葉さんが演じていましたが、配役表には載っていなかったので出番はあまり多くなかったと思います。

ですが、今回はちゃんと配役に入っていて、詩ちづるちゃんがやることになりました。
きっと初演より役の重さが大きくなっているのではと思います。

もう一つの娘役の役のシャルロットは瑠璃花夏ちゃんで、路線娘役がうまく配役されていますね。

そのあたりは予想通りだったんですが、きっと娘役の役はWキャストになるだろうなと思っていたので、単独となったのはちょっと意外でした。

これまで割と大きな役をやってきた水乃ゆりちゃんと、前回の新人公演でヒロインを演じた藍羽ひよりちゃんもWキャストで入るかなと思ってたんです。
でもまったく入っていませんでした。見てみたかったのですが。

他にはラマールがちゃりおくん(碧海さりお)なのはけっこう予想外でした。
月組版ではゆりちゃん(紫門ゆりや)が演じていた役で、東宝版ではベテランの坂元健児さんがやっていたので、もう少し上級生がやるのかなと思っていました。
ちゃりおくんにとってはきっと挑戦の役となると思うので頑張ってほしいです。

そして手下のロワゼルが稀惺かずとくんでトゥルヌマンが大希颯くんという同期コンビなのも面白い。
稀惺かずとくんはもしかしたらフェルゼンかもと思ったこともあったんですが、ラマールの手下というのもありだなと思い直しました。

月組版でもあーさ(朝美絢)とまゆぽん(輝月ゆうま)の同期コンビで息の合ったところを見せていたので、今回も楽しみです。

制作発表会も開催され、すべての配役も発表されたので、いよいよという感じですね~
お稽古も始まり、これからどんな新しい『1789』が出来上がっていくのか楽しみでなりません。
チケット取り頑張ります!

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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