9月8日からバウホールで上演される『ベアタ・ベアトリクス』は、主演のしんくん(極美慎)にとって初のバウホール公演主演作品、そして作・演出の熊倉飛鳥先生にとってもデビュー作となります。
その二人がタカラヅカニュースの稽古場情報で作品の見どころを語りました。
極美慎と熊倉飛鳥先生が語る『ベアタ・ベアトリクス』の見どころ
主演のしんくん(極美慎)は今回がバウホール初主演なので、稽古場情報にははじめての出演となります。
そして熊倉飛鳥先生もバウホールデビュー作なので、タカラヅカニュースに初出演ですね。
その二人の稽古場情報は初々しい感じでほっこりさせる雰囲気で進みました。
『ベアタ・ベアトリクス』については私自身期待して楽しみにしています。
以前にこちらの記事を書いておりました。
この稽古場情報では、お稽古場での様子や役について、見どころなどについて話してくれました。
主役のロセッティについて
主役のロセッティは19世紀のイングランドに実在した画家ですが、そのロセッティについてしんくんは「自分の中の本能的な勘に嘘がつけない人という印象がある」と言っていました。
そういう部分が自分にもある面だと思うそうで、リンクしてやっていきたいそうです。
熊倉先生もしんくんがロセッティのようにもがいている姿を見たいと思ったし、ロセッティのだらしないところがあっても人を惹きつける魅力がしんくんにマッチしていると感じているんだそう。
二人の話を聞いてると、しんくんとロセッティは似通った面があるようです。
ただ、今お稽古している一幕はロセッティの全盛期でやっていて楽しいそうですが、二幕になって落ちこぼれていく感じはしんくんの引き出しにないので難しいと感じているようです。
これからもっと深めていって体当たりでお稽古を進めていきたいと話していました。
史実を見てもロセッティは相当波乱の人生を送ったようですので、二幕でそういう面が描かれるのでしょうね。
少し調べただけでもロセッティについて興味がすごく湧いたので、どんなお話になるのか今からとても楽しみになりました。
その他の役について
リジー:小桜ほのか
今回ヒロイン役はロセッティが見初めて恋に落ちる帽子屋で働く娘リジーです。
そのリジーを演じるのは小桜ほのかちゃん。
しんくんとほのかちゃん(小桜ほのか)は『めぐり会いは再び』でも恋人同士の役でした。
ほのかちゃんはしんくんの感情を引き出してくれる心強い存在だそうです。
前回に引き続きの恋人役で、おまけにほのかちゃんはしんくんより1期上というところも頼もしいんでしょうね。
熊倉先生も二人のデュエットシーンも非常に楽しみと言っていました。
きっと息の合ったデュエットシーンが見られるのではないでしょうか。
ジェイン:水乃ゆり
もう一人ロセッティがその魅力にとらわれてしまうのが水乃ゆりちゃん演じるジェインです。
ある場面の振付を見たらロセッティが魅了される理由がわかるほど、すごく惹きつけられる女性をギラギラと演じていたそうで、ほのかちゃんのリジーとの対比がすごいんだとか。
ゆりちゃん(水乃ゆり)がこれまで演じてきた役を思い出してもなかなか想像ができないんですが…
ショーではけっこうギラギラした感じも出していたので、ああいう感じでくるのかな〜と想像してみました。
そんな男性を魅了してしまうジェインを演じるゆりちゃんも楽しみです。
エヴァレット:天飛華音
ロセッティのライバル的な存在のエヴァレットを演じるのはかのんくん(天飛華音)。
しんくんとは一緒に番組のMCをやっていたりずっと近い存在だったけれど、これまで意外とお芝居で絡んだことがなかったそう。
でも今回真っ向からぶつかってくる芝居をやってくるかのんくんがすごく頼りになるそうで、かのんくんの存在がありがたいと話していました。
熊倉先生もかのんくんのぶつかってくる芝居が頼もしいと感じているそうで、この二人のやり取りも見どころの一つということです。
好きな場面や見どころについて
熊倉先生から楽しい場面を訊かれてしんくんが答えたのがエヴァレットたち前ラファエル兄弟団の仲間と一緒にいるアトリエの場面。
仲間たちと手を取って前を向いているというのがその場面だけなんだそうです。
皆んながキラキラしていてパワーがあるという感じのシーンで、その場面の曲もすごくよくて、見どころだそう。
曲は今回たくさん作ってもらったそうで、全部いい曲で感動するらしいです。
ディズニー的な雰囲気もあって、場面がどんどん移り変わるのを引き立たせてくれる音楽で、そこも見どころなんだそうです。
楽曲もこの作品の楽しみな点となっているようですね。
極美慎の意気込み
コーナーの最初に、今回の主演の話をいただいたときから緊張感と不安と嬉しさなどいろんな感情がこみ上げていると話していたしんくん。
熊倉先生からはしんくんは台本を渡してからロセッティの気持ちを細かくまとめてきてくれたそうで、取り組み方がすごく真面目だというのが魅力だと言われていました。
しんくんとしては自分は不器用なので、細かく砕いて納得できないと体に入ってこないとか。
しんくんの不器用だけどすごく真面目な感じすごくわかる気がします。
それだけにしっかり時間をかけて役を自分のものにできれば、すごくいいものが生まれる予感がしています。
最後には意気込みとして
「はじめての経験ですが、周りの方々に助けていただいて、魅力ある人間味あふれるロセッティを築き上げられるように、これからお稽古頑張っていきます」
と語るしんくん。
しんくんの作り上げるロセッティという役がとっても楽しみです。
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