望海風斗『NOW!ZOOM ME!!』二幕は真彩希帆が登場

9月19日千秋楽を迎えた望海風斗 MEGA LIVE TOUR『NOW!ZOOM ME!!』のライブ配信を観ましたが、その二幕の感想です。

二幕は『106年雪組アヤナギ先生』から

休憩時間が終わってだいもんのかっこいい英語のアナウンスのあと幕が上がりました。
で、最初は噂の『106年雪組アヤナギ先生』から始まりました。

凪様(彩凪翔)歌う金八先生の主題歌が流れて、バックのスクリーンに金八先生のオープニングがそっくり再現されたムービーが映し出されていましたが、このムービーの出来がすごかった!

金八先生そっくりの格好をした凪様演じるアヤナギ先生が宝塚大劇場の横の武庫川の土手を歩いてるシーンや、学校の教室や体育館を使っての学園のシーン、そしてだいもん(望海風斗)扮するお下げ髪のふーこちゃんが間違ってアヤナギ先生にラブレターを渡してしまうシーンなど、めちゃくちゃ凝ったムービーでした。

最後のカーテンコールでだいもんが言っていましたが、これは4月に撮影したそうで、武庫川の土手の桜が綺麗に咲いていました。

キャスト皆んなで頑張って楽しく撮影したんでしょうね〜
これだけでも何回も見たいな〜(笑)

 

さて、ムービーが終わるとアヤナギ先生と何人かの生徒達がホワイトボードを持って登場。
まず先生から話したい事があると言って有名な金八先生の「人という字は」のくだりをやったんですが、ホワイトボードに書いた字は“人”ではなく“入”になってました。

それを後から来た愛すみれ演じる保健のすみれ先生に指摘されるという流れでした。

その後はアヤナギ先生による望海風斗さんおよび雪組公演に関する講義があるんですが、彩凪翔・愛すみれの関西人同士のボケとツッコミが最高でした。

「邪魔するんやったら帰って〜」「あいよ〜」とか「え?〇〇というところがよく聞こえんかった」「聞こえてるやろ!」とかのよしもとのギャグや、日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」、ぺこぱの「時を戻そう」などのギャグがちょこちょこ盛り込まれていて、これは齋藤吉正先生の台本なのか二人のアドリブなのか?

どっちにしてもかなり面白かったです。客席からも何度も笑いが起こっていました。
間のとり方が上手いんでしょうね〜
さすが関西人の2人です。

 

『もしも雪組の悲劇が喜劇になったら…』

吉村ロベスピエール貫一郎またの名をエリック源太

『ドリフの大爆笑』のテーマソングをもじった『ノゾミの大爆笑』を皆んなで歌ってから、パロディのコーナーが始まりました。

これ、年末のタカラヅカスペシャルで各組がその年の公演をパロディにしたコーナーをやりますが、それをもっと大々的にしたものです。

だいもんが雪組に来てからやった『星逢一夜』『ひかりふる路』『ファントム』『壬生義士伝』『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』といった悲劇をごちゃまぜにしてドタバタにしたもので、だいもんの役名は「吉村ロベスピエール貫一郎またの名をエリック源太」でした。

だいもんはずっと吉村貫一郎のように南部訛りで話していて、『ファントム』のエリックや『ひかりふる路』のロベスピエールの台詞もちゃんと南部訛りで喋っていたのはちょっと面白かったな。
ただ、私はどの作品も1回ずつくらいしか観ていないので、細かい設定や台詞とかは覚えていなくて、結構いろいろ細かいパロディがあったようなんですが、全部は分からなかったように思います。

ここでも、ダチョウ倶楽部のギャグをやったり(これが結構長かった)、「ばばあ、泣くな!」とかタカラジェンヌに何やらすの⁉というところもあって、客席にはウケていたようですが、私は今のそれ必要かな〜って思っちゃったな…

彩凪翔演じる土方歳三のアヤナギ先生

最後は凪様演じる土方歳三に撃たれた吉村がエリックみたいに死んでしまうと見えて、実は仮面に玉が当たっただけで無事だったというオチでした♪

そうそう、土方の凪様がここでもアヤナギ先生をやったりして、またまた“人”の字を“入”と書いてました〜
それ気に入ったんだな〜って思った(笑)

