先日「タカラヅカワンダーランド Meet & Greet~77期編~」と「タカラヅカワンダーランド Meet & Greet~95期編~」の公開収録の中止が発表されてしまいましたね。
その前に中止が発表されていた宙組編の場合は仕方ないなと思っていましたが…
このような状況の時に公演はともかくこういうお祭り的なものはやっぱり自粛ということなんでしょうかね。
安蘭けいさん・朝海ひかるさん・樹里咲穂さんのトーク、そしてマイティー(水美舞斗)・せおっち(瀬央ゆりあ)・風ちゃん(妃海風さん)のトークをスカイ・ステージの番組でみられるのを楽しみにしていたので、残念でしかたありません。
タカラヅカニュースも新しい話題がなくて、今日の新しいニュースはストレッチのコーナーと『フレッシュ☆たからじぇんぬ』だけでした。
なので、今日は撮りためていた『リクエスト!スター名場面「月城かなと」』をあらためて見ました。
リクエスト!スター名場面「月城かなと」
この番組は視聴者の皆様が推薦する名場面を、スター本人の想い出とともに綴る番組です。
今回もファンがたくさんのリクエストを送っていて、れいこちゃん(月城かなと)が当時の思い出やエピソードを交えながら語りました。
その中で印象に残った作品、エピソードは…
『銀二貫』
2015年のれいこちゃんのバウ初主演の作品『銀二貫』でのエピソードが感動ものでした。
最後の場面でれいこちゃん演じる松吉が「ワテと関わってくれはりましたすべてのお人のおかげだす」という台詞を言います。
実はこの台詞を言う場面は元の台本にはなかったそうなんです。
谷正純先生が後から追加で作ってくださったそうで、そこの場面の読み合わせをした時に号泣してしまったんですって。
れいこちゃんが号泣していたら一緒に出ていたじゅんこさん(英真なおき)とみつるさん(華形ひかる)も号泣しちゃって、それを見ていた谷先生まで泣き笑いになったんだとか。
れいこちゃんが初主演作品のお稽古で一杯一杯になっていた時に、そんな風に皆様にお礼が言える台詞をもらって、それを稽古場で言えた時にワッと気持ちがほぐれて涙があふれてきてしまったって。
なんて素敵なエピソードなんでしょう。
そのお稽古場の様子が目に浮かぶようです。
『星逢一夜』新人公演
れいこちゃんの最後の新人公演主演作品の『星逢一夜』は私もスカイ・ステージで見ましたが、新人公演とは思えないほどレベルの高い新人公演でした。
その時の思い出も語っていました。
新人公演も担当してくださった上田久美子先生と、ヒロインの彩みちるちゃんと3人で小さい教室にこもって最後の場面のお稽古を何度もしたそう。
身を削って晴興役を演じている本役の早霧せいなさんにどうにか近づこうと、必死で作品への理解を深めたいという思いで挑んだ新人公演だったそうです。
その時のことを今思い返すと懐かしいと語るれいこちゃんでした。
『るろうに剣心』
れいこちゃんの四乃森蒼紫がめちゃくちゃカッコよかった雪組時代の『るろうに剣心』。
やると決まってからはじめて原作を読んだそうで、ビジュアルを含めた蒼紫の再現度がすごく重要だと思って臨んだそうです。
漫画を読みながらこの蒼紫の表情がめっちゃかっこいいとか思いながら携帯で写真撮って、それでポスター撮影に臨んだんだとか。
漫画原作の作品はビジュアルの再現度が高くないと原作ファンの共感を得られないですからね。
それは大変だったと思います。
でも充分再現できていたと思いますし、あの「最強という名の華を添えて」のナンバーはほんとカッコよかったです♡
衣装の話もしていましたが、全身皮で手袋もしていたので空気が抜ける所がなくて熱くて大変だったと。
そして立ち回りのプロフェッショナルの早霧せいなさんと立ち回りをするので、ボーッとしていたら殺られると思って殺気立っていたんだと思うと話してました。
2016年の作品でかなり前のことですが、よ〜く覚えてるれいこちゃんです。
『FULL SWING!』
大劇場トップお披露目のショーで、冒頭のアカペラのところは緊張して早く他のメンバーが出てきてくれないかなと心待ちにしていたとか(笑)
うみちゃん(海乃美月)に宝石を盗まれて地団駄踏むところは羽山紀代美先生からもっと激しくやっていいよと言ってもらったとか。
いろんなエピソードを語ってくれました。
羽山先生の思い出は『BADDY』の時にも話してくれましたが、今は亡き羽山先生との懐かしい思い出が素敵でした。
男役群舞で「今男役してるぞ!」という思いや、「これからこのメンバーでやっていくぞという決意を込めていた」という話も聞けてよかったです。
ちなつちゃん(鳳月杏)と絡む場面、全国ツアーで同じ場面でおだちん(風間柚乃)と絡む場面の全部のバージョンを見せてもらえたのも楽しかったです。
『グレート・ギャツビー』
「朝日の昇る前に」は劇中で3回歌いますが、その3回とも違った歌い方なのが素晴らしいとファンからのお便りにありましたが、まさにその通り。
指揮の塩田先生から「ここで僕が盛り上げるから安心して歌っていいよ」と言ってもらい、毎回アイコンタクトしてその日の心情に合わせて演奏してくださったというエピソードも素敵です。
いろんな場面での演技のこだわりもたくさん話してくれました。
話し始めると止まらなくなっちゃうと言うれいこちゃんがなんか可愛いです。
この『グレート・ギャツビー』は芝居巧者のれいこちゃんの真骨頂とも言える作品だったと思います。
上に挙げた以外にもいくつかの作品が登場しました。
バックに掲示されている舞台写真には『エリザベート』のルキーニもありましたので、『エリザベート』の話も出るのかなと期待しましたが、やっぱり無理だったようです。
海外ミュージカルは権利の問題がありますからね〜
ちょっと残念。
でもいろんな作品の当時の話がいろいろ聞けて楽しい番組でした。
面白かったのが、「ココツボ!」というコーナーで、れいこちゃんのご挨拶の場面が特集してあったこと。
例の「へへへ」という笑い方や、独特のコメントに大笑いさせてもらいました(笑)
来年の7月7日付での退団を発表したれいこちゃん。
今上演中の公演が終わったら、男役のれいこちゃんは1月のコンサートと『Eternal Voice/Grande TAKARAZUKA 110!』だけかと思うととても寂しいです。
来年の7月って、今から冬が始まって春になってその先ってことです。けど、きっとあっという間なんだと思います。
観劇予定だった今回の東京宝塚劇場の公演が休演になってしまったのは、やむを得ないこととは言え痛恨でした(泣)
ライブ配信で残り少ないれいこちゃんの男役をしっかり目に焼き付けたいと思います。
読んで頂き、ありがとうございました。
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