柚香光が天城れいんに贈った言葉が素敵でした(宝塚カフェブレイク)

今日は宙組東京宝塚劇場公演の一般前売り日でした。
宝塚大劇場公演は千秋楽までの残りの公演すべてが中止になったんですが、東京は今のところ予定通り公演するということなんですね。

私は友の会の2回の抽選、そしていつも応募している貸切公演がすべて落選だったので、もし行くとしたら今日の一般前売りに挑戦しないといけなかったんですが、いつも一緒に行っている友人と相談して今回は見合わせることにしました。

でも多くの人がチケットを求めたようで、公式から予定枚数終了の発表がありましたね。

さて、今日は日曜日ということで宝塚カフェブレイクの放送日でした。
今週まで花組生で、花組生最後の出演者は『鴛鴦歌合戦』新人公演で主演した天城れいんくんでした。

天城れいんの宝塚カフェブレイク

『鴛鴦歌合戦』で新人公演初主演となったれいんくん(天城れいん)は104期生です。
カフェブレイクにも今回が初出演。

でも初出演とは思えないほど落ち着いていてMCの中井美穂さんとも打ち解けて話をしているのがすごいな〜と思いました。

新人公演の時のご挨拶でも考え抜かれた素敵な言葉で立派にご挨拶していて、頭の良さを感じさせられました。

今回のカフェブレイクでも初主演への思い、礼三郎という役についての考え、そして一緒に新人公演の舞台を作ったメンバーへの信頼の気持ちを実に理路整然と的確な言葉で話していたのに本当に感心しました。

もう一つすごく素敵だな〜と思ったのが、番組の最初に中井さんから質問されて話した芸名の由来についてのお話でした。

本名に“雨”という字が入っていて、それにはご両親の「大地を濡らす恵みの雨のように人の心を癒せる人になってほしい」という願いが込められているそうです。
ご両親がそういう願いを込めてくれた本名が好きなので、そこから“れいん”という芸名を考えたんだそう。
いや〜、素敵なお話ですよね〜

その話をするれいんくんのちょっとはにかんだ幸せそうな笑顔も素敵でした。

柚香光が天城れいんに贈った言葉

番組ではもちろん本役のれいちゃん(柚香光)への尊敬の思いもたくさん話していました。

新人公演初主演について「心から尊敬する柚香さんから学ばせていただける幸せで光栄な機会」というように語っていたのが印象的。

そして東京の新人公演の時にれいちゃんから言ってもらった言葉がとても素敵でした。
東京の新人公演の本番直前に舞台に立つのが怖くなってしまっていた時に

「とにかく自分のお芝居をして、お春さんとお客様をギュッと抱きしめてたら大丈夫だよ」

と言ってくれたんだそう。
チョンパで板つく直前に幕の中でその言葉を思い出して「よし、それだけあれば大丈夫だ」と思って出られたのがよかったと話していました。
公演が終わって「あの言葉が自分の中ですごく大きな力になりました」と伝えたら

「お客様は鏡だからね、こちらがこうやって大きく包み込もうと思ったらお客様もすごく温かかったでしょう?」

って言ってくれたんですって。
それまで自分の中でそんな風に思う機会がなかったので、その言葉を聞いて初めて出会えた感覚が嬉しいなと思ったそう。
他にも

「丁寧に繊細に作り上げたんだなというのが伝わって、すごく素敵だったよ」

と褒めてもらえたのもすごく嬉しかったことだそうです。
そんな素敵な言葉を言ったれいちゃんも素晴らしいですが、それを実にまっすぐに素直に受け止めたれいんくんも素晴らしい。
2人の絆もまた素敵です。

れいんくんにとって本当に大きな意義のある経験だったんですね。

番組の最後に中井さんから新人公演初主演を務めて一番残っていることを訊かれたれいんくん。

「はじめて出会う感情や景色があって、大変であってもその責任から逃げ出さずに真っ向から向き合うことで得られる経験や一つ一つが大きかった」
「何があってもみんなが良い舞台を作りたいという一つの目標に向かう矢印が何よりも大切だと感じた」

ということを話していました。
それを話す愛嬌のある笑顔がキラキラしていたのが心に残りました。

以前かられいんくんはとっても可愛らしくて魅力的な男役さんだなと思っていましたが、今回のカフェブレイクでさらに楽しみな男役さんになりました。
これからも注目していきますね。

新人公演は大切だとあらためて思いました

宝塚歌劇はトップスターを頂点とするスターシステムです。
同時に”卒業”があって新陳代謝が行われていますから、宝塚歌劇にとって「次世代」の育成はいつの時代も最も大切です。

「上級生」と「下級生」がいて本公演やそのお稽古だけでなく、「新人公演」という特別な場が設けられて次の世代が育てられています。
私がファンになったばかりの頃、公演日程にある「新人公演」って何だろう…?と思っていました。

多少なりとも宝塚歌劇のことを知った今、新人公演のことを語る下級生の話を聞くたびに下級生にとってというだけでなく宝塚歌劇にとって新人公演のもつ意味がとても大きいんだなと感じます。
今回のカフェブレイクでれいんくん(天城れいん)が話してくれたれいちゃん(柚香光)の言葉もそうですよね。

だからこそコロナ禍で中止された数々の新人公演も先日発表された月組と雪組新人公演の中止も、「残念」という一言ではとても表しきれない大きな損失なのだと思います。

いまいろんな意見があることも承知していますが、それでも宝塚歌劇が宝塚歌劇でありつづけるために、どうか一つでも多くの新人公演の幕が開くようにと願っています。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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