で、最後はダチョウ倶楽部のところで出てきたバスタブを『ファントム』の小舟みたいにして乗ったまま、次回の雪組大劇場公演の宣伝をしながら上手の袖に引っ込んでパロディコーナーが終わりました。
最後までドタバタでしたが、だいもんが歌うと『は〜、いい声♡』ってなりました。

 

真彩希帆が登場

そんなドタバタのあと出てきたきいちゃん(真彩希帆)が気の毒な気がしましたがw、真っ白なドレスで登場して、一声発した途端劇場の空気が一変しました。

1曲目は『You Raise Me Up』
本当に澄んだ美声で耳福でした〜

2曲目はディズニーアニメ『塔の上のラプンツェル』の『輝く未来』で、きいちゃんのパートに続いて真っ白な衣装の王子様のようなだいもんが上手から登場して歌い、二人の素晴らしいデュエットが。
最後だいもんが後ろからきいちゃんを抱きしめて本当に幸せそうな表情でした。

その後の二人のトークで、きいちゃんは感動して泣いてしまってましたが、それを見守るだいもんが本当の王子様でした!

先日のきいちゃんのミュージック・サロンの話になって、なんとだいもんもライブ配信を観たそうで、始まる直前まできいちゃんとやり取りしていて“しばらくお待ちください”の画面を写真撮ってきいちゃんに送ったりしてたそう。

緊張をほぐそうとしたんですね〜

終わったあとも一番に電話をくれたそうで、すごく嬉しかったと言ってましたが、素晴らしいコンビ愛を感じました〜

トークの後は『ミー・アンド・マイガール』から『ランベスウォーク』でした。
だいもんの「ランベス。あんたは知らない」っていうビルの台詞、すごく良かったです。

私の知ってるのとちょこちょこ違ってたけど…
私は瀬奈じゅんさんの『ミーマイ』を一番観てるので、あさこさんのビルが体に染み付いてるもので…(笑)

きいちゃんのサリーもすごく可愛かった。
ドレスの裾をたくし上げて踊ってて。

二人の『ミーマイ』も観たかったですね〜
でも、ここで歌えたことは天海祐希さんファンのだいもんにとっては、とても嬉しかったことでしょう。

そしてその後は『エリザベート』の『私が踊る時』
前奏が流れた途端、わっ、キタ〜って思いました。
だいきほの『エリザベート』が観たかったな〜と思っていたので、夢がかなった感じでした。

二人とも2014年の花組の『エリザベート』に出演していますが、だいもんはルキーニ、きいちゃんは新人公演でマダム・ヴォルフでしたからね。

だいもんのトートときいちゃんのシシィが観たかったです。
二人の『私が踊る時』最高でした。
きいちゃんにはいつか東宝版のシシィを演ってほしいな〜

チームだいもんのだいきほエピソード

Cパターンのきいちゃんのコーナーが終わって、雪組コーナーの『SUPER VOYAGER!』とだいもんの弾き語り『Music is My Life』のあと、本日のチームだいもんのトークコーナーへ。
その日のトークメンバーが西部警察のテーマにノッて出てきたので、なんで西部警察?と思ったら「本日のだいもん軍団で〜す」って紹介したので、「あ、なるほど。大門軍団か。それで西部警察なのね〜」とやっとわかったという(笑)
いやこれ、若い人はわからないでしょ?

メンバーは彩凪翔橘幸羽織夕夏日和春磨天咲礼愛の5人とだいもん。
トークテーマはだいきほのエピソードについて。

下級生順にエピソードを話していきましたが、だいもんがきいちゃんの頭飾りを毎回チェックするという話や、はじめて二人が一緒に歌っているのを聴いた時超音波が出ているように思ったという話や、二人のハーモニーがミルフィーユのようだという話や、だいもんがきいちゃんのことを『まあやちゃん』と呼ぶのがキュンポイントだという話が出て、だいもんは「きいちゃんがいなくて一人で聞いてるのが申し訳ない」って言ってました。

最後の凪様の話がまた面白くて、舞台稽古に参加したきいちゃんの話をしてくれました。

だいもんの弾き語りのところでは大号泣し、パロディのコーナーでは大爆笑し、イリュージョンでは「ええっ⁉ええっ!?」と面白いように驚いてくれて、その反応がめちゃくちゃ面白かったそうです。
それともう一つ、だいもんさんに直接言えないことが何かあるかと訊いたところ、『ディナーショーではそばに望海さんがいなくて寂しかった。このコンサートではお側に居られて幸せです』って言ってましたって。

