稽古場レポートで語られた2022年版『グレート・ギャツビー』

本来なら月組宝塚大劇場公演『グレート・ギャツビー』は明日7月16日に初日を迎えるはずでしたが、公演関係者にコロナの陽性が確認されたために7月22日に初日が延期されてしまいました。
それに伴って新人公演の日程も8月2日から8日に変更されました。

元々の日程でチケットを取っていた方には本当に気の毒ですが、新人公演が中止になることなくしっかり準備した上での開催ができるのはいいことです。

先日新人公演の配役全部も発表され、新人公演もますます楽しみになりました。

そんな中、今日のタカラヅカニュースで、稽古場レポートが放送されました。

月組『グレート・ギャツビー』 稽古場レポート

今日の『グレート・ギャツビー』の稽古場レポートは(A)となっているので、来週(B)の方もあるんでしょうね〜

稽古場レポート出演メンバー

今回の稽古場レポート(A)の出演メンバーはMCが月組スカイ・レポーターズの晴音アキ、そして朝霧真彩みちるです。
3人で作品の見どころなどを語ってくれました。

はーちゃん(晴音アキ)はこの公演で退団します。

朝霧真

ぎり(朝霧真)が演じるのはトム・ブキャナン(鳳月杏)の友人の一人のジョンという役。
このトムの友人役は今回の2022年版『グレート・ギャツビー』で初めてできた役だそうです。

もう一つの役はまゆぽん(輝月ゆうま)のマイヤー・ウルフシェイムの手下の役らしいです。
こちらはアイス・キャッスルの場面でカッコよくキメるそうです。

彩みちる

みちるちゃん(彩みちる)はデイジー(海乃美月)の親友の全米ゴルフチャンピオンのジョーダン・ベイカー役。
娘2の役ですね〜

みちるちゃんはゴルフは子供の頃遊びでちょっとやっただけだったので、これを機に本格的にやり始めたそうです。

その成果があって、小池修一郎先生がスイングが上手になったってほめていたそうで、みちるちゃん頑張ったんですね〜
本番でプロ並みのスイングが見られるのを楽しみにしていますよ。

今回新しくなった場面

トム・ブキャナンと友人たちのナンバー

ちなつちゃん(鳳月杏)演じるトムの友人はぎり(朝霧真)のジョンをはじめ、彩音星凪くんのディックと一星慧くんのハリーとみんな大きい男役ばかり。

ぎりが176cm、彩音星凪くんが173cm、そして一星慧くんはなんと178cm!
小池先生曰く背の高いのばかり選んだということです。

トムのちなつちゃんも172cmで大きい方ですが、あとの3人と一緒だと圧迫感あるんじゃないでしょうか(笑)
この友人3人とトムの新しいナンバーがあるそうです。

自分たちセレブが誇らしいと思ってることなんかを楽しく歌うんだそうですが、それがはたから見たらすごく滑稽に見えるというのを表したいと頑張っているそうです。

こういう新しい場面が作られるところを見ても、今度の『グレート・ギャツビー』では、トム役の比重がかなり大きいようです。

アイス・キャッスルの場面

もう一つぎり(朝霧真)の役で、マイヤー・ウルフシェイム(輝月ゆうま)の手下たちが出る場面、もぐり酒場のアイス・キャッスルでのナンバーの話もしていました。

どうやらここのナンバーで今回初めて宝塚で振付するAKIHITO先生の振付があるようです。

なるほど、フィナーレでもギャツビー邸でのパーティーの場面でもなく、アイス・キャッスルの場面でHIPHOPを踊るんですね〜

2008年の日生劇場版でマイヤー・ウルフシェイム役をした越乃リュウさんを真ん中としたナンバーもすっごくカッコよかったんですが、あれがストリート系のダンスになるということか〜

