柚香光、最後の稽古場情報で退団公演『アルカンシェル』を語る

花組宝塚大劇場公演『アルカンシェル』の初日の2月9日がいよいよ近付いてきました。
ということでタカラヅカニュースで『アルカンシェル』の稽古場情報が放送されましたが、これがれいちゃん(柚香光)にとって最後の稽古場情報です(涙)

通常の公演の稽古場情報は1回だけですが、トップスターの退団公演の稽古場情報はPart1、Part2の2回にわたって放送されています。
小池修一郎先生のオリジナル作品なので、これまで公演解説のあらすじしか情報がなかったんですが、この稽古場情報で少し作品の内容がわかりました。

花組 宝塚大劇場公演『アルカンシェル』稽古場情報

まず組長のあおいさん(美風舞良)から
「れいとの稽古場情報はこれが最後となります」
と言われて、れいちゃんたら両手を挙げて「ピヤ〜ン!」というリアクションをしてました(笑)

つられてあおいさんも同じように「ピヤ〜ン!」とやってましたが、この2人の和気あいあいとした仲の良い稽古場情報も最後かと思うと悲しいです。
れいちゃんにとっては憧れていた小池修一郎先生の一本物の作品ということで、なんとも嬉しそうに見えます。

その小池先生のオリジナル作品ということで、日々いろんなことが更新されながらみんなで前に進んでいるという状況だと最初に教えてくれました。
そして、2人で作品についていろんなことを語っていきました。

宝塚王道のレビューシーンがたくさん

れいちゃんが思う作品の印象としては、すごくナンバーが多いということです。

公演の演目が発表された時に、れいちゃんファンの方たちから「ショースターの柚香光の退団公演が一本物のお芝居なのはどうなんだ?」という意見がたくさん出ていました。
でもそこは小池先生がしっかりと考えてくださっているようです。

一幕はとくに宝塚王道のレビューシーンやジャズのナンバーのオンパレードだということです。

プロローグは男役の黒燕尾にシルクハットとケーンでザ・宝塚のレビューといった感じで始まるんだそう。
羽根扇を持った娘役の場面の後、「セプトシャルマン」で脚線美を見せつける男役たちとれいちゃんが一踊りするのが圧巻らしいです。

そしてプロローグの最後には「皆さんご存知のあの曲」で全員で踊るということです。

この作品はジャズがキーとなっているということで、プロローグの後もジャズのナンバーがどんどん続くんだそう。
ま、それだけでもショーひと作品分のナンバーがあるのかもしれません。

主題歌がまたとても素敵な曲なんだそうで、今までに聞いたことがあるようでなかったような新しい曲調なんですって。
それ以外にも素敵な楽曲が多くて、ジャズだけでなくラテンの場面もあるんだとか。

歌って踊りまくる柚香光が観られそうですね~

2カップルの初々しい恋模様

お芝居としては、れいちゃんのマルセルとまどかちゃん(星風まどか)のカトリーヌ、そしてひとこちゃん(永久輝せあ)のフリードリッヒと美咲ちゃん(星空美咲)のアネットの2カップルの恋模様が描かれるということです。

どちらのカップルも初々しいカップルで、淡い恋のやり取りを見ていると思わず顔がほころぶような胸キュンな台詞もあるそうで、そこも大いに楽しめそうです。

マルセルとカトリーヌが部屋のドア越しに喋るちょっとドキドキしちゃう場面があるんだそうで、退団公演にしてまどかちゃんとそういう初々しい関係性の役をさせてもらえるのが嬉しいとれいちゃんが言っていたのも印象的でした。

親子の絆など劇団員たちの人間模様

カップルの恋模様だけでなく、劇団員たちのいろんな人間模様も描かれているそうです。

専科のヒロさん(一樹千尋)演じる道化師のペペとその息子のイブ(湖春ひめ花)との親子の絆は涙なしには観られないとか。
イケイケのハンサムな劇団員たちが国のために立ち上がる熱い場面も見どころだということです。

面白いなと思ったのが、その劇団員たちの稽古場や楽屋裏のシーンもたくさんあるというところ。
それが自分たちの日常と重なる部分があるそうで、普段自分たちの振付の様子とか稽古の様子はそんなにはお客さんの目に触れないので、それを見てもらえるのも見どころの一つではないかと話していました。

タカラヅカニュースなどで少しだけ稽古場風景は映ったりしますが、そんなには見られないものなので、劇中とはいえ見られるというのは楽しみではあります。

敵役の輝月ゆうま

今回れいちゃんの唯一の同期が専科から出演するまゆぽん(輝月ゆうま)です。

まゆぽんの役のコンラート・バルツァーがれいちゃんとどういう関わりのある役なんだろうと思っていましたら、なんとカトリーヌ(星風まどか)を執拗に追いかけ回すドイツの将校の役なんだそうです。
ということは完全に敵役ですね。

カトリーヌがとにかくモテるそうでw、他にもあかちゃん(綺城ひか理)演じるジョルジュもカトリーヌに熱を上げるそう。

まゆぽんのドイツ将校やあかちゃんのジョルジュのカトリーヌへのアタックがキーとなって物語が進んでいくそうなので、そこも楽しみにしていてくださいということでした。

フィナーレ

今回はショーの無い一本物の作品なので、フィナーレも大いに楽しみです。

KAORIalive先生の振付だそうで、まだ振付のお稽古は始まっていないらしく、自分たちもどんなふうになるんだろうとワクワクしているんだとか。
何やら力を入れてくださっている気配がしているって言ってました。

KAORIalive先生の振付は私も大好きですので、とても楽しみです。
きっとれいちゃんのこれまでの集大成のような振りの場面なんかがあるんじゃないかなと期待しています。

柚香光の退団を前にしての思い

この公演はトップコンビの他にも、舞月なぎさ帆純まひろ愛蘭みこ美里玲菜が退団します。
退団者のみんなもそれぞれ見どころがあって、とくに舞月さんやホッティー(帆純まひろ)の役は退団に重なるお芝居もあるんだとか。

そしてあおいさん(美風舞良)から退団に際しての思いを訊かれたれいちゃん(柚香光)

「今はお客様に喜んでいただける舞台を作りたいって思いしかない」
「お客様にあ〜、こんな舞台に出会えてよかった、こんなシーンが観たかったと思っていただけるような作品づくりができるようにという思いがひたすらある」

と答えていました。
マルセルという役について訊かれた時にも

「舞台とは何か?自分にとってのお客様はどういう存在なのか?」

ということが自分とマルセルにつながる部分だとも言っていて、退団という今そういう役をもらえたことへの感謝の気持ちがとても伝わってきました。
もう一つ印象に残ったのが、あおいさんが言っていた

「れいはやることが人一倍あるのにも関わらず、相手役のまどかや周りの人たちに的確なアドバイスを常にしている姿を見ると泣けてくる」

という言葉でした。
それを言われたれいちゃんが

「頑張っているみんながちょっとしたことで変わっていったり発見してくれるのを見るのが私も好きなんです」

って言ってるのも素敵だな〜と思って聞いていました。
トップになってから、その前からだとも思いますが花組の仲間たちのために自分ができることを精一杯やって、一緒に成長してきたという自信がれいちゃんの中にあるんだなと感じた稽古場情報でした。

まだチケット取りはこれからですが、れいちゃんの男役として、トップスターとしての最後の姿をぜひとも観たいなと思います。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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