だいきほエピソードのあとはこの後のリクエストコーナーの曲目についてちょこっと話してくれました。
1月頃に募集したリクエストで『ミー・アンド・マイガール』や『私が踊る時』もすごく多かったそうです。
それで、Cパターンのきいちゃんコーナーで入れてくれたんですね〜

リクエストコーナー

次はそのリクエストで多かった3曲をだいもんが歌うコーナー。
『ひとかけらの勇気』『かわらぬ想い』『愛の旅立ち』の3曲でした。
『ひとかけらの勇気』と『愛の旅立ち』が多いのは分かるのですが、『かわらぬ想い』がそんなに多いのはちょっと意外でした。

いや、すごくいい曲で私も好きなんですが、安寿ミラさん主演の『ブラック・ジャック』の曲ですね。
時々ディナーショーやタカラヅカスペシャルで聴くこともありますが、そんなに人気があるとは思いませんでした。
3曲目の『愛の旅立ち』は昔安蘭けいさんが歌ってるのを聴いた時すごく感動した記憶があります。
だいもんが歌うこの曲を聴けて本当に嬉しいです。

宝塚メドレー

間に一曲だいもん以外のメンバーがNOW!ZOOM ME!!Tシャツを着てペンライトを持って銀橋で歌う曲があって、その後は怒涛の宝塚メドレー。

もう一度ポスターの衣装に着替えただいもんが真琴つばささんの『BLUE MOON BLUE』の曲を歌い、その後『ミレニアム・チャレンジャー』とか『Joyfull!!』など懐かしいショーの曲など何曲か全員で歌いました。
ここではきいちゃんも皆んなと同じ衣装で参加してました。
ここでは全員がグッズのマフラータオルを持って振ったりとボルテージも最高潮!

途中に一旦緞帳が降りかけて、だいもんが「あと一曲歌いたい」って言って最後全員でテーマ曲の『ZUKA!ZOOM UP!!』を歌い踊って大盛り上がりのうちに終わりました。
その最後の曲の時にバックのスクリーンにはエンドロール的な映像が流れて、ムービーの撮影時のメイキングなどもあり、とても感動的でした。

アンコールからカーテンコール

アンコールは望海風斗のソロ

アンコールの拍手でだいもんが一人で出てきました。
アンコール曲はだいもんがナオト・インティライミさんの作詞作曲監修で出した『夢をあつめて』
以前に特別番組で聴いていましたが、あらためて聴くと本当に良い曲ですね。
最後の『笑って』のフレーズを柔らかく歌うようにナオトさんから言われてそう歌い直しただいもんに対してナオトさんがすごくいいと言っていたのを思い出しました。

カーテンコール

最後のご挨拶、途中で感極まって涙ぐんで言葉に詰まっただいもんに、すかさず隣の凪様ときいちゃんが肩に手を添えながら寄り添っていたのが素敵でした。

そして、Cパターンの初日を迎えたきいちゃんにも挨拶をしてもらいました。

今日は何をやってくれるのかと思っていたら、皆さんとハイタッチがしたいと言ってエアハイタッチをすることに。
1階席、2階席、ライブ中継を観ている映画館の皆さん、ライブ配信を観ている皆さんと順番にメンバー全員でエアズームタッチをしました〜

私もライブ配信の皆さんの時にもちろんやりましたよ〜
初日と変えてくるところはさすがだいもんですね〜

東京公演でもまた違うことをしてくれるんでしょうね。

一番最後にだいもんが一人で出てきた時、これを持って出るのを忘れてたってペンライトを持って出てきました。
「210♡ありがとう!ZOOM」って書いてありましたよ。

最後袖にはける時は何度も客席に投げキッスしたり手を振ったりして引っ込みましたが、客席だけじゃなくて画面のこっちに向かってもしてくれましたよね〜

だいもんの英語の終演アナウンスのあと、『さよならみなさま』が流れかけてすぐに配信が終わっちゃって、その直前まで思いっきり盛り上がってたので、急に寂しい気持ちになっちゃいました。

きいちゃんが出るCパターンをみたいと思っていて当日は完璧な状況でスタンバイしました。
だいもんときいちゃんのデュエットも二人のトークもリアルタイムで見られたのが本当に感慨深いですし、目撃できた感があってよかったです。

まだずっと余韻に浸っています。
楽しかったぁ…♪

  

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