6月4日の花組 宝塚大劇場公演の初日まであと少しとなりました。
公式サイトではフランツ・リストの生涯について解説のページが公開され、それ以外にもEテレの『クラシックTV』でリストが取り上げられていたのでそれらを見て、公演に備えてリストを巡る人々についてちょっと勉強しました。
先日には『巡礼の年』の人物相関図も公開されたので、登場人物についてより分かりやすくなりました。
そして、今日のタカラヅカニュースでは稽古場レポートが放送され、『巡礼の年』の内容について語られました。
今回の稽古場レポートの出演はMCが花組スカイ・レポーターズのびっく(羽立光来)、そしてこの公演で退団するくりすちゃん(音くり寿)と105期の美空真瑠くんです。
稽古場レポート出演メンバーの役どころ
まずは今回出演のくりすちゃんとまるちゃん(美空真瑠)の役どころについて。
音くり寿:ラプリュナレド伯爵夫人
くりすちゃん(音くり寿)が演じるラプリュナレド伯爵夫人はれいちゃん(柚香光)演じるリストのパトロンで愛人。
リストより15歳くらい年上だそうです。
この前の稽古場情報でれいちゃんも話していましたが、リストに対して非常に独占欲、支配欲が強い人なんだそう。
「圧が強め」だそうです(笑)
人気のあるリストを独り占めして他の貴族の女性たちから嫉妬の目で見られるけれど、それも楽しんでいるかなりキャラの濃い女性みたいです。
話を聞いてるとくりすちゃんお得意のキャラという感じがします(笑)
美空真瑠:少年リスト
リストの少年時代をまるちゃん(美空真瑠)が演じます。
お父さんのアダム・リスト(航琉ひびき)とお母さんのマリア・アンナ・リスト(春妃うらら)とともにハンガリーでの幼少期が描かれる場面に出るそうです。
ハンガリー出身で、かつ貴族ではないということがキーワードになるそうで、幼少期での出来事が大人になったリストの苦悩や葛藤に結びつくので、大事な場面になってくるようです。
出演メンバーが推す見どころ
『巡礼の年』見どころ一覧
ラプリュナレド伯爵夫人(音くり寿)がリスト(柚香光)を愛するが故に苦しめてしまうというところには、クスッと笑える面白い場面もある。
前半の貴族の場面はコミカルなところもあって、シリアスな中にもコメディタッチな部分もあるのが面白い。
リストの少年時代の音楽院での場面で、天才少年たちによるピアノの7分くらいに渡るダンスナンバーがあり、可愛らしくも一心不乱にピアノを引き続ける子供たちというナンバーが見どころ。
リスト、マリー(星風まどか)、ショパン(水美舞斗)、サンド(永久輝せあ)、そしてラプリュナレド伯爵夫人(音くり寿)の恋愛模様がナンバーやお芝居で描かれるのが見どころ。
柚香光がピアノを生演奏する場面がいくつかあり、鳥肌ものなので注目してもらいたい。
専科から高翔みず希さんがヴィクトル・ユゴー役で出演していて、お芝居に優しさがにじみ出ている。
というような見どころ、おすすめ場面を教えてくれました。
先日の稽古場情報でも組長のあおいさん(美風舞良)がリストがピアノを弾く場面が色っぽくて、お客様も失神すると思うって言ってましたが、ここでもその話が出ました。
そのれいちゃんがピアノを生演奏する場面は、今からかなり楽しみです。
この公演での退団者について
この公演で退団するのは4名、くりすちゃん(音くり寿)の他に飛龍つかさくん、若草萌香ちゃん、芹尚英くんです。
音くり寿の今の心境
びっく(羽立光来)から退団について心境を訊かれて、今は作品を作っている最中でワタワタしてる状態なので、あまり実感がないと言うくりすちゃん。
でも「今回一緒に退団する飛龍さんとナンバーで一緒に歌う場面もあって、お客様に楽しんでいただけるように力を尽くしたい」と話していました。
まだお稽古に必死で、退団を意識している間がないといったところなんでしょうね〜
若草萌香
同じく退団する若草萌香ちゃんについて、びっくは一緒に踊ったり貴族同士で絡んだりする場面があるそう。
なので、
「勝手に彼女の最後の相手役だという気持ちになっていて、その気持ちでしっかり送り出せるように頑張ろうと思ってます」
と話していました。
「勝手に」とびっくは言ってましたが、きっと若草萌香ちゃんもびっくの事を最後の相手役と思ってくれてるんじゃないかな?
萌香ちゃんの口から語られるのを聞いてみたいです。
芹尚英
芹尚英くんはオノレ・ド・バルザックという小説家で芸術家チームの一員。
その芸術家チームのナンバーでキレッキレで踊っているそうで、まるちゃん(美空真瑠)が言うには「芹尚さんのダンスってなんでこんなに気持ちがいいんだろう?」と思うそうです。
そういえばほのかちゃん(聖乃あすか)の『Brilliant Dreams』という番組で、ほのかちゃんと一緒にオリジナルダンスを踊るメンバーに入っていました。
その時の踊る姿がすごくカッコよかったので、こんなに早く退団してしまうのは残念ですが、その芸術家のダンスナンバーで踊る姿を目に焼き付けるようにしっかり見たいと思います。
音くり寿の最後の姿を見届けたいです
くりすちゃんの退団の発表があった時は本当に驚きました。
この前の『TOP HAT』でのマッジ役の熱演も素晴らしかったので、まだまだいろんな役で活躍してくれると思っていたので、残念でなりません。
『巡礼の年』のラプリュナレド伯爵夫人の演技だけでなく、きっと歌声でも魅了してくれると思うので、くりすちゃんの最後の姿をしっかり見届けたいです。
読んで頂き、ありがとうございました。
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