昨日公式サイトからの発表で、4月26日から5月11日までの観客を入れての公演を中止すると発表がありました。
花組宝塚大劇場公演の千秋楽と宙組梅田芸術劇場メインホール公演の5日の回は無観客でのライブ中継・ライブ配信を実施するそうです。
しかし、元々ライブ配信などの予定がなかった和希そら主演の『夢千鳥』はただ4日間のみの上演となってしまいました。
和希そら主演『夢千鳥』の初日映像に引き込まれました
タカラヅカニュース初日映像
タカラヅカニュースで初日の映像が流れました。
少しだけでしたが、その「少し」だけでも引き込まれました。
演出家・栗田優香先生のバウホールデビュー作品です。指田珠子先生のデビュー作品である『龍の宮物語』のような勢いを感じました。
各登場人物を象徴しているという鳥の役のキャストたちが大勢で踊る冒頭のシーンや、途中の鳥かごのセットや、黒い座布団が引き裂かれたら中から真っ赤な鳥の羽がバーっと出てくる場面など、タイトルの『夢千鳥』の“鳥”が効果的に使われているのがすごかったです。
かなりの意欲作だな〜と思いました。
そして、主演のそらくん(和希そら)とヒロインのじゅっちゃん(天彩峰里)の鬼気迫る演技にも魅了されました。
2人の愛し合いながらも反発する様、それを表現する着物姿でのタンゴの場面が迫力あって、これは是非全編観てみたいと強く思いました。
そして、全部で20分もあったというフィナーレ。
そらくんのダンス巧者な面が堪能できそうなフィナーレナンバーのようです。
お芝居、フィナーレとも下級生一人一人にも見せ場があって、素晴らしい良作ではないかと思いながら見ていました。
和希そら、初日ご挨拶
初日のご挨拶でそらくんはずっと笑顔ながら涙が頬を伝った跡がありました。
無事に初日の舞台を終えられた嬉しさに涙が溢れたんでしょうね〜
ご挨拶では「花のみちの桜が一番美しいと思っているけど、すでに散ってしまいました」と笑わせといて、
「美しい瞬間は一瞬だからこそ尊い」という言葉を引用してました。
この言葉が奇しくもぴったり当てはまってしまう公演となってしまったのが悲しいです。
そして、「千秋楽に向けて進化していくであろう舞台を楽しみにしてください」という言葉も本来ならこれからの進化に期待して希望の気持ちで聞くはずなのですが、すでに4日間という短い期間で終わってしまった今となっては、この言葉を聞くのも寂しいです。
ご挨拶の映像の途中で「この公演は4月26日〜5月3日まで中止となりました。」とテロップが入ったのがなんとも切なかったです。
Twitterに見る4月25日公演
実質千秋楽のカーテンコールのご挨拶
Twitterで25日の回を観劇した方のレポートを読ませていただきました。
本当に素晴らしいカーテンコールのご挨拶だったようです。
まずはこの公演で花組へ異動になる副組長のあおいさん(美風舞良)のご挨拶で、「千秋楽」という言葉が詰まってしまって言えなかったとか。
その後のそらくんご挨拶で「サプライズで千秋楽が来てしまいました」と言ったというのを見て、あおいさん、そらくんどちらも心の中に思うところあってそういう言葉になったんだな〜とちょっと辛くなってしまいました。
そして、「4日間の公演となりましたが、この4日間に悔いはありません」「このような素敵な作品を4日間だけでも世に送り出せてよかったです」と言ったそうで、胸が熱くなります。
それから「このようなことの後には必ず幸せなことがあります。その日を信じてまた笑顔でお会いしましょう」というような言葉で締めたそうです。
このご挨拶の途中で泣いてしまって言葉に詰まり、自分の胸を叩いて「ちくしょう!しっかりしろ!」と言ったとか。
もうなんかその様子を想像すると涙が出てきちゃいます。
それでも最後は宙組伝統の(?)三本締めで笑顔で締めてくれたそうです。
「三本締めで締めたいと思います。異議は認めません!」とか
「本当は『青い鳥いずこ〜』にしたかったけど、それだとずっと青い鳥探し続けるからやめます」とかしっかり笑わせてくれて、他のキャストもお客さんもそらくんの笑いに救われたようです。
残念ながら、実質千秋楽となってしまった昨日の回にはカメラは入っていなかったそうです。
そのすてきなカーテンコールは見せてもらえないようです。
悔しいな〜
この公演はぜひ再演してほしい
初日の映像を少し見たのと観劇された方のTwitterを見ただけですが、この作品がとっても良作で出演者の皆んなが熱演したのがよく分かりました。
たった4日間だけで終わってしまったのは絶対にもったいないです。
初日の映像をなんとかスカイステージで放送してほしいですし、それ以上に再演してほしいです。
このままではあまりに残念で、言葉がありません…泣
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