2月9日が大千秋楽ですが、ライブ配信は土曜日の今日2月6日にありました。
9日だと観られないところでしたが、無事に観ることができました!
なんせ東京国際フォーラム公演の評判がとても高かったので、できれば是非観たいと思っていたので。
柚香光『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』ライブ配信感想
一言で言って最高でした!
主役のれいちゃん(柚香光)をはじめ登場人物が皆んな魅力的で、ストーリーもお芝居の間も面白く、ガーシュインの名曲が散りばめられていて、タップなどダンスシーンも素晴らしくて…
タカラヅカニュースで初日映像を観た時の感想どおり、これはれいちゃんと華ちゃんコンビの代表作と言ってもいいでしょうね〜
柚香光のジミーが魅力的♡
まずれいちゃん演じるジミーが可愛いです。
最初はお金持ちで苦労知らず、女たらしでダメ男ぶりが板についています。
これがあの『はいからさんが通る』の伊集院少尉と同じ人かと思うとギャップにびっくりです。
ちょこちょこ下ネタもあって、タカラジェンヌにこれをやらせるの?と驚きましたが(笑)
『ME AND MY GIRL』でもビルとジャッキーとの絡みでそういうシーンがありましたね〜
ソファでジャッキーに迫られてクッションをボンボン叩いたりとか(笑)
あれを上回る下ネタな演技もサラッとやってのけて、れいちゃんのコメディセンスに感心しました。
そんな女たらしのジミーが華ちゃん演じるビリーに出会って恋に落ち、段々と誠実な男に変わっていく様がまた素敵でした。
まあ、最後までなんともダメ男でしたがね〜(笑)
そして、随所にあるダンスシーンが素晴らしい。
ビリーとのタップシーンや皆んなで踊るシーンなど、見どころが満載でした。
華優希のビリーがめちゃくちゃ可愛い
ビリーは酒の密輸を企てるギャングの一味で、つなぎを着ていて言葉遣いも乱暴。
きっと華ちゃんはそんな役は初めてだと思いますが、とても魅力的に演じていました。
ジミーに迫る場面もめちゃくちゃ可愛い。
れいちゃんとのやり取りの息もぴったりで、ゴールデンコンビだな〜と思わせられました。
観劇された皆さんの感想にもありましたが、お歌が格段に上手くなっていて、努力したんだろうな〜と思うと、やっぱり次の大劇場公演で退団してしまうのが勿体ないですね〜
声がいつもよりかなり低くて、可愛さの中にもカッコよさがあり、れいちゃんのジミーよりある意味男らしかった。
華ちゃんにとってとても挑戦の役だったと思いますが、熱演に感動しました。
瀬戸かずや演じるクッキーが弾けてます
組長・副組長がもう一つの『PRINCE OF ROSES』の方に出演しているので、あきら(瀬戸かずや)がこのカンパニーの長なんですね。
さすがに抜群の存在感でお芝居全体を締めているな〜と思いました。
場面場面でのお芝居がすっごく面白いです。
濃いキャラで弾けていて、このクッキー役はアキラ以外考えられないほどぴったりでした。
れいちゃんとの息もぴったりなやり取りが素晴らしかったです!
アイリーン役の永久輝せあ
私がある意味一番楽しみにしていたのがひとこちゃん(永久輝せあ)のアイリーン。
タカラヅカニュースの映像で観た時も思いましたが、すっかり女役さんでした。
本当に綺麗でスタイル抜群でキュート♡
「自称世界一のモダンダンサー」ということで、各場面で謎の動きをしますが、そういうコメディエンヌぶりもすごかったです。
歌声も話す声も女役そのもので、不自然さが無かった。
初めてのお芝居でのひとこちゃんの女役、すごく頑張ったな〜と思いました。
この頑張りが男役に戻った時にまた活かせるだろうと思います。
その他のキャストも魅力的
他にはデューク役の飛龍つかさくんやジェニー役のおとくりちゃん(音くり寿)、ベリー署長役の汝鳥伶さん、ミリセント役の五峰亜季さんなどが各所で大活躍でした。
つかさくんは可愛いキャラで、れいちゃんと同じく下ネタもやったりして。
おとくりちゃんとのコンビがよかったです。
そのおとくりちゃん、歌で聴かせて演技はぶっ飛んでて、さすがだな〜と感心しました。
汝鳥伶さんのベリー署長がすっごく可愛いです。
最後に意外な人とくっついちゃうのも面白かった。
五峰亜季さんはいつ出てくるんだろうと思ってたら、最後の最後に出て来てインパクト大でした。
そして、私が注目したのがエストニア公爵夫人役の鞠花ゆめさん。
『はいからさんが通る』でも如月役でいい味出してましたが、さらにキャラが濃くてものすごいインパクトでした。
2幕のあきら演じるクッキーとの場面は、『ミーマイ』のマリアおば様とビルを、『アーネストインラブ』のブラックネル夫人とアーネストを思わせました。
歌の見せ場も多くて出雲綾さんを彷彿とさせましたよ。
これから再演を重ねていく作品になってほしい
『ピガール狂騒曲』で読売演劇大賞の演出家賞にノミネートされた原田諒先生の才能が光ってたと思います。
元のブロードウェイ作品は初演時にトニー賞10部門にノミネートされた名作です。
宝塚版は配役がぴったりで、ブロードウェイ版よりさらに明るく華やかな作品になっていると評判でした。
『ME AND MY GIRL』を思わせるという評価もいくつか目にしましたが、『ME AND MY GIRL』のようにこれからも長く再演される作品になっていってくれたらな〜と思います。
その初演のコンビとして、れいちゃんとは華ちゃんが長く記憶されたら嬉しいです。
観た後に楽しい晴れやかな気分に浸れる、こういう作品は今の時代に必要ですね。
できれば生で観劇したかったですが、ライブ配信で観ることができて幸せでした。
読んで頂き、ありがとうございました。
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