彩風咲奈・夢白あや・朝美絢で見どころ紹介(『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY』突撃レポート)

先日雪組東京宝塚劇場公演を観て来ました。
その感想は別に書きたいと思いますが、今日はタカラヅカニュースで放送された突撃レポートについてです。

通常なら宝塚大劇場の公演が始まって少ししてから収録される突撃レポートですが、この雪組公演は初日から約3週間中止となっていたので、東京に来てから収録されたんですね。

雪組 東京宝塚劇場公演 『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY』突撃レポート

出演メンバー

雪組スカイ・レポーターズのあすくん(久城あす)とゆきのちゃん(妃華ゆきの)がMCを務め、咲ちゃん(彩風咲奈)・あやちゃん(夢白あや)・あーさ(朝美絢)の3人を迎えて、5人での突撃レポートでした。

コロナ禍の頃はMCが一人とトップコンビの3人だったのが、もうすっかり元の通りの5人での突撃レポートが当たり前になっていて、嬉しい限りです。
この5人でお芝居・ショーともに見どころや好きな場面について語りました。

『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』の見どころ

心霊現象研究協会の場面

咲ちゃんが好きな場面として挙げたのが心霊現象研究協会の人たちと絡む場面。

かせきょー(華世京)やあすくん(久城あす)たち心霊現象研究協会の人たちに出会ってから、盆が回ってあやしい暴漢たちが出てくる流れが楽しいって。

舞台では映像や照明、効果音も追加されて、それが全部楽しいそうです。
毎回新鮮で、毎日初めてその場に行く感じがしているんだそう。

確かにあの場面はわちゃわちゃ感が面白かったです。
ボクシングで暴漢たちを次から次へとやっつけていく咲ちゃんドイルがカッコよかったですしね〜

ドイルとルイーザでホームズを倒しに行く場面

あやちゃん(夢白あや)とあーさ(朝美絢)はシャーロック・ホームズの連載を終わらせるためにあーさ演じるホームズをやっつけに行く場面が好きだと言っていました。
咲ちゃんのドイルがモリアーティ教授に扮している場面のことですね。

完璧なホームズを葬るために、同じく完璧なモリアーティ教授を登場させることを思いついて、ドイルがそのモリアーティ教授に扮しているという設定が面白いなと思って私も観ていました。

この場面は東京に来てからよりコメディタッチになっているそうですが、この収録の日はモリアーティがすごく悪っぽかったそうです。
咲ちゃんはいろんなモリアーティ像があると思うので、突き詰めていきたいと話していました。
今後千秋楽までいろいろ変化がありそうですね。

本のセット

この作品は凝ったセットも見どころでした。
とくにドイルの書斎が本を重ねたデザインになっているのが面白いです。

その本のセットについてのヒミツを教えてくれました。

書斎から繋がる階段も全部本を重ねた形になっていますが、書斎の床が実際のドイルの本の表紙の絵柄になっているんですって。
1階席ではわからないですが、2階席から見るとよくわかるということです。

実は観劇前にシャーロック・ホームズ研究科の北原尚彦さんのXでそのことを知っていたので、注目して観ていました。

一番上の表紙が見えているのがはじめてホームズが登場した『ビートンズ・クリスマス・アニュアル(A STUDY IN SCARLET)』だそうです。
私が観たのも2階席だったので、それがよくわかりました。
さすがシャーロキアンの生田大和先生、細部まで凝っていますよね。

『FROZEN HOLIDAY』の見どころ

客席降りの場面

ショーの『FROZEN HOLIDAY』の見どころとしては、まずは中詰の客席降りの場面です。

咲ちゃん(彩風咲奈)はプロローグの後の場面で最前列の客席まで降りていますが、中詰では降りないで銀橋にずっといます。
でも降りている組子のみんながお客さんと交流しているのを見ているのが楽しいそうです。

私が観劇したのは2階席だったので、1階席の客席降りの様子は全然わかりませんでした。
2階席にも兵隊さんの格好をした下級生たちが来てくれたのは嬉しかったですが、それとともに銀橋に咲ちゃんが残ってくれて、姿をずっと見られていたのもよかったです。

あーさ(朝美絢)とあやちゃん(夢白あや)は元々は降りない予定だったのが、降りたいと自己申告したそうです。
お客さんと間近に触れ合ってコミュニケーション取れるのは特別で楽しいと話していました。

本当にチケットが取れるならぜひとも1階席で観たいものです。

フランク・ワイルドホーンさん作曲の曲の場面

このショーは雪組100周年を祝うショーでもあります。
そのお祝いする曲をフランク・ワイルドホーンさんに書いてもらったのが「SNOW FLOWER WILL BLOOM」です。
メロディも野口幸作先生の歌詞も素晴らしく、歌詞に込められた雪組の諸先輩方への思いやいろんな思いを頭に浮かべながら歌っていると咲ちゃんが話していました。

あーさの「歌って踊っている時にみんな一緒にここにいるんだというのが感じられて幸せです」という言葉も印象的でした。

フィナーレナンバー

咲ちゃんが一番好きな場面として挙げたのがフィナーレナンバーでした。
『ハウルの動く城』の主題歌「人生のメリーゴーランド」をアレンジした楽曲で歌い踊る場面ですね。

咲ちゃんは大階段の上に一人上がって下でグルグル回っているみんなを見ている瞬間があるんだそうで、そこが本当に「人生のメリーゴーランド」だなと思って好きだと話していました。
私もこの場面はすごく好きで、それまでのお祭り騒ぎから一転ホテルのフェアウェルパーティーとなって、少し物寂しい感じがなんともロマンチックでいいなと思っていました。
曲調もすごく合っていましたね〜

退団者について

さて、この公演を最後に退団するそらくん(和希そら)、沙羅アンナちゃん、琴羽りりちゃんとのエピソードについてもみんなで語りました。

咲ちゃん(彩風咲奈)はショーの最初にホテルの支配人としてお客さんを迎える場面で、そらくん扮する神父様とシスター達が来るところの話をしました。
そこは退団者の3人ともがいるので、回転扉の所から背中を見ていていらっしゃいという楽しい気持ちの反面、切ない感情もわいてくるそう。

あやちゃん(夢白あや)はお芝居で、ストランド・マガジン社に来た時にそらくん演じるハーバートに抱きつかれるところを挙げました。
あそこはすごく嬉しいそうで、これからももっと濃厚に楽しんでいけたらなと思っているそうです。
お芝居の中では抱きつかれてすごく嫌がっているんですけどね、中の人は嬉しいそうです(笑)

あーさは退団する3人が今までと変わらず普通でいるので、本当に辞めるのかな?って急に思い出して切なくなるんだそうです。
NOW ON STAGEでも話していましたが、いまだにそらくんが退団してしまうのが信じられないという気持ちなんでしょうね〜

お芝居でもショーでもそらくんが見せ場の場面がたくさんありますが、そういう場面を見る度に私でさえ辞めないでほしいってどうしても思ってしまうので、一緒に作品を作っている仲間ならなおさらでしょうね。
でも退団してしまうことは変えられないので、2月11日の千秋楽まで雪組の仲間と共に楽しい時間を過ごしてほしいなと思います。

  

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