一本物のような『巡礼の年』とスタイリッシュな『Fashionable Empire』(花組大劇場公演稽古場情報)

まだまだ先だと思っていた花組宝塚大劇場公演の初日の6月4日が近づいてきました。
タカラヅカニュースでは稽古場情報が放送されましたが、これが放送されるといよいよだな〜という気持ちが大きくなります。

花組宝塚大劇場公演『巡礼の年』『Fashionable Empire』稽古場情報

花組宝塚大劇場公演の稽古場情報では、花組組長に就任したあおいさん(美風舞良)がはじめてれいちゃん(柚香光)と並んで登場し、二人で「はじめまして〜」と挨拶した後「新鮮ですね〜」って言ってました。
そして、あおいさんがれいちゃんのことを「れい」呼びするのもなんか新鮮。

二人でお芝居の『巡礼の年』とショーの『Fashionable Empire』の見どころを語っていきました。

『巡礼の年』の見どころ

・リスト(柚香光)がピアノを弾くシーンが色っぽい(失神必至
・柚香光の人生初の弾き語り
・冒頭のジョルジュ・サンド(永久輝せあ)とのラブシーン
・ジョルジュ・サンドとの恋、マリー(星風まどか)との恋
・ラプリュナレド伯爵夫人(音くり寿)の支配がすごい
・リストを取り巻く女性たちと芸術家たちとの絡み(芸術家たちが鬱陶しい)
・ショパン(水美舞斗)への憧れと嫉妬と執着と愛憎
・「よく言った!ショパン」と誰もが思う物語後半の台詞
・リストの子供時代を振り返る場面、母国ハンガリーの政治や革命など要素が満載
・ナンバーの多さ、場面の多さ、登場人物の多さがまるで一本物のよう
・熱い曲、おしゃれな曲、色気がある曲など楽曲も魅力的

と、気になる見どころがたくさん。

リストの失神必至なピアノ弾き語りシーン

ポスター画像が公開された時に、れいちゃんリストの魅惑的な美しさが話題になりました。そのリストが、冒頭から色っぽくピアノを弾くシーンがあり、「お客様もたぶん失神すると思う」とあおいさん(美風舞良)が言ってました。

リストといえばアイドル的な人気で、演奏中に失神する女性が続出したという逸話がありますからね。

あおいさん曰く「この人は本当にリストなんじゃないかと思う」ほどれいちゃんは自然に弾き語りをやっているそうで、冒頭から引き込まれることと思います。

リストとジョルジュ・サンドとマリー

そして、ひとこちゃん(永久輝せあ)は男装の麗人のジョルジュ・サンドを演じるわけですが、サンドはリストの愛人でもあったのでラブシーンもあるということで…

それもれいちゃんがこれまでやったことがないほど“濃厚な絡み”で、まどかちゃん(星風まどか)が嫉妬するんじゃないかというほどwらしいので、それはすごく楽しみです。

サンドとは似た者同士、まどかちゃん演じるマリーは自分に無いものを与えてくれるピュアな存在だそうで、この二人との恋がこの芝居の軸になるようです。

リストとショパン

それから、マイティー(水美舞斗)演じるショパンも大事な登場人物の一人。

リストにとって神格化するぐらい尊敬し憧れているけれど、同時に嫉妬もあって生涯後を追いかけ続けるのがショパンという存在。

史実によると永久輝せあ演じるサンドはリストと別れた後ショパンの愛人となるそうなので、その辺りも物語で描かれるのでしょうね。

まるで一本物のような作品

ポスターに載っているリスト、マリー、ショパン、サンドの4人が複雑に絡み合って、そこにリストの子供時代を振り返る場面や母国ハンガリーの政治や革命などの要素もあって盛りだくさんな内容になるようです。

二人が言うには、ナンバーの多さやスポットが当てられる場面の多さ、魅力的な登場人物の多さからまるで一本物かと思うほどだそう。

そういえば同じ生田大和先生の雪組『ひかりふる路』も一本物のような作品でしたので、歴史上の人物を描いたところも同じで、あのような感じの作品になるのかなと想像しました。

ポスターのあの世界観も素敵ですし、二人の話を聞いて『巡礼の年』という作品が楽しみになりました〜

『Fashionable Empire』の見どころ

・選ばれししゃれ者たちが集う洗練された帝国の帝王柚香光
・プロローグは柚香光が上から見守る中、永久輝せあがその帝国に誘い込まれる
・バーっと幕が開いて水美舞斗が爆踊り
・衣装が今風でフードが付いている革ジャン、娘役は短いスカート
・ファッションショーのシーンあり、コメディタッチのシーンあり
・柚香光と水美舞斗が女を取り合う
・中詰めは古き良き名曲のメドレーで、ショパンの「ノクターン」もある
・水美舞斗と帆純まひろの濃い絡み
・退団者との場面、飛龍つかさ・音くり寿のパワフルなゴスペル
・フィナーレはハット・スーツ・ロングコートでカッコよさ間違いなし
・若央りさ先生の振付で、娘役もズボンでカッコよく踊る
・最後は稲葉太地先生こだわりのデュエットダンス

と、ショー『Fashionable Empire』も気になる要素がいっぱいありました。
ショーの名前のとおりファッショナブルな帝国が舞台で、れいちゃんはその帝王なんですね〜

水美舞斗と帆純まひろの濃厚な絡み

二人の話でかなり気になったのが、マイティー(水美舞斗)とホッティー(帆純まひろ)の濃い絡みという場面です。

男役同士の絡みってヅカファンは皆んな好きだと思いますが、どんな風になるのかそこはかなり気になります。

退団者の場面

この公演では4人の退団者がいますが、その退団者とのやり取りの場面が素敵だそうです。

ゴスペルの曲で「皆んなで手を取り合って乗り越えていこう」、「今を生きよう」、「一人じゃないんだ」というような温かいメッセージが込められているんだそう。

音くり寿ちゃんや飛龍つかさくんがパワフルに歌うそうで、退団者たちの最後の活躍に胸が熱くなるだろうと思われます。

トップコンビの軌跡を曲にのせたデュエットダンス

そして、デュエットダンスについて多めに語ってくれました。

れいちゃんが言うには「私と星風の今までの軌跡、過ごしてきた時間に敬意を払い、慈しみや感謝の思いを持って今この場に二人で居るということを曲にのせたいと稲葉先生が言ってくださった」そうです。

稲葉先生がデュエットダンスにそういう思いを込めてくださったのが本当に嬉しいと話していました。

いつもなら最後は銀橋に行ってバンってポーズを決めて終わるけれど、今回は銀橋に行かずに曲をフルに踊り尽くして空間を埋めるといったこだわりのデュエットダンスとなっているそうです。

最後二人で銀橋に行って曲の最後にポーズを決めて終わるのがデュエットダンスの王道ですが、それとはまた違った形になるというのがどんな感じになるのか楽しみです。

一本物のようなお芝居とスタイリッシュなショー

お芝居もショーもとても曲が素晴らしいのでそこも楽しみにしてくださいということでした。

一本物のようにいろんな要素が盛り込まれた『巡礼の年』と、スタイリッシュなショー『Fashionable Empire』を心待ちにしたいと思います。
まずは無事に初日の幕が上がりますように!

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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