専科のまゆぽん(輝月ゆうま)を真ん中に月組の男役たちがカッコよくHIPHOPを踊る場面、楽しみでしかたないです。

ゴルフ対決の場面

6月30日のキャストボイスで、ちなつちゃん(鳳月杏)とおだちん(風間柚乃)がゴルフ対決の場面の振付や所作のお稽古について書いていました。

コミカルな部分、真剣な部分の両方があり、初演で振付された尚すみれ先生が今回も振付されて、初演や再演の振りも残しつつリニューアルされた部分もあるんだとか。
尚すみれ先生のTHE 宝塚という感じの振付となるみたいです。

HIPHOPのナンバーといった新しい要素もありつつ、王道の宝塚らしい振付の場面もあって、両方の要素が楽しめそうです。

フィナーレ

初演の杜けあきさんの時はショーとの2本立ての公演だったので、フィナーレはありませんでした。

2008年の瀬奈じゅんさんの時は日生劇場で1本ものとなりましたが、別箱公演ということでフィナーレはなかったです。
カーテンコールでギャツビー邸のパーティーのナンバーを全員で歌っていましたが。

それで今回ははじめてフィナーレが付きます。

娘役の可愛い場面、男役のジャケットを使ったワイルドな場面もあり、退団者の3人の場面の場面もあるそうです。

あと、なにやられいこちゃん(月城かなと)を真ん中にはーちゃん(晴音アキ)とみちるちゃんがくっついて踊る場面があるそうで、そこはみちるちゃんも嬉しくてニマニマしちゃうんですって。

いろいろと盛りだくさんなようで、大劇場公演での豪華なフィナーレも楽しみの一つですね。

退団者について

この公演では夏月都、晴音アキ、佳乃百合香の娘役3人が退団します。
その退団者についても語っていました。

夏月都

なつこさん(夏月都)は副組長です。2018年11月からなので、約4年間勤められています。
それだけに退団の発表があった時はすごく残念に思いました。

みちるちゃんも雪組から組替えしてきてなつこさんにはすごくお世話になったそうで、まだやめないで〜と寂しくて仕方ないと言ってました。
きっと他の組子もみんなそうでしょうね〜

今回はデイジー(海乃美月)の乳母ヒルダ役です。

とてもいい役なので、最後の活躍をしっかり見届けたいなと思います。

晴音アキ

はーちゃん(晴音アキ)の退団もびっくりしました。
95期でまだまだもっと活躍してくれると思っていましたので。

ぎり(朝霧真)とみちるちゃん(彩みちる)もすごく寂しがっていました。

月組の95期ははーちゃんとれいこちゃんの二人だけなので、はーちゃんが退団してしまうとれいこちゃん一人になってしまいますね。
れいこちゃんきっとめちゃくちゃ寂しいだろうなと想像します。

スカイ・レポーターズとしても大活躍だったので退団は本当に残念ですが、はーちゃんのスカイ・レポーターズのお仕事と舞台姿も最後までしっかり目に焼き付けます。

佳乃百合香

もう一人退団するのは101期のよしのちゃん(佳乃百合香)。

彼女のことはこれまであまり知らなかったんですが、ちなつちゃん(鳳月杏)の『CAST〜side-A〜』という番組で出ていて、すごくほんわかしたキャラクターが印象的でした。

ぎり(朝霧真)がよしのちゃんを見ると疲れていても心が癒やされて元気になると話していましたが、本当にそんな感じの娘役さんだなと思いました。

今回役は付いていないのですが、娘役のナンバーやフィナーレで目立つ場面をあげてほしいなと思います。
最後まで月組娘役として輝いてもらいたいです。

 

大好きな『グレート・ギャツビー』という作品が今回大劇場公演として新たな場面も追加され、リニューアルされるのが本当に楽しみです。

先日の制作発表会を見ても、れいこちゃんのギャツビーがあまりにもピッタリきていて、大好きな瀬奈じゅんさんのギャツビーとはまた違ったれいこちゃんのギャツビーが観られるのが待ち遠しくてなりません。

幸いなんとかチケットが取れたので観劇できる予定なのですが、無事に初日の幕が上がって、最後まで完走できますように、心から願っています。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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